Description
竹内浩三の詩「骨のうたう」は今なお多くの人々の心を打つ。三重県伊勢市で生まれた彼は、生まれながらの詩人「天性の詩人」と称される。平和な現代に、多くの人に浩三のすべてを知ってもらい、彼の人間そのものを味わい、心の糧にしてもらいたい。行動に移すにあたって、肝に銘じたいことがある。浩三の母がくりかえし語った「イワンの馬鹿」の感化で「無抵抗主義」をつらぬこうとしたであろう浩三。「良寛さん」と呼ばれてひそかに喜んだ彼。「宮沢賢治」の生き方と作品をこよなく愛し、あこがれた詩人。その魂を伝えるにふさわしい活動にしなければならない。(2001.7.31 森節子さんが書かれた五月会設立趣意書より)