くぼです。
> いつもお世話になっております、sayamaと申します。
> Source Editor 2.0にて作成したデータについての質問です。
>
> 設問グループを集計すると、Mark Reader 2.0には、「列の定義」のみ表示されて、行の選択肢が多数ある場合、どれがどの設問かがわから
> ない状況になっております。
>
> 公式ページのサンプルでは無事に表示されるため(1-1○○…、2-1□□…、など)、書き方を確認したのですが、具体的には分かりませんでした。試
> みでSource Editor 2005で作成した.pdfファイルを用いてみると、結果には設問ごとに設問文の表示がありました。
>
> そこで、もう少し違いを調べてみると、Source Editor 2.0で作成した.pdfファイルに添付されている.sqmファイルの中に、設問
> グループの時には行の設問内容が記録されていないことを見つけました。
>
> Source Editor 2005では、しおりに記述されているために表示され、Source Editor 2.0では、.sqmファイルに列
> の定義のみ記録される、という認識で正しいのでしょうか。
おっしゃるとおりです、
この問題点については、認識していたのですが、
なかなか対応する時間がとれずにおりました。
原因については、ご指摘の内容で示唆されているとおり、
SourceEditor2.0での.sqmファイル生成にバグがある、
ということです。
今回、一念発起してSourceEditorを更新し、次のURLに置きました。
http://sqs-xml.sourceforge.jp/2008/12/06/SourceEditor.jnlp
いくつかの新しい機能を、盛り込んであります。
・「設問グループ」の「行の定義」の「設問内容」が、
集計結果上に反映されない問題を解決しました。
・生成されるPDFマークシート式帳票で、以前のバージョンでは、
上下端に12個づつ、計24個並んでいた■模様を、
上下端に2個づつ、ページ隅の計4個のみとしました。これにより、
黒インキでのベタ印刷部分の面積が少なくなるため、
印刷トラブル軽減が期待できます。
なお、MarkReader2.0からのアルゴリズムでは、
マーク認識のためには、もともと4個の■しか
使っていなかったため、今後、4個になっても、
認識性能は変わりません。
・SourceEditorで生成したPDFファイルを、
SourceEditorの「ファイル」メニューの「開く」機能、または、
SourceEditor画面上にファイルアイコンをドラッグアンドドロップ操作で
指定することにより、そのPDFファイルに添付された
.sqsファイルを抽出して開くことができます。
・マークシートPDF原稿のレイアウトやデザインを生成する
XSLTファイルのカスタマイズを可能としました。
具体的には、Windows XPでhogeというユーザで利用している場合、
c:\Documents and Settings\hoge\.sqs\SourceEditor\xslt
というフォルダ以下に、
http://diaspora.prof.cuc.ac.jp/svn/sqs-editor/src/main/resources/xslt/
以下の内容をコピーして、必要な部分を書き換えることで、
カスタマイズを実現できます。
たとえば、
c:\Documents and Settings\hoge\.sqs\SourceEditor\xslt\FO\attr.xsl
というファイルの、
<xsl:variable name="base-font-size-pt">11</xsl:variable>
の部分を、
<xsl:variable name="base-font-size-pt">14</xsl:variable>
のように変更すれば、文字の基本サイズが14ポイントになります。
また、
<xsl:variable name="fontStyle">Mincho</xsl:variable>
の部分を、
<xsl:variable name="fontStyle">Gothic</xsl:variable>
のように変更すれば、文字を明朝からゴシックになります。
くぼ