公式の説明はCLL4.6であって、その内容が自己矛盾を含むのですから、公式の答はありません。
は非公式の説明です。このページは
からmediawikiに移植して編集されたものであり、元のページはFAQ
からのまとめです。
以上のことから、
- 公式には答がない
- 非公式には 「brod-がrafsiとして定義されない」という意見がある
と言えます。
brod-がrafsiであるかどうかは、rasfiを意義素と見なすか形態素と見なすかによって異なる場合があります。
1. rasfiを意義素と見なす場合
意味の定義された単語が一意に決まるように対応付けされているものだけをrafsiと呼ぶならば、「brod-がbrodaだけに対応し、brode以下は4文字rafsiを持たない」などの、brodV間の差別的事態を避けるべきだという意見はあり得るので、その場合、brod-はrafsiではありません。
2. rafsiを形態素と見なす場合
形態論で識別されるrafsi形をrafsiと呼ぶならば、brod-はrafsiです。対応しうるgismuが定義されていない tang-などもrafsiです。
FAQの説明は1の考えに基づいた答だと思います。
実際には、2の考えに基づいて brod- がrafsiとして使われている例があります。
以下の例では、試験的gismuの指標として、brod-r-を接頭してfu'ivla化することを提案しています。
以下の例では、公式には5個の要素しか無いbrodV空間の拡張のために、za'eの意味を持つrafsiとして、 brod-を接頭してfu'ivla化することを提案しています。
以下の例では、形態論の話をするために、任意のgismuの4文字rafsiを代入するべきところにbrod-が使われています。
また、camxesなどの構文解析器は必然的に 2の考えに基づいて brod- を rafsi として解析しますが、
単語の定義を呼び出している jbofi'e や jvozba でも、2の考えを採用しているようです。
おもしろいことに、 「brodybroda」と入力すると、 jbofi'e は brod- を brodu と見なしている一方、 jvozba は brod- を broda として分解します(jvozba 合成の方では、どの brodV のrafsi候補にも brod- が含まれています)。