以降、“「H(ω)ならば、R(ω)である」--- ないしは、「H(ω)が起こるとき、
R(ω)が起こる」--- 確率”を、簡単に、(HDR)で表わすことにします。
A(ω)と B(ω) とが別の事象であれば、それらの"帰結"としての R(ω) は同じ
であったとしても、(ADR)と(BDR)とは必ずしも等しいわけではないことは
言う迄もないでしょう。
さて、Quiz 1 <3DB28F4B...@apionet.or.jp> に話を進めましょう;-
これは、“ベルトラン(フランスの数学者:Joseph L.F. Bertrand, 1822-1900)
の逆説”と言う、≪確率論を多少つっこんで勉強したことのある人にとっては
“お馴染みの問題”≫ を「(少しばかり)変形したもの」です。
# “ベルトランの逆説”そのものは、手近かなところでは、『確率・統計入門』
(小針あき宏 著,岩波書店,1973)の pp.6-9 に載っています。
尚、私は、かつて、この本を書店で見たことはあったのでしたが、立ち読みした
程度で、購入してはおらず、手元に無かったので、この投稿記事を書く為に(!)
わざわざ注文して入手したのでした。ヽ(^。^)ノ
普通、“ベルトランの逆説”は、≪「同様に確からしい場合」をどう解釈するか
によって、3つの“正解”がある≫ とされていた筈なのですが、今回、上記の
小針 氏(39才で夭折とのこと)の著書を読んでみたら、面白いことに、第4の
“正解”もあるとされていて、その「第4の“正解”」とは、≪この確率の値は
不定である。アハハ。≫ というものでした。 (影の声:フテー奴だ!)
この「第4の“正解”」というものも、人をして「(一見、)ナルホドなぁ~」と
思わせるものなのですが、しかし、私は『(この「第4の“正解”」なるものも
含めて)従来の見解は≪誤りである≫』との結論に達しました。
結論から言えば、Quiz 1 の正解はただ1つであり、それは 0.75 です。
「正解がただ1つである」ということの理由については、今まで書いて来たこと
の中にヒントが隠されています。
追って、記事にする積りですが、「何故、正解がただ1つであって、それが
0.75
であるのか?」については、暫く、≪クイズ≫ として、置いておこうと思います。
ご健闘あれかし。
Good Luck to You All (except "Stupid_Shingo"
and "Kusogaki_Kas") !
M_SHIRAISHI @The_New_York_Academy_of_Sciences
M_SHIRAISHI wrote:
> 「何故、正解がただ1つであって、それが 0.75 であるのか?」 について
> は、暫く、≪クイズ≫ として、置いておこうと思います。
>
> ご健闘あれかし。
時間はだいぶ経過したけど、誰もこの≪クイズ≫*には*挑戦する“勇気”が
無いの?--- 従来の通説を覆す「画期的なもの」となる筈なのに。 ヽ(^。^)ノ