* uim-tutcode
追加機能に関しては、使用・不使用の切り替え等の設定が追加されているので、
uim-pref-gtk等で変更が可能です。
** 交ぜ書き変換辞書への登録・削除機能の追加
SKKの機能を流用しているので、SKK風の動作になっています。
+ ~/.mazegaki.dicへの登録・削除。
+ 変換候補の最後まで行ったら再帰的登録モードに移行。
+ 辞書からの削除は、削除したい候補を選んで!を押す。
** 英字変換(SKK abbrev)モードの追加
例えば、「file」を入力して「ファイル」に変換する機能です。
** 表形式の候補ウィンドウの追加
交ぜ書き変換の候補を、以下ように表示します。
ただし、gtk-immodule, qt4-immodule, uim-candwin-gtk-tblでのみ対応
(uim-fepやuim-el、qt3-immodule等では未対応)。
┌──┬─┬─┬─┬──┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│乖 │囘│諧│邂│甲斐│ │ │ │ │ │ │
├──┼─┼─┼─┼──┤ ├─┼─┼─┼─┼─┤
│悔 │恢│懐│戒│拐 │ │改│魁│晦│械│海│
├──┼─┼─┼─┼──┤ ├─┼─┼─┼─┼─┤
│下位│介│会│解│回 │ │塊│壊│廻│快│怪│
├──┼─┼─┼─┼──┤ ├─┼─┼─┼─┼─┤
│灰 │界│皆│絵│芥 │ │蟹│開│階│貝│潰│
└──┴─┴─┴─┴──┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
** 仮想鍵盤表示の追加(表形式の候補ウィンドウを流用)
uim-pref-gtkでの表示・非表示設定の他に、
Ctrl+/で一時的に表示・非表示の切り替えも可能です。
(打ち方があやふやな文字を入力するときだけ表示したい場合があるので)
** 自動ヘルプ表示の追加(表形式の候補ウィンドウを流用)
交ぜ書き変換や部首合成変換で入力した文字の打ち方を表示します。
部首合成方法も、簡単な合成に関しては表示可能です。
例:交ぜ書き変換で「憂鬱」を確定した場合
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─────┬─┬─┬─┬─┐
│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │
├─┼─┼─┼─┼─┤ ├─────┼─┼─┼─┼─┤
│ │ │ │ │b │ │ │ │ │f │ │
├─┼─┼─┼─┼─┤ ├─────┼─┼─┼─┼─┤
│ │3 │ │ │ │ │ │ │ │1 │ │
├─┼─┼─┼─┼─┤ ├─────┼─┼─┼─┼─┤
│ │ │d │ │e │ │2a(▲林缶)│ │ │ │ │
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─────┴─┴─┴─┴─┘
** 記号入力モードに漢字を追加
* uim-trycode
** コード表を2010-04-27版に更新
T-CodeやTry-Codeで、これらの追加機能や
部首合成変換、交ぜ書き変換を使いたい場合は、
uim-tutcodeを使う設定にして、uim-pref-gtkで以下の設定をしてください。
+ コード表として、/usr/local/share/uim/tcode.scm 等を指定
+ 交ぜ書き変換の開始キーを、"fj"に設定
+ 部首合成変換の開始キーを、"jf"に設定
+ ひらがな/カタカナ入力モードの反転キー(')を空に設定
* TODO
** 後置型部首合成/交ぜ書き変換
** 前置型部首合成変換中の交ぜ書き変換
** 前置型交ぜ書き変換の読み入力中の部首合成変換
** 全角出力モード
コード表上で半角で定義されている文字を全角で出力。
*** [漢直Win] 半角出力モード: 全角出力モード時に、カタカナを半角で出力
** 句読点の切り替え
** 入力統計の出力
** 直前の自動ヘルプの再表示
*** [漢直Win] ヘルプのヒストリ
** [tc2] 入力補完
** [tc2] コントロールキーを伴わないモード切り替え
** [tc2] 対話的な部首合成変換
** [tc2] 活用を優先した変換
** [tc2] 読みの補完
** [tc2] 交ぜ書き変換の先頭数個の候補は順番を変えない
** [tc2] ストローク表表示
** [漢直Win] 読み入力時にTAB等でカタカナ確定
** [漢直Win] ヒストリ入力
** [漢直Win] 熟語ガイド
** 自動ヘルプで、より複雑な部首合成方法の表示
** 部首合成変換アルゴリズムの変更?(現状はtc-2.1ベース。tc-2.3ベースに変更)
--
木原 英人 / KIHARA, Hideto / de...@m1.interq.or.jp
http://www1.interq.or.jp/~deton/
* uim-tcode, uim-trycode
デフォルトでは単体のIMとしては登録されなくなりました。
使用するIMとしてはuim-tutcodeを選んで、
uim-tutcodeの設定でコード表としてtcodeやtrycodeを指定してください。
この際、他に以下のような設定をuim-pref-gtkでしてください。
+ 交ぜ書き変換の開始キーを、"fj"に設定
+ 部首合成変換の開始キーを、"jf"に設定
+ 英字変換(SKK abbrev)の開始キーを、"47"に設定
+ ひらがな/カタカナ入力モードの反転キー(')を空に設定
# あるいは、uim-module-managerコマンドを使ってtcode等を登録すれば、
# 従来と同様に使えます。
* uim-tutcode
追加機能に関しては、デフォルトでは非使用設定になっているので、
使用するにはuim-pref-gtk等での設定が必要です。
** 対話的な部首合成変換
tc-2.3.1のtc-bushu.elの移植です。(ただしsortは未対応です)
以下のような設定をすると使用可能になります。
(define tutcode-use-interactive-bushu-conversion? #t)
(define tutcode-bushu-index2-filename "/usr/local/share/tc/bushu.index2")
(define tutcode-bushu-expand-filename "/usr/local/share/tc/bushu.expand")
(define tutcode-interactive-bushu-start-sequence "als")
bushu.index2とbushu.expandファイルは、
tc-2.3.1のインストール時に生成・インストールされるファイルです。
** 後置型部首合成変換
後置型部首合成変換は、交ぜ書き変換の読み入力中のみ対応しています。
開始キーを以下のように設定すると使用可能になります。
(define tutcode-postfix-bushu-start-sequence "ald")
** 補完/予測入力・熟語ガイド
補完は、確定済文字列に対して、続く文字列の候補を表示します。
予測入力は、交ぜ書き変換の読みに対して、変換後文字列の候補を表示します。
熟語ガイドは、補完/予測入力候補文字列をもとに、
次に入力が予測される文字の打鍵ガイドを表示します。
+ 補完/予測入力・熟語ガイドとも候補ウィンドウに表示します。
+ 補完/予測入力機能を使うには、
uim-pref-gtk等の「補助予測入力」グループで以下の設定が必要です。
(a)Look-SKKを有効にしてmazegaki.dic相当の辞書ファイルを指定する。
(主に予測入力用)
(b)Lookを有効にして単語ファイルを指定する。(補完用)
mazegaki.dicの読みに、漢字としては入っていない単語を補完したい場合。
(例:「狂」を入力した時点で「奔」を補完して欲しいが、
「狂奔」がmazegaki.dicには読みとしては入っていないので、
(a)だけでは補完されない)
mazegaki.dicから変換後の単語を抜き出して、
補完用単語ファイルを生成するには、添付のmazegaki2words.awkを使って、
以下のコマンドで可能。
awk -f mazegaki2words.awk mazegaki.dic | sort -u > mazegaki.words
(c)Sqlite3を有効にする。
補完/予測入力で選択した候補を学習したい場合、一番上に配置。
二分探索するので、(a)(b)のファイルはソートしておく必要があります。
+ 補完/予測入力の開始は以下のいずれかのタイミング:
++ 補完: tutcodeオンの状態でtutcode-completion-chars-minの文字数入力時
++ 補完: tutcodeオンの状態で<Control>.(tutcode-begin-completion-key)打鍵時
++ 予測入力: 交ぜ書き変換の読み入力状態で
tutcode-prediction-start-char-countの文字数入力時
++ 予測入力: 交ぜ書き変換の読み入力状態で<Control>.打鍵時
+ 熟語ガイド(次に入力が予測される文字の打鍵ガイド)は
補完/予測入力候補から作っています。
+ 補完候補表示にさらに<Control>.を打鍵すると対象文字を1つ減らして再補完。
長すぎる文字列を対象に補完された場合に、補完し直しができるように。
理想的には、次の打鍵がしばらく無い場合に補完/予測入力候補を表示したいの
ですが、現状のuimにはタイマが無いので、打鍵直後に表示されます。
1文字入力するごとに表示されると邪魔なことが多いので、
デフォルトでは2文字入力時に表示する設定にしています:
tutcode-completion-chars-min, tutcode-prediction-start-char-count。
この場合でも、1文字入力後に<Control>.キー(tutcode-begin-completion-key)
により補完/予測入力候補の表示が可能です。
** 部首合成変換時の予測入力
部首合成変換辞書を検索して、入力された部首が含まれる項目を表示。
(define tutcode-use-bushu-prediction? #t)
** 2ストローク記号入力モード
百相鍵盤『き』と同様に、2打鍵で各種の記号・漢字を入力するモード。
uim-pref-gtk等で以下の設定をすると使用可能になります。
tutcode-use-kigou2-mode?
tutcode-kigou2-toggle-key
漢字は基本的に文字コード順に並んでいます。
** 直近に表示した自動ヘルプの再表示
tutcode-auto-help-redisplay-sequenceに以下のようにキーシーケンスを
設定すると使用可能になります。
(define tutcode-auto-help-redisplay-sequence "al-")
** 交ぜ書き変換の読み入力時にTAB等でカタカナ確定(漢直Winと同様)
tutcode-katakana-commit-keyにカタカナ確定キーを設定すると
使用可能になります。
** 自動ヘルプに漢字の表示を追加(打鍵だけでなく)
(直近の自動ヘルプを再表示したときのため)
** 仮想鍵盤上で、中間の打鍵となるキーに対し、ヒントとなる漢字
(該当キーの入力により表示される仮想鍵盤上の1文字)を表示するようにした。
(百相鍵盤『き』の最初の仮想鍵盤表示のため)
* TODO
** 後置型部首合成/交ぜ書き変換
(surrounding text関係のim-acquire-textとim-delete-textを使えば可能?)
** 前置型部首合成変換中の交ぜ書き変換
** 交ぜ書き変換で、活用する語の変換時に、明示的な「―」の入力を不要にする
** 全角出力モード
コード表上で半角で定義されている文字を全角で出力。
*** [漢直Win] 半角出力モード: 全角出力モード時に、カタカナを半角で出力
** 句読点の切り替え
** 入力統計の出力
** [tc2] 区点コード・JISコードによる文字の入力
** [tc2] 活用を優先した変換
** [tc2] コントロールキーを伴わないモード切り替え
** [tc2] 交ぜ書き変換の先頭数個の候補は順番を変えない
** [tc2] ストローク表表示
** [漢直Win] ヒストリ入力
** [漢直Win] ヘルプのヒストリ
** 自動ヘルプで、より複雑な部首合成方法の表示
** 前置型部首合成変換アルゴリズムの切り替え設定の追加
(現状で、前置型はtc-2.1ベース、対話型はtc-2.3.1ベース)
** 一定時間無操作の場合に仮想鍵盤や補完/予測入力候補表示 (uimにtimerを追加?)
** 総画数変換? (skk-tankan.el)
** Pnut-Code[tcode-ml:2723]による文字の合成?