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「弱さ」を見せると組織が動く
5月病や6月病には、トップリーダーも無縁ではいられません。年度の端境期に蓄積した疲労、気候変化による心身への負担、それに加えて経営トップならではの5~6月のつらさがある。グロービス経営大学院教員の若杉忠弘氏はそう指摘します(経営者が「五月病」になりかけたら… 連休明けのモチベーション回復術)。
3月期決算の企業にとっては前年度の成績が固まる時期であり、12月期決算の企業なら上期の追い込みの時期です。いずれも、責任者として事業の絵を描き、旗を振ってきた自分自身との「答え合わせ」の季節です。ビジネスが前に進んでいたとしても、心と体に重い負担がかかります。
責任感があり「強い自分でいなければ」と一人気負うリーダーほど折れやすく、逆に、素直に自分の「至らなさ」を受け入れて周囲にも適度にそれを表現できるリーダーほど粘り強いものです。注目すべきは、後者が率いるチームでは、メンバーが自律的に動くようになり、成果も出やすいという点だと、若杉氏は指摘します(「弱さ」を見せると組織が動き出す 「自分らしいリーダー像」の見つけ方)。
困難に直面した時、自分の「弱さ」を認めながら明るく前を向けるリーダーになるにはどうすればよいか。連載「自分に優しいメンタルケア」で紹介します。
(日経ビジネス編集部長 吉岡 陽)
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