電気料金の改定

[yona]

屋久島南部地域で電気料金の改定が検討されているそうです。
というより、ほぼ決まりで7月頃実施の予定だそうです。

一部で、値上げになるという噂が広まっているようですが、
これは値上げでなく改定です。
ただ料金が累進化されるため、たくさん使う人には値上げですが、
少ししか使わない一般住民にとっては値下げになることもあるそうです。

新料金体系は北部地域の現行に合わせたもので、
電気の全島統一への一歩と言えるでしょう。

まず基本料金が、現在は400円固定ですが、
10アンペア270円刻みになるそうです。
一般住民だと20アンペアで契約している人が多いと思いますが、
それだと270円x2=540円で140円値上げですね。

次に使用料金は、現在は1kwhあたり21.5円ですが、これが3段階になり、
120kwhまで18円ほど、280kwhまで21円、それ以上だと22円の予定だそうです。
計算すると月に120kwhしか使わない人は420円も値下げになるので、
基本料金の値上げ分を相殺しても余りがあります。

我が家は冷暖房など、ほとんど電気を使わないのですが、
台所のコンロがIHヒーターなので、
30アンペア契約で使用量が280kwh前後です。
計算してみると総額6700円くらい、月に300円近い値上がりになります。
しかしまあガス代がゼロだからこのくらいは仕方ないかもしれません。
（風呂は灯油ですが、平均すると月に1500円くらい、燃料費はこれだけです）。
この島ではガス代が高くて一般家庭でも1万円くらい払っていると聞きました。

さて、以上の話は個人的に直接聞いて判りました。
なぜ電気組合はこんな大事な話を公表しないのだ、と言ったら、
各区長に説明して、区長から区民に伝えてもらっているそうです。
しかし実際には間違った話が流布しています。
今度の大災害でも判りますが、風評被害というのは恐ろしいものです。
都会では何でもそれぞれのサイトできちっと説明するのが常識です。
島ではネット人口が少ないからと言い訳されそうですが、
たとえ少なくとも確かな情報がそこにあることが判れば、
風評の流布に対する防波堤になるのですが。

[yona]

電気代の値上げ、このくらいは仕方ないと書いたのは誤りでした。
本土と比べるともともとかなり割高なのが、
是正されるどころか、さらに嵩上げされたわけですから。

また多くの公機関で、ネットでの公表は、
この島では使える人が少なく、やっても仕方ないと言っているのは、
できない、やらない、やりたくないの言い訳でしかないと思います。