Tsuda さん
レビューをいったん終えましたが、更新する前にKatoさんや皆さんとご相談したいことがあります。actionに関してですが、私自身はactionは一種の処理単位として、通常のfunctionとは分けて理解してきました。というのも、以前かじった、Grails(Java/Groovy Flamework)では用語定義にアクションがあり、Rails(本家Ruby)はあまり詳しくありませんが、やはりactionが用語としてあったと記憶しています。
web2pyはそのようなフレームワークも参考としていると思っていますが、このドキュメントの最初の方ではfunction(action)という記載があり、用語定義の意図も感じられます。もちろん、actionはfunctionであって、訳としてはコードでも関数でも機能でもあるのですが、状況によってはアクションの方が良い場合もあるのではないかな、と考えています。また、用語としてアクションであればなおさらです。ご意見、お聞かせください。
Kato
Tsudaさん
大変だったでしょう。ご苦労様です。
actionについてですが、私は他の言語のフレームワークに詳しくありませんが、actionという用語があるものもあるのですね。なるほどな勉強になります。
web2pyに関しては私は、用語として定義されている箇所を見たことがありません。というより、web2py book の章によって、actionを多用しているところと全く使っていないところがあります。私が関わったところで具体的に多いのが、10章12章辺りで、ほとんど使っていない所が5章6章辺りです。
これは何を意味するのかと考えたところ、文章を書いた人の性格に依るのではと思いました。actionを多用する人は何でも便利だからactionという単語を使う、だから使わない人は全く使わないという推測です。
問題は日本語にした時にアクションでは意味がわからないということです。用語として確立しているならアクションとして良いのですが、そうでないなら、何でもactionを使っている文章は徹底的にアクションを止めた方が、分かりやすいのでは、と個人的には思っています。
Chiba さん
Actionの翻訳方法についてMassimo本人に直接メールを投げてみました。 : ) その結果で判断しましょう。少々お待ちください。
返答がきました。
結論から言うと、特に決まりはないのでお任せするそうです。
私はというと「アクション派」です。というのも、web2pyはdjangoとRuby on Railsをベースにできていますが、
Ruby on Railsではアクションは特別な意味を持つ言葉で、用途にも関してもweb2pyと同じです。私は以前、
Ruby on Railsも勉強がてら試したことがあるので、「アクション」という言葉がすんなり来ます。
http://enterprisezine.jp/article/detail/858
みなさんいかがでしょうか?
ふつうにはactionをすべて「アクション」というのも訳としては乱暴と思いますので、方向としてはOmiさんのご意見のように文脈に応じた適切な混在(難しい!)が妥当だと思いますが、結局、どの用語で理解しやすいか否かは個人のバックボーンによっても異なりますので、今は訳者を優先したいと(私は)思います。最終的にweb2pyを使う人が分かるのがいちばんですが、まだ先は長そうな気はします。
用語訳については、新しい概念もあり、また全体に及ぶものなので、4版翻訳はこのまま進めるとして、終了後にでも検討の場を設けてはどうかと思います。(まだ、あまり熱いことにもなってませんし。)現状は明確な索引は無いようなので、それに類するものを作りつつ継続的に定義しても良いかとも思っています。もちろんweb2pyのシステムを使って。
2012年5月1日13:18 Omi Chiba <ochi...@gmail.com>:
当初翻訳を始めた時には「無いと有るではかなり違う」という考えの元
とにかく日本語になっていれば何とかなるだろうという気持ちでいましたが、
たくさんの人に参加してもらって、もう一段高い品質で翻訳するべきかも
という状況になってきたのではと思います。
"action"に限らず文書全体を通じてその品質を保つには、ツールの利用が
不可欠かなと思います。OSSでは"OmegaT"というツールがよく使われて
いるみたいですが、触った事もないので実力は未知数です。
参考資料
http://www.slideshare.net/translyucent/ss-11475013
2012年5月1日16:31 Mitsuhiro Tsuda <mi.t...@gmail.com>:
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NAKAGAKI Kenji
mail:nakak...@gmail.com
twitter:@nakaken0629
facebook:http://www.facebook.com/nakaken0629
# products_controller.rb class ProductsController < ApplicationController def show @product = Product.find(params[:id]) end end
Railsの規則により、コントローラクラスの名前は必ず「Controller」で終わらなければならず、コントローラの名前(products)と分離してはなりません。
コントローラクラスのインスタンスメソッドは「アクション」と呼ばれます。
# default.py def show(): return dict(row=db.products(request.args(0)))
「アクションとは、ユーザーのリクエスト(あるいはURL)に応じた処理の単位です」とあります。(「Grails徹底入門」, 発行:翔泳社, 2008)
言語が違うので、あくまで参考までの話ですが、次のようにコントローラは記載されます。
class MyController {
def アクション名 ={
// 処理の記述
}
}
(以下は私の現状の理解なので、誤りもあるかもしれませんが、)
web2pyではコントローラのファイルの中身はPythonの関数ですが、表示に直接に結びつく関数は特にdictで値を返すように記載されており、(そればかりでもありませんが、)viewと結びつくようになっています。関数ではありますが、多少特別な意味はあると思います。これらはRails等のフレームワークのアクションに相当すると考えると理解がしやすい人もいると思います。定義にするほどでは無いが、区別できるというふうに考えています。
そういうこともあって現在、chap03をレビューしていますが、最初の方でactionの「ささやかな」説明があります。この章ではアクションと訳されていますが、こちらはそのまま進めることにします。
web2pyフレームワークの概念はとてもおもしろいので、こうしてレビューしているといろいろと新たな発見もあります。用語はどこまでが読者(範囲は狭いでしょうが)によって既知であるかも年々変化してゆきますし、独自の概念をどう訳すかはもっと議論をしてもいいかなと思います。翻訳とは別にでも少しずつ進めてゆきたいものです。
2012年5月2日9:00 kato <hi21a...@yahoo.co.jp>: