Web MIDIユーザーが日本で最も集まっていると思われるこのグループでアナウンスさせてください。もし、運営的にNGでしたらお知らせください>かわいさん
Chrome 62からの変更です。Portをopenした際に配送されるMIDIConnectionEventですが、今までは同期的に配送されていたのですが、仕様的には非同期で配送する事になっていたため、仕様に合わせた実装変更を行いました。
具体的な例ですと、MIDIPort.open、MIDIOutput.send、MIDIInput.addEventListenerなどを呼んだ際、関数が返る前にMIDIAccess.onstatechangeなどが呼ばれていました。これが、関数が返り、後続のJavaScriptが処理を戻した後に呼ばれるように修正されます。
正しく書かれたコード、あるいはhot-plug対応していないコード(ほとんどがこのケースかと思います)には影響ありませんが、もし気になるようでしたらご確認いただけると幸いです。
また、Chrome 63からの修正の予告です。
Feature Policy という機能が実装され、cross-origin iframe内から呼び出されたrequestMIDIAccessはデフォルトではリジェクトされるようになります。もし、このようなケースで利用したい場合には、親フレームのiframeタグにallow="midi"を加えてください。こちらの制限はWeb MIDI以外のパーミッションを必要とするAPIにも一様に適用される変更です。
こんな感じ。今から書いておいても害はないので、この際まとめて手を入れると良いかもしれません。