ふと思い立ち、徹夜で作業してついにアップグレード完了( 6 月 20 日)しました。
アポロのお部屋(縦書きチャット)

これでスマホでも縦書きでチャットができるようになりました。パソコンでもほとんどのブラウザで問題なくチャットができます。
なんと、二つ折り携帯のガラホですら縦書きでチャットができます。

つまり、ほぼすべての環境で縦書きチャットが可能になったわけです。
IE 対応版は 10 年前から既に完成していましたが、それ以外のブラウザでは縦書きでチャットはできませんでした。ウェブブラウザも進化して数年前から IE 以外でも縦書きができるようになってきましたが、それでもまだ IE ほど縦書きへの対応が十分ではなかったので縦書きチャットの改良にも手を付けられずにいました。
しかし、近年は IE の利用者もめっきり減ってしまい、せっかくの縦書きチャットもほとんど存在価値がなくなってしまっていました。IE どころかパソコンすら使わないという人がほとんどです。
訪問者の大半がスマホユーザー……そこで閃いたわけです。
スマホは大半の人が画面を縦にして使います。縦書きチャットは画面が横長であることを想定して最適化されています。画面を左右に分割する縦書きチャットを縦長画面のスマホで利用するのは無理があったのです。

パソコンなら以前は画面比率が4:3のディスプレイが主流でしたが、今は16:9の横長のワイドディスプレイが主流なので縦書きチャットには理想的な状況と言えます。残念ながら、そんなパソコンからのアクセスはほとんど見込めなくなりました。
ならばパソコンユーザーはあきらめてスマホで使いやすい形に作り変えてしまえばいいではないか。
- スマホは縦長……ということは、分割を左右ではなく上下にしてしまえばいい。
- 入力部分は横書きで妥協すれば会話ログ部分を縦に広げることができる。
- スマホの日本語入力はソフトウェアキーボードが画面の下半分を占有するけど、会話ログが隠れてしまっても入力部分が見えてれば問題ないかも?
なんてことを考えながら思い付きでアイディアを形にしていく作業をしていたら時間がどんどん過ぎていって、気が付いたら夜が明けてました。
スマホ対応が目的でしたが、ついでにパソコン用のブラウザでも IE 以外で縦書きチャットができるようにしました。ガラホのことはすっかり忘れてましたが、スマホ対応の結果、特別な対応をしなくても棚ぼた的にガラホでも問題なく使えるようになっていました。
スマホアプリ全盛の今の時代、ウェブチャットなどというもはやロストテクノロジーとでも言うべき古代の技術が人々に受け入れられるなんて思うのもどうかしてるかもしれませんが……私は、利用価値はまだあるんじゃないかと思っています。
縦長のスマホの画面なら、文章を縦書きにすることで一行の文字数を増やすことができるので、実は横書きより読みやすくなるのではないでしょうか?
スマホの画面に俳句を書くなら縦書きの方が断然見た目が良くなるでしょう?

日本の文化から縦書きが廃れつつあるのも需要がないわけではなく技術がなかっただけだと思います。
コンピューターの画面は横書きしかできないという思い込みもあるでしょう。
このまま西洋の横書きの文化に飲まれてしまうのではなく、技術が追い付いてきた今こそ、日本人らしい縦書きの文化を取り戻していこうじゃありませんか。

タロットカードは「ⅩⅠ 正義」

垂直に構えた剣は縦書きの象徴。
水平に釣り合う天秤は横書きの象徴。