シナリオのアンチパタン例

[氷川霧霞]

「こういうシナリオを作ると失敗する」「こういう点に注意したほうが良い」というのを挙げてみました。主に経験談 orz

■PCの動機・当事者性

PCの目的が、シナリオの目的とずれることにより、シナリオの目的を達成しようとしなくなる。

例）現代日本など、司法権力の力が強い世界で、解決を公的機関に委ねようとする

例）シナリオ開始時にはPCの動機とシナリオの目的が一致していたが、途中のイベントや真相の露見によってズレが生じ、PCがシナリオのゴールから離れていく

■情報の提示

シナリオの解決に必要な情報が上手くPCに渡らない

例）判定に失敗して手に入らない

例）必要な情報を渡したつもりなのにプレイヤたちがそれに気づかない

例）情報入手に必要と想定している行動をPCが取らない

例）プレイヤたちが偽情報により混乱してしまう

例）シナリオ作成者は、判断に十分な情報を与えたと考えているが、PCはそう考えなかった。マスタ：（さあ、後は突っ込むだけだ……）　プレイヤ：「まだ証拠が足りないよね。本当にあいつが犯人か、もう少し情報を集めないと」

■事実の矛盾

PCに伝えた情報が矛盾している

例）え、10年前の出来事？　当時ってこいつは関西に住んでたんじゃなかったっけ？

例）プレイヤ：「移動時間を考えると、実行者はジョンでは無さそうだね」　マスタ：（え？あれ？？）

■障害の過大評価

待ち受ける障害を過大に見積もり行動しなくなる

例）敵が強すぎるようにプレイヤたちは想定し、対決を避ける

■見えないイベント

例）2日後にイベントが発生してシナリオが動く予定だが、当然それを知らないプレイヤたちはなんとか解決しようと行き詰まった状況に頭を悩ませる

■パワーバランス

敵が強すぎてパーティが全滅する

敵が弱すぎて、手応えがない