Rakhaing Centre
Tsuyoshi Mogi
ラカイン新聞発行
バングラディシュ・コックスバザールにオープンした、タオサンガセンターＧＵＣラカイン事務所。
毎日、学生たちがインターネットカフェに集まり勉強されているそうです。
そして、ラカイン新聞が発行されました！
この新聞は英語とラカイン語で書かれています。
センターを中心に、すこしづつ輪が広がっています。
Tsuyoshi Mogi
その背中は、どんな同情も宇宙の彼方に追いやるだけの力を持っていた。１０歳ぐらいだろうか？
場所は、生ゴミ捨て場らしきところ。（街中にゴミは捨てられているが、特にそこには残飯が捨ててあった）
家族のためだろう。彼は、明確な意志と責任感を持って、拾うべき食べ物を探していた。そのきびきびした動きにはまるで無駄がなく、まるでベテランの熟練工のようだった。
＜写真：小さな店の小さな店主。本文とは関係ないけど＞
そして僕はふいに思い出したのだった。インドを旅していた頃、胸が張り裂けるような想いで過ごしていたことを。いや正確に言うと、その時、自分が押し隠していた自分の心に気づいたのだった。
かつてインドでの僕は、洪水のような圧倒的多数の物乞いと、今日一日を食うや食わずやという人々の群を見て打ちのめされていたのだ。
無力感。そしていくら貧乏旅行者とはいえ、金満日本からやって来たという、持てる者としての罪悪感。さらにやっかいなことに、僕は乞食や路上生活者を見ては胸を痛める自分を、“なんて女々しい奴”という風に、自分自身を恥じてもいたのだ。
張り裂けそうな胸の痛みと、そんな自分を恥じる想いとの葛藤。そして、常に最下等の宿と食事で過ごそうとしていた。それが、まだ２５歳だった僕のインドの最初の旅だったのだ。（今のインドは、きっと全然違う風景なんだろうけど
彼の背中が自分のイメージ残像がある間に、“そうか”とバングラデッシュにいる自分に気づいた。コックスバザールに着いた初日。身体はまだ宇宙に浮いているようだった。
というのは、途中寄ったバンコクで、僕は実に久しぶりに熱を出して寝込んでいた。今まで、風邪を引いて食べなくなる人がいるのを見ては、不思議に思っていた。
そしてその僕が、バンコクではまる２日間寝込み、その間ずっと絶食状態だった。バングラデッシュに着いてもまだ食事が取ってはいなかった。しかし、寝込んでいるわけにはいかない。
微熱のせいか、まるで夢遊病者のように現実感がわかない。宙に浮いたような状態のまま、宿泊しているラジョー氏の家から歩いて数分のラカイン仏教福祉会館に向かう。ラカイン仏教協会の面々と会議をすることになっているからだ。先の少年の背中を見たのは、その途中のことだった。
はじめて見るタオサンガセンター／ラカイン•ユニ事務所は、仏教福祉会館の中にあり、広くきれいだった。建設して１年半。仏教徒学生たちのためのネットカフェとしても機能している。
中には、タオサンガセンターらしく、ちゃんと阿弥陀如来がお祀りしてあり、ラジョー氏の心意気が伝わってくるようだった。
そして仏教福祉会館の会議室へ移動。すでに仏教協会の面々はそろっていた。ユニ側は、僕とまゆさんとラジョーさん。向こうは６人。そして僕は夢遊病状態のまま話し合うこと１時間半。英語が得意でない人もいるので、ラジョー氏に日本語通訳してもらいながらの話し合いである。
で話し合いの内容は、というと、、、実は細かくは覚えていない。何せ夢の中みたいな状態だったし。僕はひたすら“お互いの目的は同じです。バングラデッシュにおける、仏教徒ラカイン人の社会的向上のための教育の充実です”を繰り返していたような気がする。
話し合いの途中、教育センターを１つ増やしたいという要請を受けた。まずはその村を調査に行くことを約束する。それから、“UNIと仏教協会で委員会を創って、みんなで話し合いながらやって行きましょう”と提案され、これはすぐに受諾する。
その後、近所のラカイン結婚式前夜祭に行く。おつまみを食べながら酒をチビチビ。おお！ 久しぶりに胃に何か入った。
ところで、イスラム教国のバングラデッシュで、酒の取り締まりが最近ますます厳しくなっているらしい。（酔って道でうろうろしていると逮捕されるそうだ）が、ラカイン地域では認められているとのこと。
そういえばパレスチナでも結婚前夜祭に行ったけど、何だか似たような雰囲気だったなあ。もっとも、あっちは紅茶と御菓子だけだったけど。ゆるい仏教徒で良かったぜぃ。
UNIの活動でコックスバザールを訪れるのは、今回で４回目。すでに顔なじみになった面々とあいさつしながら、初日の夜は暮れて行った。バックパッカーは、風邪ぐらいではめげないのだ。（２日目へと続く）
Tsuyoshi Mogi
まさか２日目に、こんなに驚きの一幕が用意されているとは思わなかった。
UNIは、和田寺という仏教のお寺が運営している。しかし、キリスト教の援助団体のように、援助を通して伝道するという発想は皆無である。
これはUNIの理念というよりも、そもそも大乗仏教というものが、そんなゆるいものだからである。
これがどこから来るのかというと、キリスト教と大乗仏教の時間の概念の違いではないか、と思う。キリスト教神学には最後の審判というものがあり、この時までにキリスト教に改宗していなければ「地獄に堕ちてしまう〜」ということになっている。（意外に思われるかも知れないがホント）
だから、「キリスト教でない人たちは地獄に堕ちてしまう。可哀想だから、何がなんでも伝道しなきゃ〜」と、思いやりの深い人ほど、焦る気持になるだろう。
しかし仏教では、「生まれ変わり死に変わりにながら、いつかは仏縁に恵まれてお浄土に救われるチャンスもある」というわけ。だから焦って伝道しなくても、“まあ今回の人生ではダメでも、またいつかの人生でご縁があった時にね。では、また〜。（バックには、尾崎きよひこの”また会う日まで”が流れている←古い！）”という風に、あっさりと見送ることができる。
というのは仏教的な感覚では、永遠の先と思えるような遠い未来であっても、それは”今ここ”に内包されている。だから、「あの人だって、この先、何百回か生まれ変わったら救われるんだから、まあいいか。それもまた今だし」というふうになるのである。（これは理屈でなく、感覚の問題である）
もっとも自分に対しては、「今回の人生で修行して目覚めなければ、いつまた人間に生まれて修行するチャンスがあるかはわからないぞ！」と厳しく迫る。人にはゆるく、自分や弟子には厳しいのが仏教である。
さて、前置きが長くなってしまった。２日目。ラジョー氏に「よかったら、タオサンガセンターの朝のお祈りにイキマしょう。終わった後で来てもいいけど」と言われた。それで出かけて行ったら、すでに学生たちなど、人も集まっていた。
<写真／”ちゃんと皆さん布施していますよ”と、見せてくれた。ラジョーさんは面白い。>
てっきり僕は、ラカイン仏教式の礼拝でもするのかと思っていた。しかし、いつの間にかラジョー氏は、念仏のお勤めテキストをみんなに配り、ナンとみんなで、念仏唱和が始まったのである。これには心底びっくりしたぞ。
あとで聞いたら、毎週金曜日はタオサンガセンターの念仏だという。そうか、お互い何ひとつ話さなかったのに、ラジョーさんは、ここを本当のタオサンガセンターにしようと努力しているんだ。
さらに僕を感激させたのは、ラジョーさんが、みんなの利他の心を育てようとしているように僕には感じられたことだった。
これまでラジョーさんと話合って来たことは、すべてラカインユニのプロジェクトに関することのみである。サンガのことなど話し合ったことはなかった。
なのに彼はサンガの本質を理解しているように思える。これは本当に嬉しい驚きだった〜！。まるで、前世からの友を発見したような気持である。
UNIの目的をみんなに話して欲しいと言われて話した。学生さんが中心だから、今日は英語。
以下は僕が話したこと。「 一体、われわれUNIは、バングラデッシュで何をやろうとしているのか？」
「仏教徒ラカイン人は、バングラデッシュでは少数です。少数ということは社会的に弱者であるということです。でもこのままで良いのでしょうか？ 少数民族であっても強くなる方法はないのでしょうか？
UNIはその方法が２つあると思っています。
まず、ラカイン人がお互いの未来を思いやり、団結するためのネットワークを造ることです。たとえば２万人いるラカイン人すべてでネットワークをつくり、誰がどんなビジネスをしているのかをリストアップする。
そして、買い物はラカインから、仕事はラカインから、という風にお互いの経済ネットワークを作ることです。仕事を探しているラカイン人は、ビジネスをしているラカイン人が雇えます。団結することで強くなることができるのです。
もうーつは、教育の充実です。もしすべてのラカイン人が収入の一部を定期的に布施して、これを子供たちの教育の充実や、優秀な子供が高等教育を受けるための援助に回せば、ラカイン人ははるかに社会的に向上していきます。
そして、貧しくても優秀な学生が、援助を受けることで大学を卒業することができるようにする。そしてその学生が働くようになったら、今度は同じように収入の一部を布施して、他の学生の援助に回るようにする。
UNIは、こんなシステムを創りたい。そしてそのための受け皿として活動するため、タオサンガセンターができたのです。
ラカインの明るい未来は、お互いがみんなのことを考えることで開けて来る。UNIはそう信じているのです。」ちょっと疲れたけど、夢遊状態で咳しながら、がんばって話した。
午後は、結婚式に参加。
＜花嫁さん＞
２−３時間はいたかなー。ラカイン人の結婚式は一日がかりである。
<何やらいろいろと質問攻めに遇っているまゆさん。左の男性は、「僕はラカインの医者です」と自己紹介していた>
＜うぬ、これは新手のピンポンパン体操か？＞
その後は、UNIで修復している仏舎利塔の視察。明日の儀式のために、多くの人が働いていた。皆ニコニコと嬉しそうに挨拶してくれる。
＜写真／ラジョーさんが雇って、仏舎利塔の世話をしている人。笑顔がすてきである＞
僕はと言えば、まだ、頭がぼーっとしている。やがて２日目も暮れようとしていた。夕日が沈むのを、修復してきれいになった、仏舎利塔の丘の上から眺める。
＜修復して、見違えるようにきれいになった仏舎利塔群＞
＜仏舎利塔はラカインの信仰の象徴だから、ラカインのみんなが気にしている。写真は、仏舎利塔の念仏道場の前で＞
Tsuyoshi Mogi
無惨な状態の仏舎利塔を見せられたときほど、イスラム教国に住む、少数民族仏教徒の悲哀を感じたことはなかった。
仏教に敬意を払わない周囲のベンガル系住民に荒らされ放題だった仏舎利塔を見たのが４年前。その時から僕は、“いつかは修復して、ここに住むラカインのみんなの喜ぶ顔がみたい”と願って来た。
コックスバザールの仏舎利塔群は、丘の上にあって３６０度、とても見晴らしが良い。ちゃんと整備すれば、聖地公園になり、人々の憩いの場所となるだろう。だけど、ここの大切さを理解できない人たちに汚されたりして、荒れ果てていたのだ。
<きれいになった仏舎利塔>
そこで昨年から、思いきってNPOユニで修復整備の工事を始めた。そして修復記念式典が行われるのが、今日この日だった。
ラジョーさんが私費で雇っている仏舎利塔の世話係の人たちは、今日のセレモニーのため、昨日から忙しく働いていた。下のお寺の広大な土地は、ラジョー氏の祖父が寄進して、お寺まで建てたという。
何せかつては、この辺りの土地のほとんどを、ラジョー氏の家が所有していたという。彼は、そういう家系に生まれた人だった。ようするに太宰治とか、シッタルダ王子とか、鳩山由紀夫さんのように、“お坊ちゃま”だったのだ。（お坊ちゃまの良い点は、お金に対する執着が少ないので、信頼できるところである）
さて、お坊ちゃま論はこのぐらいにして話を戻そう。
朝のセレモニーの後は、来た人々皆に、朝食やお茶の接待をするという。テーブルやたくさんの椅子なども、みんなで丘の上まで運ばなければならない。なかなか大変そうだ。２００〜３００人分の料理やお茶も運ばなければならない。
<丘の上から見える景色>
聞けば、ラジョーさんは２００軒のラカイン人の家に、今日の記念式典のことを一軒一軒、知らせて回ったそうだ。少数民族だから、回覧版なんていう便利なものもないのだろう。
それで、どうやら準備作業が終わったのが、深夜の１時半とかだったらしい。泊ってほぼ徹夜で作業した人もいるとのことだった。
＜皆、忙しく働いている＞
セレモニーは、朝８時から。僕も僧衣に着替えて出かけていった。まゆさんと３人で朝日の下、丘の上を登っていく。ラジョー氏も、今日は神妙な顔をして口数少なく、木魚なんかを持って歩いている。
着いたら、もうすでにたくさんの人々が集まっていた。皆、本当にうれしそうである。笑顔でしてくれる挨拶には、感謝がこめられているようでいて、心が温まった。
＜念仏道場＞
儀式は、念仏道場として使うことになっているお堂で行われた。最初に、タオサンガ式のお勤めで儀式を行う。念仏会に参加している人は一緒に唱和する。その後、ラジョー氏が挨拶し、仏舎利塔が修復されるに至った経緯を簡単に説明する。（彼も照れ屋なので、本当に一言で終わってしまった）
僕にも“何か話しますか？”と聞かれたが、「みなさん来てくれてありがとう」だけで済ましてしまった。（ここぞとばかりに演説始めるなんていうカッコ悪いことはしないのだ。小学生が遠足行くときのコーチョー先生じゃないもんね）
その後、下のお寺からラカインの僧侶が２人来て、今度は上座仏教の儀式を行った。
２つの式典が終わった後、来客にお茶と朝食が接待された。丘の上で見晴らしも良く、皆でニコニコと食べている。
＜食事の接待＞
そういえば、３年前、あまりにもキタナかったので、ラカインの学生たちも集めて、ヨーロッパ、カナダのユニメンバーたちと一緒に、皆でここを掃除したのだった。
ただ掃除しただけだから、当たり前なんだけど、それでも、ちゃんときれいになったとは言えなかった。それが今は、すべての仏舎利塔がリフォームされ、本当にきれいになった。丘の上に座って仏舎利塔群や周囲の景色を眺めているだけで、とても気持が良い場所になったのである。
もっとも僕たち３人（ラジョー氏、まゆさんと僕）は、すぐにさらなる整備について話し合っていた。
周囲をお花畑にしよう。そのために井戸を掘りポンプを設置し、トイレも造る。そして、ここに簡単な軽食も出せる屋外喫茶店を作ろうではないか、と大いに盛り上がる。NPOユニの夢は尽きないのだ。
お客はその後も、次々とやって来ては修復され、リフォームされた仏舎利塔を楽しみ、食事の接待をされては帰って行った。用意した食べ物やお茶もほとんど無くなっていた。
＜子供たち＞
仏舎利塔でお昼まで過ごした後は、ラジョー氏の家でランチを頂く。
一休みした後はセンターに行き、デスクなど備品の買い物。
その後はセンターで、毎週京都で行っているダルマトーク（法話）のネット配信をやろうとして、数時間四苦八苦する。でも結局、バングラデッシュのネット環境ではまだ無理だということがわかって終わった。でも、少しだけ、京都のみんなとビデオ•スカイプができた。
夜は、やっと微熱も抜けて、頭がすっきりしたようだ。セレモニーの功徳かなあ？
咳は相変わらずだけど、これは街中に飛び交っている、土ボコリのせいだろうと思う。（←ホントか） でも、風邪が抜けた記念に、一大決心してシャワーを浴びることにした。
実は、ここは水しかでないシャワーなのだ。それに、夜はけっこう涼しい。ラジョーさんなどは、夜になると“寒いですねぇ”とか言って、頭にふろしきみたいなのを冠っているぐらいである。（まるで、昔の日本のドロボウにでかける人みたいだぜぃ）だから、夜シャワー浴びるのは、それなりに決心が必要だったのである。
＜頭から、風呂敷みたいな布をかぶっているラジョー氏＞
でも、「僕、これからシャワー浴びます！」と宣言した。すると、ラジョー氏が“えー！？ これからですかぁ？”と驚いてた。すると、“ちょっと待って”と言い、しばらく待っていると、お湯を湧かしてバケツに入れて持って来てくれた。
これは、シャワー室でお湯を水に混ぜながら、身体を洗うシステムである。“そういえば、インドでもこんなことしてたなぁ”と思い出しながら、温かいお湯で、久しぶりに身体中についたほこりを洗い流す。いや、まさに極楽である。
すっきりしたところで、ラカインUNIという地域通貨の発行について、３人で相談する。
それはこんなアイデアだ。まず、学生が１時間ユニのプロジェクトとかで働く。すると、センターで発行する１UNIという地域通貨をもらう。1UNIで、２時間分の無料ネットができる。とまあ、こんな仕組みである。
ゆくゆくは、もっと流通させるにしても、まずはそんなところからスタートしてはどうかなあ、と話し合った。地域通貨ラカインUNIの準備である。
Deb Bachmann
hla kyaw
From: Deb Bachmann <usatao...@tds.net>
To: tao-s...@googlegroups.com; Tsuyoshi Mogi <tao...@mac.com>; Yutaka Toyoda <taoy...@gmail.com>
Sent: Wednesday, February 8, 2012 3:35 AM
Subject: Re: Rakhaing Centre
Tsuyoshi Mogi
僕が語ったのは、将来は、より多くのラカインの村の小学校を再開させるつもりであること。（全部で１７あるが、現在、開校しているのはユニで支援している２つだけ。実は、すべての小学校を開校させるための「秘策」は、すでに練ってある。ふふふ）
あるいは、各国のユニから、定期的にリサイクル品や英語の本、教材などをを、コックスバザールのタオサンガセンターに送る。そしてそれを、各村のPTAの代表が定期的に取りに来る、ということでもいいかな、と思っている。（でも、これの実現は、まだ先だろうから、今の段階では黙っていることにした）
Tsuyoshi Mogi
この学校のあるチョドリバラ村は、ラジョーさんの奥さんの出身地でもある。そしてユニは、この老僧の心意気に応じて、さらなる支援をするようになった。
支援を始めたのが４年前。２年前には老僧に、“私が死んだ後も、子供たちをどうかよろしく”と言われて、引き続きの支援を堅く約束している。
話は変わるが、ミャンマーの自由化運動に身を投じた学生活動家たちは軍事政権に追われ、バングラデッシュ国境のジャングルに逃げ込んだ。ラジョーさんのことを先日のブログで、僕はお坊ちゃまと称した。しかし本人は言わないが、彼はかつて、この国境近くのジャングルで、活動家たちを支援していたのだ。お坊ちゃまとはいえ、なかなか根性がある人なのである。
さて、この小学校に行くため、総勢６人で朝から出かけた。しかし、出発したとたん車がエンスト。街角で、しばらく立ち往生することになった。
＜道で見たポスター。空中浮遊の尊師は、どこにでもいるらしい＞
走れば車で２時間半の距離とは言うが、これはバングラデッシュ的表現で、不動産屋の「駅から徒歩１５分」みたいなものだろう。なんせ、いつ行っても“遠いなあー”と思う。時計みないから実際にどれくらいかかっているのかはわからないが、まだか〜？、と思うのを諦めた頃にやっと着くのである。
さて、ようやく昼前に到着し、子供たちのお出迎えを受ける。老僧に案内されて教室へ行き、みんなに話をして欲しいと言われて話した。
＜出迎えてくれた＞
＜教室に向かう＞
「皆さんはラカインの未来です。そして皆さんの未来を明るくするのは、お互いを思い遣る心と行動です。皆さんがこの学校で、“すべてのラカインの人々の明るい未来のために”という気持で学んでくれたら、老僧もラジョーさんも、そして僕たちも嬉しい」。
この後、日本からもって来た鉛筆なんかを配った。老僧からは、夜クラスも始めたいので、先生をもう１人増やしたい、と相談された。これは、ラカインUNIが検討して決めることになる。
＜老僧のお話＞
＜教室の風景＞
＜賢そうな子＞
その後、３０分かけて国境の町まで行き、昨夜招待してくれた人の家に案内され、昼食をごちそうになる。魚料理や、今やめったに飲めないミャンマービールなど、いろいろと出して歓待してくれた。
＜ミャンマービール＞
＜ごちそうが並ぶ＞
＜写真／家の中を案内してくれる＞
昼食後は、町を散策。
＜街の様子＞
＜ラカインの家も数件ある＞
＜子供の背中が語りかけるもの＞
午後遅くなってから、帰りの車に乗る。再び乗ること２時間半？（多分、もっとだろうなぁ）。夕方、暗くなる前に、ようやく帰りついた。
明日はダッカに移動しなければならない。夕食後は、荷造り。しかし少しでもプロジェクトを進めたい僕たちは、夜９時頃、近所の女医さんに会いに行く。ラカインの学生や女性たちを支援するNGOを主催している人だ。まゆさんの発案で、ラカインUNIの委員の一人になって欲しいという話をするためである。
女医さんとは、夜の診療の合間に会った。お互いの活動について話し合う。そして、ラカインUNIの委員会参加を受諾してもらった。
＜診療所＞
＜女医さんと＞
その後、ラジョーさん、まゆさんん、僕の３人で最後の夜のミーティング。ラジョーさん、僕たちが明日帰るのが、何だか寂しそうだなぁ、、、。
Ryokyu Endo
Anne Desaulniers
Sent from my iPhone
Ryokyu Endo
Tsuyoshi Mogi
以前は、夜のミニバスで１２時間全力疾走し、ダッカとコックスバザール間を行き来していたものだ。しかし今回から、バングラデッシュ国内便の事情も良くなったのか、飛行機で行けるようになった。おかげで時間が短縮できた分、現地での活動内容を増やすことができた。
今日は、１時に空港に行くことになっていた。“ならば、、、”と僕は、午前中に仏教協会との会議を設定してもらった。朝、タオサンガセンターで数名で集まり、まずは念仏のお勤め、その後、ミーティングに入る。内容は、ラカインUNIと仏教協会の今後の調整である。
なにせ人間が集まってのことなので、いろいろある。途中僕は、星一徹のように、ちゃぶ台を引っくり返そうと思った。しかし、ちゃぶ台はなく、最後は和気藹々の握手で終わった。ふうー。
その後、再び仏舎利塔へ登り、次の整備に向けた確認作業を行った。すると、念仏堂に仏像を奉納に来られた方がいた。尊いことだな、と思った。
＜仏舎利塔＞
＜仏像の奉納にいらした＞
ラジョーさんの家にランチを食べに帰る。ラジョーさんには、生まれて間もない娘さんの日本名をつけて欲しいと頼まれていた。それで数日考えた上、れいや（零弥）という名前にした。弥勒菩薩（マイトレイヤ）のレイヤは、たしか友情という意味だったと思う。
零は０だから空を意味し。弥は、阿弥陀さまからもらったから、空＝阿弥陀という意味だよ、と説明したら、とても深く神妙に喜んでくれた。
＜奥さんと、れいや（零弥）ちゃん＞
１時になり、空港へ向かう。何ヶ月にも感じたこの６日間だった。それにしても、寂しそうなラジョーさんがいる。僕はつい何度も“ラジョーさん、大丈夫ですか？”と言ってしまった。
ダッカの空港に迎えに来てくれるラカイン人の学生さんを、ラジョーさんが手配してくれた。ホテルも探しておいて、そこまで連れて行ってくれるという。期待していなかっただけに、親切が身に沁みた。
心の通い合う人との別れは、いつもさみしいものだ。ラジョーさんも、日本に来れるようにして、差しあげたいものだなぁ。そう思いながら、空港ラウンジ（と呼べる感じでもないのだが）に入る。ラジョーさんは、日本式のおじぎをした後に、見送ってくれた。
ダッカの空港に着いたら、三人のラカイン人の学生が迎えに来てくれていた。そして、みんなで探したという、安いホテルに連れて行ってくれた。
荷物を下ろし、ダッカ観光ということで、バスに乗って建築物を見に行く。しかし、あえなく渋滞。何でも、一ヶ月続いた祭りをこの先でやっている。その祭りの最後の日が今日だからという。
３０分以上動かなくなったので、諦めてホテルに戻り、みんなで早めの夕食に行くことにする。カレーや豆スープなどのベンガル料理をおいしく食べた。
彼らが、科学専攻の学生さんたちだと聞いた僕は、“チェスとか、そういう考えたりするゲームって好き？”と聞く。すると、“チェスとかやりますよ”という。
すかさず僕は、“実はこれ、僕が発明したゲーム。近く、オンラインでできるようになる予定なんだけど、やってみる？”と聞く。すると彼らは、“おおっ！”と目を輝かす。
＜写真は、タオサンガセンターでゲームをやった時のもの。ダッカでは、電池切れで写真が撮れなかったので＞
＜真剣勝負！＞
さっそく教えて、ゲームを始める。いやー、実に盛り上がりましたねぇ。確かな手応えを感じましたよ。 笑ってしまったのは、じっと観戦していたレストランのウエイターが、“おい、この戦車もっと進ませた方がいいぞ”とか、口出しして来たことである。ふふふふ。
二、三戦やった後、“このゲーム、１つしかないんですか？”と名残残惜しそうに言う。それで、“上げるよ”と差し上げて来た。みんなで楽しんでくれぃ。
「将来は、学校でトーナメント戦やろう」とか、「そんなら優勝者には、僕が賞品出すよ」とか、「僕、絶対それもらうから」との話で盛り上がる。
僕は、“万国のタオチェスゲーマーよ、団結せよ”の気分である。（マルクスの友だちのエンゲルスという人の書いた“共産党宣言”の最後の一節をもじったもの）
学生さんたちが帰った後、一人僕は、夜の街を散策に出かけた。大通りには、信号もない。これを渡るのは、命がけである。例えて言うならば、東京の環状七号線に信号がなく、そこを渡るようなものである。
しかし僕は、現地の人を真似して、必死に道を渡り、夜の街に繰り出す。一体、何のために？ ダッカの街を見て回りたいという、ただそれだけである。単なる好奇心のために、命がけで道を渡るのだから、実にアホなのである。しかしアホは、アホなりに存在意義があるのだ。
たとえば、コロンブスだって、そんな人間だったんじゃないかなあ。まあ、彼がアメリカ大陸を発見したために、インディアンはひどい迷惑を蒙ったのだけど。
さて、夜の街やバザールなんかを散策した後、ようやくホテルに戻る。（帰りは陸橋を見つけたので、命がけではなかった）部屋に戻っても、途中に出会った「本物の乞食」の残像は、なかなか去らなかった。ニセモノには、余裕をもってお金を上げたりできるんだけど、本物の気迫には、いつも圧倒されてしまい、決して慣れることができない。
ホテルは安くて良かった。しかし、大通りの車の騒音が大変うるさい。果たして眠れるかなぁ、と思ったが、いつしか、まどろむことができた。
明け方、うす暗い部屋で咳をしていたら、とうとう真っ赤な血タンが出た。（うす暗いので、まっ黒く見えた）。ずっと、咳しながら活動していたが、実は３日ぐらい前から、タンに血が混じり始めていたのだ。
一瞬、“結核にでもなったかな？”、何て思った。その瞬間から、すでに心は、梶井基次郎とか立原道造みたいな昔の文士である。“こりゃ、さっそく詩か小説でも書かなくちゃいけないな”なんて、、、。
そこで僕は、“けっ、これぐらい何だ！”と、まだ暗い寝床で無言で吠える。「旅に病んで、夢は枯野をかけめぐる」（松尾芭蕉）だ。旅するバックパッカーは、これぐらいではめげんのだ。今年のバングラデッシュ、最後の日の明け方、、、。
＜後記：心配される方もいらっしゃるかも知れないので、記しておきます。ダッカの後はタイで休憩しました。この時は、ホコリのため咳をし過ぎて、喉が切れたみたいです。お陰さまで、今はすっかり治っています。もう大丈夫です＞
Tsuyoshi Mogi
修復
仏舎利塔がきれいになったことにより、
「修復を手伝いたい」、という方が２人現れました。
レンガ2000個を積んで固めています。
ありがとうございます。
hlakyaw rakhaing
Thank you so much for posting about pagoda construction work.
Namu Amida
rajo
Tsuyoshi Mogi
December 29
In the morning, I went to visit the stupa being repaired at the Uni NPO.
Tsu Oh! Reverend uncle flowers, are not they making me work hard at the garden!
Establishment of the water pump is also half of the land is already garden. Stupa was restored in the NPO Uni was supposed to clean further.
<With earth, I do not have write and GUC RK (Global Uni-community Rakhine) looked good! >
<Well for some reason, he is behind, it will appear to Innovation Nubo. Seems ひま>
The desolate, to the looks of it, when I saw a stupa for the first time, members of our NPO Uni I was feeling very sad.
A few years ago, asking them also to students of Buddhist, did the cleaning with everyone, but he was the beginning of the restoration project so stupa.
Look at the stupa go to clean, I was out Remembering the appearance of that time, was also equal emotion. (Can do this much joy of taste)
Has come to the place a little bit later, are likely to park a Buddhist sanctuary.
<And Bengal tourists>
<At the request of the uncle of "because you can rent to tourists in (? Such) or about 5 yen once building a gazebo," Reverend flowers, try a telescope that I brought from Japan>
Mr. Rajo says, "to everyone thanks to Uni NPO.'s Members are truly grateful," is that with. I wish I was good,,,.
Place for future repair, while checking one in the morning, spend three to consult with one.
Mini-game tournament
By the way, there is a game called Chari Chari-TX ticks that I had completed over the past 10 years.
'm Going online games soon, this time, I was bringing the free distribution version of this board game.
It is for you to teach children in the village of Rakhine, distributed free of charge.
Prior to that, in the Tao Sangha Center, which is the base for the activities of NPO Uni afternoon, he made a mini tournament and to our students and college students of Rakhine.
<Also girls>
<It was game! >
<Is a serious and Minawari>
Why would not you relieved?
At this time, I thought suddenly. And see that people are playing happily in the Chari-TX game, why I would not be relieved?
Probably because I see people going back to the kid?Might also have it.
My uncle and aunt who were doing it and happily flying kites and stuff or if Keri cans, because I might be relieved to some extent. No, this is a sense of relief, but I am a little bit different.
Could it be because his game was invented? Well,,,. Of course, there is the pleasure to share with people that they think their own fun. But this sense of relief that "relieved" it's just, I also feel like not able to successfully explain.
So, because I would go back is extremely deep and this game, suggestions for life such as those obtained by going extremely Shogi,,, such elements?
But if it's just, you do not look good for the people who are doing chess, I was relieved? Separately, I was looking at a person is going to do Shogi, such as warm feeling relieved but to me this is not born.
Regardless of social and title
Then, I remembered that 20 years ago. It had been heard that "Why? Did you made this game together," and answered? "Is not it because it was lonely."
At that time, why did my answer like that, I could not verbalize their meanings. But, this time, to see if the Rakhine college students are doing the game, I was thinking to what they're relieved, I've finally found.
"I remember people and fun to play this game, between such Pureya are going to be friends" I, at first I think.
Since talk like self-congratulation here, extremely grateful indeed, but forgive me but I would like, and do it at a deeper level this game, but there is such a place to exchange each other's view of life through the game.
I would say that the bar chess tournament
Shogi also, of course, there is such a place. I had participated every year in the chess tournament until two years ago, in a bar on January 1 of each year "Mahoroba", is carried out while drinking.
Out to the Board of nembutsu New Year's Eve, as it is without sleeping, until one day, January 1, from 9 pm on the 31st, the night that is to participate in the chess tournament until the morning. I think, Na I do not bother even supposed to play.
I, I at that time. "Yes I'll hand it would end like Na salaryman. Went into it man defense," What's in brawl are you doing with the other party. Shogi does that, but it is aesthetic rather than winning or losing is because my motto. But even so it's life.
Discuss the life
Okay, so I have to digress, I digress. Should not be mixed up with human social title, the surface, something familiar friends.
Regardless of all, people are people and not through the words, and the label that is attached to a Friend world talking life. I can throughout the game is such a wonderful thing.
I think I felt in the hearts of those who are enjoying the Chari-TX, it, unconscious of me, and I think relieved.
Desire that underlies game
I, the thought that people do not want to match the taste to his loneliness tasted like that would probably strong.
I've tasted the loneliness from when I was a child. I say? "Is there also a different take anyone. Has such a sad thing", I was at the age of 17.
Though, because there is such a feeling came alive do not have a language in common with the people, tools and unconscious level Katariaeru people, I would have come much hunger. (I think, of course, I was one of them music, and I'm also likely nembutsu Also, Shiatsu also congenial way)
Also, why pour energy as, over a period of 10 years, he might have been Complete the rules of the game.
I noticed wish that underlie that was creating a Chari-TX to me, and It was through this game, regardless of generations even title, between people, that, I want to be friends like Katariaeru life.
Many thanks to the sympathy of desire
Now, in Taosanga, people who become players Chari-TX (called Chatoran gar) have emerged one after another.
To the wishes of the person, the underlying flow of the game, "I hope people are not lonely," Is it not because he has me unconscious empathy?
If, if so, might now come out even people who can go to teach the children and the Third World, to children in foster care some day, you go to the distribution,,, no, you are out surely will come.
Bangladesh at the end, in the center Taosanga I thought such a thing is, the day is going dark, my heart was filled warm gratitude unawares.
,,, Begins to turn the village from tomorrow.
<Mr. Rajo Senna to special training to you son. He originally a game that was not good thinking. This time, it has become the rule change described coefficients Garatto. Mr. Rajo always is of person you immediately understand my wishes even if you do not say anything, they are running>
Ana Belen Rodilla
From: Tsuyoshi Mogi <tao...@mac.com>
To: tao-s...@googlegroups.com
Sent: Saturday, January 12, 2013 1:29 AM
Subject: Re: Rakhaing Centre
Oliver Stocker
Tsuyoshi Mogi
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12/30
To the village Chodoripara
NPO visit Uni supports the salaries of teachers, an elementary school in the village Chodoripara. Is going down the road of two and a half hours each way by car.
<Midget Miwa taxi Bangladesh, was running in Japan in the mid-Showa>
<Along the way, we buy gifts for children>
<Consultation, and I try to do any>
This village is also the birthplace of Mr. and Mrs. Rajo Choba.
Elementary school was a holiday (? Winter break), The teacher and students are waiting for us. Children, as it will meet with the array of flowers in front of the gate, while I would be afraid that every time.
Each time you come every year to more than 80 years old monk, "I was already old. Guys, then ask that the children" have been and continue to be told.
When you enter the precincts of the temple, the old monk has already lie down on the floor, and several people had been nursed by rubbing the body.
To look at each other, I had a little talk. (It is said that, I did not do me raise a little, the salary of teachers, I have have to worry about most school management. Called is truly "worry, because it contains the plan")
I spend or holding hands or rubbing his body for a while.
Into the classroom, talking face-to-face and little children, I dealt with a souvenir, then Mr. Rajo will explain the rules of the game.
<First of all, from the villagers of high age. Seriously pretty face! >
<To party, too>
Then is a tournament game immediately. It also is the village no Trump NES. I hope you enjoy,,,.
We go to lunch in his home Choba, after playing bout is it that you feast on the table.
While I would like to thank and preparation, I wish I would have been very surely.
I get to return
I arrived way back after lunch. In the evenings, but a planned meeting with the doctor a couple of Rakhine.
They are husband and wife, have done some outreach. So I intend to go to talk "to cooperate with each other, Why do not do it together" that.
Because few people with practical skills anywhere in the world, They are the precious existence.
(Be without home dad, and now,?) No place to feel free to Atsumareru Rakhine women, I was told a long time ago, even in Japan, "a woman without a home to Sangai" and by the way. Without a family restaurant, here, but a Muslim bloc yet.
Recently, Mr. Joy, likely made the day center so that women Atsumareru so.
In addition, children who live in mountainous areas such as Chittagong hill, not receive advanced education is poor.
Currently, they thought they were over the course of its history, and want to support something so hardworking students are likely to have provided free dormitory students as a part of the center two woman.
One is likely to want to do a large dormitory.
Left the village, I will go back being shaken again two and a half hours by car. I arrived, my husband! It's already 4:30.There is only a little after five o'clock appointment.
Toward the clinic soon relieved, I talked for about an hour.
Night, after dinner is full of the roof of the annual.Thankfully, I'm also still be whiskey distilled spirits Rakhine.Because it is cold, I drink a little overdressed.
I was surprised to see the moon through a telescope astronomical bring! What is the month, it was clean so I was! . Different urban and Na indeed. I do not leave scorched eyes.
,,, Clearly, the moon is seen in Bangladesh, was on the scene until the mysterious crater.
Anne Desaulniers
Chitose
Lee Sheng Maria Sun
Cronin Jeanne
Anne Desaulniers
Sent from my iPhone
Lee Sheng Maria Sun
Alfred Müller
It‘s very impressive what happend in the last years there in Bangladesh.
Thanks for sharing, Thanks to Ryokyu, Mayu, Rajo and everybody!
Nam Amida
Alfred
Tsuyoshi Mogi
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"New Year's Eve I come to think of it," December 31,
I went to elementary school in the village Kurusukuru UNI.(Here is about 40 minutes by car so, go is easy)
Principal can have four teacher, has been teaching the Rakhine language is a monk.
Rajo's interpreters, I talk about how the future recipe, or to expand support to all 17 villages.
Well, then, tell me the game, the Chari-TX to the teachers Mr. Rajo.
Then, is doing or saying, "Bokkan" until the principal of the priest. Interesting tax, while this person with a serious face!
<~ I interesting! >
<Yeah, do you move these>
<If you Kimi, issued before the tank is more than good, I will lead or principal. I've seen, and some strategic sense eye! >
"Please tell me later distributed to the children", you will continue to put what I set.
Then, each around the classroom. To children, teach you how to become a powerful mind of mind a little.
And then I was surprised! Guys, are they not doing surprisingly pleased!
Oh, I see! Feel free to agree, the future, and I, you should be good if you went to spread more and more, that you are doing in Taosanga!
<I would distribute souvenirs,,,>
<Child and you're nervous, or a child laughing later>
<At first but everything>
<Everyone, everyone still happy last>
After eating lunch Rajo is back home, going out to practice (Japanese sutra) Otsutome of Mr. Rajo.
The students gather at night, it is scheduled to do a mini New Year's Eve nembutsu at any rate. Since reading Mr. Rajo, yell contains.
Mr. Rajo, At first, only a big voice profusely, was also negligent melody also reading. But we have become good stamens minutes.
For he is joined weekly by telephone to speak at the same time the computer now, and Skype, in the plural, to the Board of sutra practice.
Meeting this exercise, we'll connect Europe, Canada, Japan, and Bangladesh by the way.
Then, (but not enough to even say) with grim determination to take a shower. Since coming to Bangladesh, it is the first time.
Mr. Rajo is, bring me a bucket to put the hot water. I wash my body fill with water a little at a time while it was covered in dust for the first time in a long time.
Oh, Ya gratitude. Today is Mon night's meeting of the nembutsu. I gotta get refreshed.
Night, New Year's Eve mini and Buddhist prayer meeting. I had thought, and what to do in the first two or three people, I was surprised to come a dozen.
Or work experience of care, was first described nembutsu or there.
I smile and then performs Otsutome one hour, afterwards, people feel like Dad, "is happy and has a Buddhist prayer."
Also a few people who were close to, the feeling that said, such and so, I have nodded. ,,, To my mind, has spread a feeling of happiness that you came home with.
,,, Walk in my nembutsu, people are making noise with music at high volume. New Year's Eve go indulge in Cox's Bazar.
In my heart, there was a calm and happy,,,.
hla kyaw
Thank you so much Mogi San, Ryokyu Endo San, Mayu San and all For sharing with all about serenity and hapiness the end of the year (4) in Bangladesh.
Namu Amida Butsu
|
Alex Pereklita
Subject: Re: Rakhaing Centre
Tsuyoshi Mogi
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New Year's Day
I never thought I would be in Bangladesh No, do New Year Buddhist prayer meeting.
Young and old, but because it was coming to a positive monthly temple visit Tao Sangha Center from the morning, prior to the nembutsu, based on the interpretation of Mr. Rajo, I, I was allowed to talk a little bit.
Kanjo and say (emotion), in the nembutsu ", we will come to the dojo to our Buddha or Bodhisattva.
Then, turned around to all the enlightenment of our universe is the oversoul Amida space it's received (echo).
I felt as if some people very kindly pleased God nembutsu land last night.
Everyone, while prayers of all living things, and all ancestors and family, so as to provide enlightenment of Buddha Amitabha Furi-muke, please nembutsu "
<Mr. brow, greeting the New Year>
After an hour's chanting nembutsu and everyone, to the entertainment of the breakfast. Glutinous rice sprinkled with coconut and tea, and so on 焼きそば Rakhine.
Say to the elders of the city looked like bending Kangaibuka people, "had entered the Japanese Buddhism, that means the first time in the history of the Rakhine and".
Rather than Japanese Buddhism, but he was a world Buddhist teachings of saint preached the nembutsu valve Sakae denominational super Meiji era, with the universality of the world in the first place but enough to share.
"I'm doing in various regions such as North America and Europe. Nembutsu us we did today, Buddhism, because are universal, but it is better done with everyone" I am, by the way answer strange I so Oops.
<Entertaining breakfast>
Since the time came, I set up the computer. It's for connecting the PC video phone (Skype).
Tao Sangha centers around the world are doing the nembutsu New Year's Eve, but at the same time for each Kawashi Happy New Year! Are, but annual.
When I try to connect, oh! Communication situation in Bangladesh but still weak, do not hear the voice of Canada and Tokyo!
'm Like Austria and Kyoto also has led, I do not hear voices here.
Image of the center of Monte seemed so estriol, exchange greetings with everyone Taosanga Canada.
In the evening of New Year's Eve yet, Nembutsu now seems beyond.
Passing the headphones to explain to elderly people coming to the center in Bangladesh, "It is the people who say the nembutsu in Canada."
Watching the video, I'm a little surprised to speak. Well, I was surprised at first, yeah, too.
When such is the Banzai civilization.
<Center for Women Created by Sunjoy>
Also New Year's Day, we stay time is limited, we can not have it leisurely. Bangladesh itself, were never a feeling that the New Year mood.
Going to see a shelter for women who had made Mr. Doctor, I go to the stupa further afternoon, then consultation.
Evening, I will ask for a meeting of the affairs of the center also helped Mrs. Rajo. She is also a computer he had learned English in college as well actually.
<Repair of the stairs has been completed quite>
<Uncle has been working happily as when they go>
<View from the stupa>
<Meeting his wife for the first time put a>
<And say what you're doing, where I'm hanging a mosquito net. If there is a mosquito that can have one before the habit cold Ding, sleepless>
<Nets is complete, it is a relief>
After dinner, New Year toast of three people on the roof!Whiskey and who has been bought at the airport duty-free shop in Bangkok, recourse is a species of persimmon that Mr. brow brought from Japan. (She does not forget to bring the seed of the persimmon)
But I do not think enough. Thanks to the telescope, I impressed the month thing,,,.
Tsuyoshi Mogi
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January 02, to the village Marefun
We opened a primary school for other Rakhine, go to visit another village.
Going down the road of more than three hours each way. It is a work day.
I have finally arrived!
I get various guided through the village. Although not a large village, there are three temple.
I consider various walking, where the temple is opened they are suitable.
Mr. mayor, he found people and a firm sense of responsibility, but still young. (Basic, Naa I'm still a sense of responsibility)
<Children of the village>
<Home silver artisan processing>
<Well in the village>
<Pain have also lean animals feel youthful,,,>
<Priest of the village intelligentsia wind>
<The entrance of the temple>
<To this temple, there was a space I could use in the classroom sky>
We were there with the people of the village, you will need to talk face to face from the front right.
I mean, the most important thing is "So? Whether to become truly effective support."
I have heard and just give the money to support a large organization, part of which is used as an expense is greater.
In addition, through the administration and local government and, a significant portion of that ends up in the pockets of local officials. Already, it has already been experienced in another country.
Directly, of supporting each other in cooperation with the local people is the policy of the NPO's why Uni.
And the people of the village and feel while Mitengu, that they do for sure, but I think the importance of this policy again.
They want the people of the village NPO Uni is, for example, that the Board of Education to make a village, or a teacher looking for responsible, or to consider the course content.
Others, you can open a briefing to the parent, including educational policy that will establish a plan and, I gotta get moving and not many people, on their own.
There is a clear proof of the action, will help you live for the first time. of on it becomes clear, is the opening of elementary school uni.
I gather the people of the village was the main, I said.
Out a number of conditions. Simply do not give money. Several have been perfectly clear, "We are moving NPO Uni.
I keep in touch with Mr. Rajo proceeds with the representatives of the Rakain'yuni. When will I start is up to you "
It is a village that does not support education has entered so far. Or there is a mood of resignation and was skeptical.
There is a flow of time that has slowly peculiar Southern Hemisphere In addition, I will absolutely slow motion.
However, the child should go to grow every year. I think it would have been supplied to the mood of the past, and you can not create a new era of Rakhine. (Even if I hurry, but there is no way,,,)
Really, all I have at stake in the rapid movement of people in the village, however.
<In the discuss, or enthusiasm here was Tsutawa~tsu, I have become seriously villagers. Are you wearing a pink shirt central San mayor>
<NPOユニの理念を説明するラジョーさん>
Then treated to lunch in the village, drive more than three hours again. Along with the dust, I finally go home.
However, we were left to work yet.
For a married couple drawn into NPO Uni-Rakhine doctor, it is a final meeting.
Or say, "~ It is interesting Taosanga is," I have put your husband! And discussion is over. My mother, success strategy! "Welcome Too Uni!" That was the greeting of my parting.
<Mr. and Mrs. Marenin doctor Rakhine>
Last day is tomorrow,,,.
Rajo's appearance is supposed to come from this time is somehow so lonely, painful honesty.
Invited, "says Rajo, will drink," and a little three on the roof at night, I drink and sad,,,.
Tsuyoshi Mogi
Sun, January 03, moved to Dhaka
After doing the practice of sutra Rajo's, I went to the airport have done accounting.
I always feel so lonely in, Mr. Rajo of parting is, it becomes hard for me.
If you do not encourage "Taosanga World Conference of Thailand, I'll see you in a month. 7 Sa ー call from Mr. Rajo," and I can not go home to leave him.
<Mr. Rajo in the parting of the airport. The look is completely different than when I was greeted is hard,,,>
In Dhaka, Rakhine students that Najjar was greeted.
Dhaka
There are many homeless children in Dhaka called, and no street children and parents the way home.
Although the bread of life to garbage collection, they are hungry for affection, those who fall prey to adult sexual perversion.
You therefore want to have physical contact, young boys and girls, it is immediately baboon father sex coming from India and Pakistan.
1 <boy collect trash>
<2>
<3>
<4>
<5>
From among these children, why do you must live by the garbage collector.
If I'm not becoming the prey of adult Nakya Ne Kita why.
The results are in sex aids, in order to forget the pain of the body injured, so that the children do drugs.
So, at the sight of the children and the food of life garbage collection is, I, as dreamed Ukasare heat suddenly,.
, And I want to build an orphanage for them.
, And I was able to help make the future a little happy.
I think he would not know what to do I have no anger and pain with emotions, such as Itatamarenai, like a nightmare to suddenly heat.
I was going to go with went to Dhaka, many street children that lived in the park.
But, to hear from the hotel, and there is quite far away, but this time I give up.
In fact, I had become that it is said that there is a consultation to Najjar, while listening to dinner together.
,,,, Tomorrow left for Dhaka.
<City of Dhaka, there is no signal at the boulevard>