【YR:Vol.904】
2019年6月3日
吉田雄人のユーティングレポート
■NPO法人なんとかなるの総会を開催しました■
昨日の6月3日に、NPO法人なんとかなるの総会を開催しました。1年間の活動報告と決算、そしてこれからの計画と予算、すべてご議決いただきました。
そして今回もものすごく好評だったのが、昨年の総会に引き続き、少年院・刑務所を出たことのある若者3人に登壇をしてもらって、赤裸々に思いの丈を語ってもらったことでした。
まず、私から少年院や刑務所などの施設の中でのことを、少し笑いを交えながらインタビューし、その後、施設を出た後のことを聞いていきました。
一番最初に聞いたのが『「臭い飯」とかっていうけれども、本当にそうなのか?』ということ。これには、全員が「不味くはないけれど、薄味」という答えでした(笑)。なんと一人が入っていた刑務所では「毎週一度はカレーが出た」ということで、会場がどよめきました(笑)。
『何が一番大変だったか?』という質問には、『人間関係に苦労した』と、口を揃えての答え。噂話や陰口が原因でケンカになることもあったそうです。逆に『何が役に立ったか?』という会場からの質問には、『資格が取れたのが良かった』ということでした。
施設を出た後の話には、私もすごく感じ入りました。『出てから一番楽しかったことは何か?』という問いかけには『宮入さん(NPO法人なんとかなるのスタッフ)が、迎えに来てくれたこと』という発言があったり、『ずっと連絡の取れなかった母親と、電話で話すことができたとき』という回答があったり、なかなか複雑な環境だったのだなと思いました。実際に、虐待経験を赤裸々に話してくれた若者もいて、やるせない気持ちにもなったりしました。ただ、その中で『将来への展望』という質問には、『独立』とか『若手の育成』という言葉が出るたびに会場から拍手がわき起こり、また、出所後3ヶ月の若者からは『一つ一つ仕事を覚えていきたい』という発言に重ねての拍手が起きて、とてもいい雰囲気の中で終了しました。
「少年院を出ました」、とか、「刑務所に入ってました」、という過去は、確かに変えることはできないかもしれませんが、未来を見るときにその過去に縛られる必要はなく、周囲の理解と見守りさえあれば、やり直し立ち直っていくことができる人間性に触れることができたのは、本当に良かったです。
総会では、議案書記載の数字などについて厳しいご意見などもいただきましたが、そういったことも糧にして、新しい年度も頑張っていこうと思います。
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