岸田です。
先ほどのメールに続き、石巻の状況を報告します。
3月11日が震災の日、私が一回目に石巻入りしたのは4月20日、今回二回目で
5月20日です。一回目と二回目の違いは、道路のガレキはかなり撤去された事です。
ただ未だにいたるところに自動車は放置されていますし、全く片付けていないガレキの
区画(道路ではありません、住居区画です)もあります。ボランティアに入ったお宅で聞き
ましたが、自宅に戻られている方はそれ程増えていません。帰れないのです。またボラ
ンティアに作業を依頼する事すら知っていない人々が多いのです。
前回のシンポジウムでは生活基盤(仕事)の再構築が話題になりましたが、じつは
それは未だ少数の人で、多くの人は(住める自宅がなんとか残っている場合ですが)
自宅に戻れない状況なのです。自宅のヘドロ出し、家財道具整理、なんとか住める様
にするまでの修繕の仕事は最低未だ半年は続くでしょう。そしてその次は自宅に帰ら
れた(独居老人)の世話が課題になります。
次回は6月中旬にまた石巻に行きますので、報告します。
なお今回の台風による大雨で、地盤沈下地域ではかなりの冠水があった模様です。
私のボランティアに行った湊町では大潮の時に20センチくらい冠水していましたので、
今回どれ位被害が出たか心配です。床上浸水していない事を祈るのみです。
以上です。