お世話になっております。以下のE-mail(1)~E-mail(3)を発信しました。
E-mail(3)に述べたとおり、昨年は、委員会から「原子力安全に関係しない」という回答があり、申告は不受理となりました。
その後、福島第一原子力発電所事故に鑑み、内部申告に対する原子力安全委員会の審議、取り組み方も変更を余儀なくされていると聞いています。
そこで、E-mail(3)のとおり、添付した再申告書の再審議を原子力安全委員会に申し出ました。しかし、書信またはメールによる返答はなく、申告受理係長藤田亮殿に問い合わせたところ、電話連絡にて「委員会の結論は、昨年から変更無く本申告はすべて『原子力安全に関係しない』案件という結論です」とのことでした。書信での回答を請求すると「上司と相談する」とのことで、その後の回答はありませんでした。再度、書信で回答をし、公開するように請求します。
追伸1)
以下の毎日新聞記事は「原子力安全に関する再申告(4/4)」のうち、不適合業務番号32(18/28ページ)の内部申告に基づき作成されました。この例のとおり、本内部申告は、全て「原子力安全に関する内部申告」であることを連絡申し上げます。
追伸2)
「原子力安全に関する内部申告」の内容を自ら調査検討しないで、機構側言い分をそのまま調査結果として採用し「原子力安全に関係しない」と退ける行為は、結局、内部申告者を摘発する行為になります。この行為こそ、内部申告制度の趣旨に反しており、原子力安全に敵対する行為です。
[毎日新聞記事、2011年6月15日第1面]
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110615k0000m040130000c.html
福島第1原発:安全弁検査ミス…保安院所管法人が見逃す
経済産業省原子力安全・保安院所管の独立行政法人「原子力安全基盤機構」(東京都港区)が08年12月、東京電力福島第1原発3号機の交換用の圧力容器安全弁2台に対する法定検査を誤った手法で実施し、合格させていたことが機構関係者の話で分かった。正常運転時に相当する圧力をかけ放射性物質を閉じ込められるかどうかをチェックしなければならないのに、加圧不足だった。密閉性の低い弁が設置されれば、容器内から規定量以上の放射性物質が漏れる可能性があったという。
機構は翌月、東電からの指摘を受けてミスに気づき、再検査した。実際に2台を取り付けたのは再検査合格後だったため「安全面での影響はなかった」との理由で、公表しなかった。機構は東電の原発トラブル隠し(02年8月発覚)で、保安院が検査結果の改ざんを見抜けなかった教訓から、検査強化を目的に03年10月に設立された。法定検査を実施できる唯一の機関だけに、識者から厳しい批判の声が上がっている。
この安全弁は「主蒸気逃がし安全弁」。直径数十センチ、高さ2メートル弱の円筒状の機器で、3号機には8台取り付けられている。正常運転時は放射性物質を含んだ蒸気を基準値以上に漏らさないよう炉内に閉じ込め、事故時は安全弁を開け、圧力を下げて容器破損を防ぐ。消耗により8台のうち6台を交換することになり、08年12月2、3の両日、安全弁を製造した北九州市のバルブメーカーの工場で電気事業法に定められた検査をした。
機構の検査員2人は、立ち会った東電社員らに指示して、正常運転時の蒸気に相当する圧力の窒素ガスを弁に向けて噴射し、ガスの漏えい量が基準値内かどうかを確認した。6台のうち4台への加圧は適切だったが、残る2台は規定値より各0.55気圧、0.46気圧低い70.38気圧、71.28気圧しか加圧していなかった。東電側の単純ミスだったが、2人はこれを見抜けないまま合格を意味する「良」と判定したという。
東電は機構の検査に先立つ08年11月18日、独自に同様の検査を実施した際に同じミスをしていた。社内の安全審査部門が二重チェック態勢をとっており、機構検査後の09年初めまでにミスを把握した。
安全弁は再検査後、保安院の書面チェック(09年4月)を経て、3号機に設置された。圧力容器の圧力が急上昇した3月13日、正常に動いたが、蒸気に含まれる水素が原子炉建屋まで漏れ建屋は翌日水素爆発した。【清水憲司、酒造唯、川辺康広】
原子力安全基盤機構の工藤雅春検査業務部次長の話 謙虚に反省しており、既に再発防止策も講じた。
===== E-mail(3) ===============================
-----Original Message-----
From: fujiwara_setsuo [mailto:fujiwara_...@ybb.ne.jp]
Sent: Friday, April 08, 2011 2:35 PM
To: 'akira....@cao.go.jp'
Cc: 班目春樹委員長殿
Subject: 原子力安全に関する再申告について
内閣府原子力安全委員会事務局総務課
申告受理係長 藤田 亮様
from 藤原 節男
件名 原子力安全に関する再申告について
お世話になっております。頭書の件、昨年1月、2月に、以下のE-mail(1)(2)を発信しました。
昨年は、委員会から「原子力安全に関係しない」という回答があり、申告は不受理となりました。
昨日電話で申しましたように、福島第一原子力発電所事故に鑑み、申告に対する原子力安全委員会の審議、取り組み方も変更を余儀なくされていると聞いています。つきましては、本メールに添付した再申告書を再度審議いただけますように、原子力安全委員会に申し出をします。
事務局におかれましては、原子力安全委員会への取り次ぎを宜しくお願い申し上げます。
追伸1)このメールに対しての返信は必ずしてください。
追伸2)本件の解説に関する公開ウェブサイト(ホームページ)は次のとおりです。
http://groups.google.com/group/nuclear-whistlebiow-in-jnes
アクセスいただけますようにお願い申し上げます。
===== E-mail(2) ============================
From: fujiwara-setsuo [mailto:fujiwar...@jnes.go.jp]
Sent: Monday, February 01, 2010 4:30 PM
To: akira....@cao.go.jp
Subject: 原子力安全に関する再申告について
内閣府原子力安全委員会事務局総務課
申告受理係長 藤田 亮様
from JNES検査業務部計画グループ調査役 藤原節男
Subject: 原子力安全に関する再申告について
お世話になっております。以下のE-mail(1)を発信しました。
その後、1月29日午後6時30分ころ、貴方より電話連絡があり、
「再審議請求書の名目では委員会事務局としては都合が悪いので、申告書の名目に変更して、申告書として作成してほしい」とのことでした。
ご要求に沿って、添付のとおり、申告書として作成しました。
また、先程、簡易書留にて貴方宛て郵送しました。連絡申し上げます。
===== E-mail(1) ===============================
From: fujiwara-setsuo [mailto:fujiwar...@jnes.go.jp]
Sent: Thursday, January 21, 2010 5:04 PM
To: akira....@cao.go.jp
Cc: 1.藤原 節男jnes
Subject: 「原子力安全に関する申告」不受理に対する再審議請求について
内閣府原子力安全委員会事務局総務課
申告受理係長 藤田 亮様
from JNES検査業務部計画グループ調査役 藤原節男
Subject: 「原子力安全に関する申告」不受理に対する再審議請求について
お世話になっております。頭書の件、「原子力安全に関する申告」不受理に対する
再審議請求書を作成しました。原子力発電所の安全性確保、QMS
の確立という観点から、再審議を請求させていただく次第です。
志をお察しいただき、
原子力安全委員会再審議の手続きをよろしくお願い申し上げます。