中国の国家品質獲得検査検疫総局の食品生産監督管理部門の責任者が2日自殺した、と香港紙が報じている。
中国当局は、「まだ、事実関係を確認していない」ととぼけているが、そういう言い方は本当なのであろう。
日本で発生した「メタミドホス」による餃子食中毒事件は、うやむやなままにされているが、6月に同じ天洋食品製の餃子を食べて中国でも中毒が発生していることを考えると、この自殺と餃子事件は、どこかでつながっていると考えざるを得ないのだ。
どういうつながりなのかは分からないが、中国での再調査は、日本との関係から避けては通れない問題であるから、この自殺の背景にある問題を含めて、一刻も早く真相の解明をし、正直に日本に報告することを望みたい。
この問題については、北京五輪の開会式に出席した福田総理が胡錦濤主席と会談した際にも持ち出し、主席も厳正な捜査を約束しているから、期待できると思う。
村上新八