馬毛島移設反対署名は支離滅裂

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yona

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Jul 14, 2011, 10:40:51 PM7/14/11
to 屋久島再生
熊毛地区の各首長と議長の名で、反対署名用紙が各戸に配られています。
ところでこのやり方はフェアではないと思います。
もし、誰かが逆に賛成署名を集めようとした時、
同じように行政組織を使って配布してもらえるでしょうか。

それはともかく、私はこれを読んで唖然としてしまいました。
熊毛地区を代表する人たちのレベルの低さには驚嘆します。

まず前文から、この地区は農業漁業そして観光振興で、
豊かに暮らしているようなことが書いてあります。
実際は農業漁業は長年に渡って衰退しつつあり、
頼みの観光業ですら近年は落ち目になっています。
そして過疎高齢化が進んでいます。
それなのに、現実に責任を持たなければならない政治家たちが
よくもまあこんな浮世離れしたことを言えるものだとあきれるばかりです。

そして「基地経済に依存した町つくりでなく」と書かれています。
しかしそれが嫌なら交付金など貰わなければよいだけです。
農業漁業観光で十分豊かなのだから貰う必要はないでしょう。
もし農業漁業観光に被害が出るのなら、それを厳密に計算して、
その分だけ補償してもらえばよい。
それなら基地経済に依存した町にはならないでしょう。
必要以上に貰うから麻薬のようになってしまうのです。

先を読んでいくと、次の言葉がありました。
「種子島、屋久島には戦闘機の爆音は似つかわしくない」
これは地域エゴ丸出しです。
裏を返せば、爆音が似つかわしいところに持って行けということですから。

特に驚いたのは屋久島の観光被害について、防衛省側から、
騒音などはほとんど影響がない、40kmも離れている、
ハワイでは10kmのところに基地があるがイメージが低下しているとは言えない、
といった回答があり、それに対して対策協議会側は
「あまりにアメリカ的発想」と切り捨てていることです。

アメリカ的発想?!こんな言葉を今の世で聞くとは思いもよりませんでした。
そもそも議論とは、事実を元に正当な論理を組み立てることです。
日本の産業が発展したのも、ノーベル賞をいくつも貰ったのも、
皆、世界共通の原理に則ってやったからです。
それを否定して、では日本的発想というのは何なのでしょうか。
ここには「祖先から受け継いだこの自然の恵沢を軽視してはいけない」
としか述べられていません。
これは何を言いたいのでしょう。
想像するにどうも「聖地に近付くな」と言いたいようです。
それは日本的発想ではなく世界中の未開人の言う共通の言葉です。
もちろん未開人といえども本当の信仰は尊重されなければなりません。
しかし屋久島の自然はそれほど信仰され守られてきたのでしょうか。
実際には奥岳の懐深く、縦横に林道が作られています。
めぼしい屋久杉はほとんど切られ、役立たなかったものが残っているだけです。
屋久島の自然を潰してきたのは自分たち自身でしょう。
そして今また観光用にとんでもない道路を2本建設中です。
貴重な自然を広範囲に潰し、排気ガスを充満させようとしています。
それなのによくもまあ40kmも離れた施設に文句を言えるものだとあきれ果てます。

この資料は、熊毛の人は良識も常識も無いエゴイストだと、
自ら証明しているようなものです。
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