[selected by Rael] ポルトガルにおけるドラッグ: 解禁はうまく機能したのでしょうか?

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May 18, 2009, 5:53:21 AM5/18/09
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■. ポルトガルにおけるドラッグ: 解禁はうまく機能したのでしょうか?
(ラエルサイエンス英語版5月6日配信分)
http://www.time. com/time/ health/article/ 0%2C8599% 2C1893946%
2C00.html? xid=rss-topstori es

2009年4月26日日曜日:マイア・ツァラヴィッツの報告

その首都(アムステルダム)の喫茶店は、マリファナの煙で、麻薬常用者や大学生の間で悪名高いの
ですが、オランダは実際には、大麻を一度も合法化したこ
とがありません。 ただ、オランダは、喫茶店に対して、それらの法を単に執行していないだけです


実はポルトガルです。2001年に、マリファナ、コカイン、ヘロイン、およびメタンフェタミン
(覚醒剤)を含むドラッグの個人的所有に対して、公式に
すべての刑事罰を撤廃する最初のヨーロッパの国になりました。

ポルトガルのドラッグ問題を担当する、国の委員会の勧告で、拘置期間はセラピーの提供となった。
刑務所の恐怖が、中毒患者を地下に隠れさせ、そして、投獄は治療よりも費用がかさむという論拠で
ある。当然、ドラッグ中毒患者に健康になるサービスをし
たほうがいいでしょう。
ポルトガルの新しい管理体制下では、少量のドラッグ保持で罪になった人々は、心理学者、ソーシャ
ルワーカーや法律アドバイザーなどから構成される陪審団
へ送られ、拘置の代わりに、適当な治療を決定される。(それは、刑事上の刑罰にならないかもしれ
ない)

2009年、世界で最も影響力のある人々100人、を参照ください。

問題は、この新しい方針が、うまく機能しているかということです。
同時に、貧困で保守的でカトリック教徒が大多数のこの国で、批判がでています。
ドラッグ所持の解禁は、この国を"ドラッグを求める旅行者"を導き、ポルトガルのドラッグ問題を悪
化させる。そして、ヨーロッパで、最も危険度の高いド
ラッグの使用問題を引き起こすと。
しかし、最近、自由主義シンクタンクの「Cato研究所」から出された報告書によると、別の側面を示
しています。

4月にCatoから出された報告書によると、ドラッグの個人所持の解禁後、5年間で、ポルトガルの1
0代の世代の不法ドラッグ使用は低下し、また汚染し
た注射針の回しによる、新たなHIV感染の割合も低下したということです。一方、薬物中毒患者の治
療数は、倍増したということです。

この調査を指揮したグレン・グリーンワルド氏(弁護士、作家、影響力のあるポルトガルの話し手)
は、すべての測定基準を判断すると、ポルトガルにおける
このドラッグ所持解禁は、明らかに成功であると話した。また、たぶん他の西欧諸国のやり方よりも
ずっとうまく、ポルトガル政府がドラッグ問題を管理、統
制することを可能にしたと述べた。

ヨーロッパ連合や米国と比較して、ポルトガルのドラッグ使用者数は、顕著である。
解禁によって、ポルトガルは、15歳以上の生涯のマリファナ使用率において、E.U.の中で、10%
にとどまる最も低い率となっている。
米国における、最も比較すべきその数値は、12歳以上で、39.8%にもなっている。比較的に、
より多くの米国人は、コカインを使用し、ポルトガル人は
マリファナを使用している。

Cato報告は、ポルトガルで、2001から2006年の間、第7学年から第9学年の者の間で、何ら
かの不法ドラッグ使用の率が、14.1%から10.
6%に低下し、また、より年配の10代のドラッグ使用も減ってきていると報告している。
16歳から18歳の間の生涯ヘロイン使用率も2.5%から1.8%へ低下している。
(しかし、マリファナ使用率は、この年代グループでは、少し増加しているが、、、)
1999年から2003年の間、ドラッグ使用による新規HIV感染者は、17%まで落ち込み、ヘロ
インや同様のドラッグによる死者は半減以下となってい
る。
さらに、ドラッグ中毒患者にたいする、メタドンやブプレノルフィンによる薬物治療は、解禁後、6
040人から14877人に増加し、ドラッグ解放治療の
ための増加する基金を強制的に確保している。

ポルトガルのケースは、メキシコにおける、増加しているドラッグにまつわるギャング抗争のあふれ
出る暴力に立ち向かっている、米国の法律制定者たちに興
味を提供している。米国は、長い間、厳格なドラッグ政策キャンペーンを実施しており、唯一のドラ
ッグ禁止の国際間条約を支持している。それは、ドラッグ
の所持や売買にたいし、市民に、世界で最も厳しい処罰を科すというものである。
しかし未だに、米国は、コカインとマリファナ使用の割合が、世界で最も高いのである。一方、E.U.
の大部分(オランダも含み)は、米国より、より進歩
的なドラッグ法があり、よりドラッグの使用が低いのである。

「我々は学習できます。誰かが解禁を実施したとき、反対することを止めること、そしてドラッグ消
費において、反ユーザーの強制はより効果的なものをもた
らさないということを、真面目に検討すべきである。」と、マーク・クライマンは言っています。
彼は、近著「ブルートの力が失敗するとき:より少ない罪と罰」の著者であり、UCLAのドラッグ方針
分析プログラムのディレクターでもあります。
しかし、クライマンは、ポルトガルの事例は米国の現実的なモデルではないと思っています。それは
、この両国の規模や文化の違いがあるという理由です。

しかし、米国において、ニューヨーク、カリフォルニア、マサチューセッツなどの州の監督スタッフ
たちのなかで、過度の刑罰的なドラッグ法の検討にある動
きがみられます。
最近、上院議員のジム・ウェッブと、アーレン・スペクターは、ポルトガルのようなものではなく、
国の委員会を作り、その機関が刑務所の改革を行い、ド
ラッグに関する量刑の宣告を精査することを、議会に提案した。

4月初旬、Cato研究所で、グリーンヲルド氏は、大方のアメリカのドラッグに対する方針の議論は、
より寛大なドラッグ対応政策の効果における、実証的
な事実よりも、"空論と吹聴の恐れ"に基づいていると、主張した。
また、ポルトガルにおいては、その効果は、国の第一の公衆健康問題となったものを、沈静化させた
ことだと述べた。

家族や社会生活におけるこの衝撃的影響は、解禁の以前よりもずっと低くなったということですと、
ジャオ・カストロ・ブランコ・ゴラオ、ポルトガルの"ド
ラッグ皇帝"こと、ドラッグ・薬物中毒研究所の長官は述べた。さらに、同氏は、警察が、今はもっ
とハイレベルな取引業者や、大量の薬物を捜査することに
注力できるようになったと述べています。

マリーランド大学で、犯罪学と社会政策の教授である、ピーター・ロイターは、クライマン同様、こ
の件に関し、懐疑的である。彼は、Cato研究所の声明
を、しぶしぶ認めた。ポルトガルのドラッグ解禁は、明らかに的を得ている。ドラッグの使用は上昇
してはいないと。
しかしながら、彼は、ポルトガルは小さい国だし、どのような政策が行われようとも、ドラッグの伝
染は繰り返す性質があり、ヘロインの使用や死亡者が増加
するかもしれないと述べている。

Cato報告書の著者、グリーンヲルド氏は、最初のポイントを強調している。すなはち、ドラッグ解禁
は、ドラッグの使用の増加を引き起こしていないと、
データは示している。
だから、社会や政策策定者がドラッグ解禁について最も関心を持つべきであり、討論を起こさせる主
要な容認であると述べている。




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マイトレーヤ・ラエルからの注意:
知性を最大限に活用しない人々に告げますが、一部の記事にある『selected
by RAEL』という標題は、その内容に同意したり支持していることを意味す
るものではありません。『selected by RAEL』は、人々が考えたり行ってい
ることについて、この惑星の人々が知るべき重要なものであると思うもの、
ということであり、たとえ彼らが考えたり行動していることが、まったく愚
かで私たちの哲学に反する場合であっても、ということです。アメリカでの
雨乞いという愚かなキリスト教原理主義についての記事を私が過去に選出し
た際、天気を変えるために祈ることを私が支持している、と考えるほど愚か
なラエルサイエンスの読者が一人もいないことは、私も承知しています。で
すから、薬物や反セム主義、反ユダヤ主義、人種差別主義、修正主義、ある
いは宗教団体に対する憎悪感の扇動、などを支持する記事や、その他一切の
愚かな記事を私が選出する際は、私がそれらを支持しているということを意
味するものではありません。それは単に、すべての人間が知っておくべき重
要なもの、ということを意味しているだけです。常識、これは通常は私たち
の読者の間でとてもうまく働いているものですが、それを使えば理解するに
は十分です。薬物の非犯罪化に関する最近の記事のように、さらにはっきり
とさせる必要がある際にはコメントを加えますが、今回の場合はとても明確
なものでした。つまり、私はすべての薬物の非犯罪化を支持します、という
のも、意気消沈して悲しみに暮れる人々(意気消沈して悲しみに暮れる人々
だけが薬物を使用するのですから)を刑務所に送り込み、犯罪歴を残して彼
らの人生を破滅させるのは愚かな事だから、ということです。それは、医療
目的を除いていかなる薬物も使用してはならない、とはっきり述べている
“メッセージ”に修正を加えることを意味するものではありません。同様の
事は、絶対的なものでなければならない表現の自由についてもあてはまりま
す。改めて言いますが、反ユダヤ主義、反セム主義、人種差別主義、あるい
は一切の反ラエリアン主義に私が同意する、ということを意味しているの
ではもちろんありません。しかし、価値観に異を唱える人々や敵を知ってお
く事で、彼らと闘うためのより良い準備を整えておく事ができます。もちろ
ん、愛と尊重、そしてフランスの哲学者であるボルテールの素晴らしい文を
心に秘めながらです。『私はあなたの言うことには同意しませんが、あなた
がそれを言う権利は、死ぬまで守るつもりです』

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 「倫理」とは、神を信じる保守主義者や伝統的宗教が科学と新しい技術を
怖がらせることによって、人類を無知と蒙昧の中に囲い込もうとする最後の
あがきにすぎません。

私たちの祖先が歴史と呼ぶものには、輝かしいところは何もなく、それ
は過ちと非寛容と暴力の寄せ集めでしかありません。

 100%自由な新しい技術と科学を擁護しましょう。それは人類を神話、
昔からある恐れ、病気、死、そして労働から解放するのです。

Rael
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