Slackware とBluRayディスク再生

[ABE Shin-ichi]

JWです。
自分のLinux環境は slackware64-currentがメインです。この環境において
BluRayディスク再生の可否の確認をしておりまして、自分で納得できるところまで
終えたので報告します。部妙な話題かもしれないので、詳細は省いて結果を簡単に記します。

前提として、素のslackware64-currentではなく、いろいろとライブラリを追加したり、
再生するアプリケーションをリビルドしたりしての結果です。
結論は、 vlc, mplayer, mpv, xine すべてにおいて再生することができました。
基本、コマンドラインから再生することを試みました。

1. vlc の場合：
$ vlc bluray:///dev/sr0 で再生ＯＫ。
　　※ただ、vlcは動かすためにいろいろと依存ライブラリを足す必要があったので
　　　あまりお勧めしません。

2. mplayer の場合：
$ mplayer br:////dev/sr0 -lavdopts threads=4 -chapter 1 -alang jp -slang jp
　　　にて再生ＯＫ。
　　※後半の二つのオプションはそれぞれ、音声＝日本語、 字幕＝日本語　の指定

3. mpv の場合：
$ mpv bd:// --bluray-device=/dev/sr0 --alang jpn --slang jpn
　　　にて再生ＯＫ。
　　※後半の二つのオプションはそれぞれ、音声＝日本語、 字幕＝日本語　の指定

4. xine xine の場合：（前提：xineのみ、 /mnt/bluray にディスクをマウントした）
$ xine bluray:///mnt/bluray　で再生ＯＫ。
　　※ xine-libはデフォルトでインストールされるのもではうまく再生できなかった（音だけ出るが、
　　　画面がブラックアウト）ので PatのSlackBuildを一部変更してリビルドしたらうまくいきました。
　　　ここだけ具体的に説明すると、SlackBuildでコメント（#）が付いて無効になっている行を
　　　一部有効になるようにした。（下記）

# # Fix source for ffmpeg-3.2.x:
sed -e 's/avcodec_alloc_frame/av_frame_alloc/' \
-e 's/avcodec_free_frame/av_frame_free/' \
-i src/combined/ffmpeg/ff_{audio,video}_decoder.c \
src/dxr3/ffmpeg_encoder.c &&
# #sed -e 's|wand/magick_wand.h|MagickWand/MagickWand.h|' \
# # -i src/video_dec/image.c &&
sed -e '/xineplug_vo_out_xcbxv_la_LIBADD/s/$(XCB_LIBS)/$(XCBSHM_LIBS) $(XCB_LIBS)/' \
-i src/video_out/Makefile.in &&
sed -e 's/\(xcb-shape >= 1.0\)/xcb \1/' \
-i m4/video_out.m4 &&

物好きな奴とお思いでしょうが、やればなんとかなるというのが結論です。