『光学のエスノグラフィ』刊行

7 views
Skip to first unread message

Yu Kaneko

unread,
Jul 3, 2021, 11:33:17 PM7/3/21
to Visual_An...@googlegroups.com
みなさま

今日は拙著の宣伝で、メール投稿させて頂きます。
批評家・映像作家の金子遊と申します。
毎年12月に開催している「東京ドキュメンタリー映画祭」のPDもやっています。

6月末に拙著『光学のエスノグラフィ フィールドワーク/映画批評』(森話社)が刊行されました。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784864051606

ロバート・フラハティが撮ったイヌイットやサモアの映画、ジャン・ルーシュの『ジャガー』と『私は黒人』の分析、マヤ・デレンが撮ったハイチのヴードゥー儀礼など、映像とフィールドワークを主テーマにした本です。
また、わたし自身が現地を歩きながら、アピチャッポン、王兵、ツァイ・ミンリャン、エドワード・ヤンらのアジア映画を考察しています。

カバー写真は、ジャワ島の憑依儀礼ジャティランです。
ご興味のある方は、書店や図書館などで、ぜひお手にとってみてください!

*****************************
Yu Kaneko 金子遊
john...@hotmail.com
****************************

光学のエスノグラフィ フィールドワーク/映画批評
金子遊(著/文)
発行:森話社
288ページ
定価 2,900円+税

<紹介>
撮ること、観ること、考えること──。
これらの営みの総体として、映画は形成されている。
ロバート・フラハティからジャン・ルーシュへと連なる映像人類学をはじめ、アピチャッポン・ウィーラセタクン、王兵、ツァイ・ミンリャン、エドワード・ヤンといったアジアの映画作家まで、人類学的フィールドワークと映画批評を横断し、映像のなかに個を超えた人類の歴史、習俗、営みを見出す。
サントリー学芸賞受賞作『映像の境域』を発展させた批評の新地平。

<目次>
【1 光学的イメージの旅】
   1 民族誌家としてのアーティスト──マヤ・デレンとヴードゥー信仰
   2 ツァイ・ミンリャン、時間を描く画家
   3 アピチャッポンと東北の森
   4 亜熱帯のコスモポリタン──エドワード・ヤン論
   5 台南とシュルレアリスム──『日曜日の散歩者』

【2 民族誌映画のフィールド】
   6 神話を彫塑する──ロバート・フラハティ論
   7 エスノフィクションの方法──ジャン・ルーシュ論
   8 久高島のコスモロジー
   9 むきだしの縄文──『海の産屋』と『廻り神楽』

【3 革命と戦争の世紀】
   10 革命の民族誌──ストローブ゠ユイレ論
   11 光の叙事詩 王兵の『鉄西区』と『死霊魂』
   12 リティ・パンと七つの外部記憶
   13 ポスト東欧革命の映像──チェコ、マケドニア、ボスニア
   14 ソーシャル・デザインとしての太陽花占拠
Reply all
Reply to author
Forward
0 new messages