【4】オーストラリア:放射性廃棄場所としてアボリジニの土地を使用する計画
Plan to use Aboriginal land as a nuclear waste dump is flawed and misguided(2013年7月31日 the Guardian)
http://www.theguardian.com/commentisfree/2013/jul/31/muckaty-aboriginal-land-nuclear-waste オーストラリアのゲイリーグレイ連邦資源大臣は、中央オーストラリアのアボリジニの人々と放射性廃棄物について話をしました。アボリジニの土地であるMuckatyで国家放射性廃棄場所をつくる秘密の取引が署名されています。しかし、それはMuckatyの土地の他の伝統的な所有者には知られておらず、支持されていません。そこには苦い背景、深い対立と連邦裁判所の挑戦が残っています。また、オーストラリアは、国連の先住民族の権利に関する国連宣言にもサインしています。
【5】フランス:Creys-Malville原発での火災について
D?gagement de fum?e ? la centrale nucl?aire de Creys-Malville (Smoke in Creys-Malville nuclaer power plant) (2013年8月8日 Lemonde)
http://www.lemonde.fr/planete/article/2013/08/08/degagement-de-fumee-a-la-centrale-nucleaire-de-creys-malville_3459320_3244.html 8月8日東部フランスの閉鎖された原子力発電所でかなりの煙が放出される事故が起こりましたが、環境への影響はないだろうと関係者は発表しました。当局によると、スイスとの国境に近いCreys-Malvilleで、ナトリウムが格納された部屋の中にあるSuperphoenix高速増殖炉で煙が発生しました。プラントディレクターのヴェロニクブーイーは「事故現場の非核部分で起こり、炎はあがりませんでした。」と語りました。ローヌ地方の核のウォッチドッグは、事件による「いかなる影響はない。」と述べた。ジョスパン首相の社会主義政権が環境への影響、そして過度の費用を理由に1997年6月にその閉鎖を決定した後、Creys-Malville炉の解体は2025年までに行われる予定です。
【7】ドイツ:原発廃炉のリーダーからのノウハウ
Know-how from a leader in nuclear power abandonment(2013年8月11日 the Asahi shinbun)
http://ajw.asahi.com/article/globe/feature/reactor/AJ201308110014 ドイツ北部バルト海の海岸にグライフスヴァルト原子力発電所は、1955年に開始した廃炉プロセスの最終段階に入っています。原子炉第1号から第5号機は、1986年チェルノブイリ原発事故をうけてソ連に設計されたプラントの安全性についての懸念が増えたため1990年までに閉鎖されました。この後、ドイツはヨーロッパで原子炉廃炉の最前線に立っており、安全かつ効率的に原子力発電所を解体して廃炉にすることを可能にするノウハウを蓄積してきました。福島原発での事故後、メルケル主導の政府は脱原発を決め、8つの原子力発電プラントの運転許可を放棄することを決めました。残りの9基は2022年までに運転許可を失うことになります。廃炉作業がますます広がることによって、企業は多くの技術を習得することになるでしょう。