追伸1)添付資料「国民性とヒーロー」
ウォールストリートジャーナル2011年6月16日号には、以下の記事が掲載されました。
「元原発検査員、内部文書公表でずさんな実態を告発」
追伸2)添付資料「原発検査員が告発週刊現代6月18日号記事」
週刊現代 2011 年 6 月 18 日号(6 月 6 日発売)でも以下の記事が掲載ありました。
スクープ 原発検査員(灘高-大阪大学卒)が実名で告発
「私が命じられた北海道泊原発の検査記録改ざん」
東電や政府のデタラメさは、今回の事故でよくわかった。しかし、原発の
安全検査がここまでいい加減だとは知らなかった。その道40年のベテラ
ン技術者が明かす、天下り検査機関の驚くべき実態。
追伸3)
「原発は、人間の手でコントロールできるのでしょうか」、大変、むずかしいと思います。しかし、なんとか、できると考えます。福島原発事故の原因は、①東電、規制当局が、津波対策、全電源喪失対策等の設計内事故対策設備設置を怠ったこと、②
東電が、設計外事故対策(シビアアクシデントマネジメント)を無視していたこと、設計外事故に対する設備、マニュアルが無く、訓練もしなかったこと、③しろうと小集団(菅首相、原子力安全委員会班目委員長、東電常務、海江田経産大臣等)が、秘密主義で、迷走して、事故後の処置をまちがえたことです。これらを総括すると、しろうと集団が、原子力発電所システムを支配していて、規制当局(原子力安全委員会、原子力安全・保安院、原子力安全基盤機構、他)、東電、メーカにおいて、倫理観のある理系人間が、手足のように使われていたことに起因します。すなわち、「原発は人間の手でコントロール出来るのでしょうか」の質問に対する回答は「原発は、しろうと集団の手でコントロールできない」しかし
「大変むずかしいけれど、原発は倫理観ある理系人間の手でコントロールできる」ということになります。
倫理観ある理系人間の手で、とことん、地震対策、津波対策、他の諸々の対策をして、原子力安全を確保することが肝心です。しかし、今の日本の規制当局、電力、メーカの理系人間は、大概、原子力安全文化、品質マネジメントシステム、畑村洋太郎提唱の失敗学(事故再発防止対策)を理解していない。中国がワイロの文化だと聞きます。それと同じように、日本の官僚社会、株式会社、すなわち、縦割り社会システムも、原子力安全文化を担うには不適切です。今のような日本社会システム(規制当局、電力、メーカ)には、原子力発電を任せておけない。日本の病巣は、根が深い。根本からの治療が必要です。
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藤原 節男(Fujiwara Setsuo)
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