サイセヴァ メールマガジン
~ SSSIOJ 奉仕チーム ~OM SRI SAI RAM
令和6年能登半島地震により被災された皆さま、ご家族、ご関係者の皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
2月4日(日)の震災復旧支援セヴァについて、金沢グループからご報告させていただきます。
※写真付きの同報告は、
こちらから読むことができます。
七尾市にある避難所の田鶴浜高校に、今回初めてお食事をお持ちしました。
避難所での火を使った調理はできないため、できるだけ近い所で調理できる所がないか探したところ、宝達志水町民センター「アステラス」が普段は土日祝日休館なのですが、使用理由と団体名を伝えたところ、日曜日だったのですが、使用許可が下りました。
<ベジタリアンのメニュー> 50人分
・のり巻き(きゅうり・おしんこ)
・いなり寿司
・ポテトサラダ
・めった汁(具だくさんの野菜が入ったお味噌汁)
14:15頃に田鶴浜高校に着き、無事にお渡しする事ができました。
避難されている方は、家の片付けなどに戻られたりしていて、お会いできなかったのですが、対応してくださった市の職員の方も喜んでくださいました。
現地で火を使用できないことを事前の調査で知っていましたので、温かいままお届けしたく、できるだけ被災地に近い所から運ぶことを今回検討させていただきました。
次回もお弁当持ち込みのお約束をさせていただきましたので、2月10日(土)同じ時間・場所で調理し、田鶴浜高校ヘ行かせて頂く予定でいます。
以下は金沢グループのメンバーで、富山県から今回のセヴァに参加した方からの報告です。
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国の名勝に指定され、多くの観光客も訪れる石川県輪島市の「白米(しろよね)千枚田」の美しい風景が北陸銀行の2024年のカレンダー。年末に北陸銀行で能登・輪島市の白米千枚田の美しい景色のカレンダーをもらった時、「来年は輪島観光に行きたい!」と思った。まさかその数日後、そのカレンダーの美しい場所が震源地となる、震度7という残酷な地震が起こるとは予想だにしなかった。しかし「輪島の朝市」という文字が脳裏に浮んでなかなか頭から消えないのが自分でも変な感じがしていた。
昨年12月30日、私の所に遊びに来たサイの兄妹姉妹に「お正月休みに能登に行かない?」と誘う言葉が私の口まで出かけた直前、「STOP」と内から大きな促しがあり、言うのを止めた。あの時、STOPという促しがなければ、1月1日に私達は能登に観光に行っていた可能性は大いにある。
楽しいはずの能登里山街道、なぎさドライブウェイの千里浜、金沢方面から能登に向かう道路は日本海を眼下に見ながら能登に暮らすおじいちゃん、おばあちゃん、ご両親、兄妹姉妹、友達に会うため、癒しのお正月を過ごすため、大勢が車でこの街道を能登に向かい、1月1日でそのまま、もう戻って来れなくなった。
2月4日(日)
金沢グループ サットサング16名で羽咋郡宝達志水町門前にあるアステラスという施設で調理をし、そこから36キロ奥の七尾市の避難所の1つ田鶴浜高校に15名で訪問。
皆で作った海苔巻、いなり寿司、汁物等を届けた。
蛇口から1滴の水も出ない現状がつらく、「ちょうど今日からダンボールでプライバシー空間ができました。心をお寄せ頂きありがとうございます!」と仰る避難所に避難しながら市役所に働きに行っておられる女性の気丈さに感心した。
「心を寄せて頂きありがとうございます...」 と何度もその女性が私達に仰って、「心を寄せる」これはセヴァの基本であると肝に命じた。
33名の避難者が田鶴浜高校におられると「名古屋市」とプリントされたゼッケンを付けているスタッフの人から聴いた。
ダンボールの仕切りの空間が並んでいる体育館、海が近いにもかかわらず1滴の水も出ない蛇口にショックを受け、為す術もない自分の不甲斐なさ。
避難所を後に、田鶴浜ICから能登里山街道を金沢グループは4台の車を走らせ、金沢方面に戻った。我々が金沢へ戻る道、反対車線に目を向けると、年末から元旦に能登に向かって里山街道を通って行ったであろう被災し命を落された人々の、特に幼い子供さん達を思うと、これから未来があったはずの人生が無念で悔しく、ずっとただ悲しく、(スワミ、どうして。。。なんで、スワミ)という想いが込み上げて、涙が溢れてきたが、同じ車に乗っていたSai姉妹(アナンタプール校の卒業生達)は、働き疲れて眠っていた。
1月に富山県の避難所に訪問した時は、私ひとりだった。避難所の帰り道は波動が重く、あと1キロで自宅にたどり着く地点で身体が疲れて動けなくなり、コンビニで休んでから帰宅できたという事が、2度ほどあったが、2月4日はサイファミリーと共に行動したせいか、波動が軽くスムーズに帰れた。
サットサングの良さは、波動の軽さであると実感した。
被災地の波動はまだまだ重く感じられ、「みんな幸せになりますように」と祈らずにはいられなかった。
ジェイ サイラム
サティヤ サイババの御言葉です。
『丈夫で力のある人は、弱く無力な人を守るべきです。だれか困っている人を見かけたら、その人に思いやりを示し、涙をぬぐってあげるよう努めなさい。これが真の慈愛です。このような慈愛は正義です。それは愛です。私たちが自分の愛を拡大したとき、全世界に幸福をもたらすことができます。ですから、愛を育みなさい。もし貧しい人や病人、困っている人に出会ったら、何であれあなたができる援助を施しなさい。あなたがそのような人々に助けを差し伸べるとき、神は神の愛をあなたに降り注ぐでしょう。神はすべての人間の内に、愛という姿で存在しています。この愛を無駄 にしたり誤用したりすべきではありません。今日、私たちは勝手気ままにあらゆるものに愛を示しています。好ましくないものを愛することによって、私たちは誤った道をたどり、惨めな状況に陥ります』