kyoさん、
開発者のくぼです。
学籍番号欄に限らず、「もっといろいろな体裁での帳票を作りたい」
という要望が寄せられておりますが、他に優先度の高い機能開発が
あることなどから、個人的には、このための時間が取れずにおります。
Java(Swing), XML(XSLT,FO,SVG)について知識のある技術者で、
手伝ってくれる方がいるといいのですが…。
あるいは、どうしても今すぐ学籍番号欄の読み取りを実現したいならば…、
SourceEditorは、調査票のPDFファイルを作成するときに、
同時に「SQM形式」と名づけているXMLデータを作成して、
PDFファイルに添付しています。
このSQMデータは、W3C標準のSVG Printという形式を基本としていて、
ページの中のひとつひとつのマークの位置をsvg:rectというタグで定義し、
さらに、svg:metadataというタグの中に、設問の型情報などを、
W3C標準のXFormsという形式て記述するといったような内容になっています。
ようするに、このファイルを自作すればよいのです。
そのためには、まずは、
SourceEditorで作成したPDFファイルをAdobe Illustratorなどで読み込み、
その余白の部分に学籍番号欄を描き足したPDFをつくります。
これが、印刷原稿になります。
次に、このPDFを、
ページ全体を100dpiでラスタライズしたビットマップ画像を作成します。
この画像の中の、自分が描き足した学籍番号のマーク欄のひとつひとつの
マークについて、x,y,width,heightの数字を拾ってメモしておきます。
そうしてメモしておいた数字を使って、SQM形式のデータの中に、
svg:rectのタグを、自分が描き足したマークの数だけ、
見よう見まねで書き足してやればOK、ということになります。
ちなみにぼく自身、
択一選択式設問中の最後の設問を「その他:( )」というようにしておいて
PDFを生成し、ここに添付されたSQMファイルを開いて編集し、
「その他」の括弧部分の位置に相当するsvg:rectを書き足して、
そのsvg:metadata内には自由記述式設問を表したxforms:textareaを指定する…
といったようなことを、ときどきやります。