takodoriです。
On Sep 16, 8:00 pm, Naoki MATSUZAKI <
naoki.matsuz...@gmail.com> wrote:
> 全くその通りだと思います。個人的に紙の棋書でいくつか不満なことがあるのですが、電子書籍なら解決しそうな気がします。私が読むのは詰将棋本が主です
> が、手筋問題や必至問題などの本でも似たような場面があると思います。
>
> ・問題の並び順について、ある詰手筋に慣れるために似たような問題を続けて解きたい場合と、直前の問題がヒントにならないようにランダムに解きたい場合
> があります。電子書籍なら一冊で両方の用途に対応できそうです。
>
> ・ヒントが載っている本の場合、目に入ってしまうと推理小説でネタバレをされたような気分になることがあるので、しおりで隠しながら読んでいます。ヒン
> トの表示有無が選択できるといいと思います。
>
> ・不正解だったときにどこが間違っていたか自分で考えた上で再挑戦したいのですが、答え合わせのときに正解手順が見えてしまうのが不満です。正解手順を
> バラされることなく不正解ということだけを知りたいと思います。
なるほど、いろいろありますね。紙の書籍だとそもそもあきらめが先に立ってしまうので、こういう要求ってあまり顕在化してこなかったんだと思います
が、だとすると
今はこういう潜在的な要求を集団の叡智で「見える化」するのにいい時期なのかもしれませんね。
ちょっと将棋から離れますが、この手の問題を解く形のアプリケーションというのは圧倒的に英語教材の需要が多くてさまざまなものがあります。自分は
NHKの
ゴガクルというのを最近使い込んでいるのですが、いろいろなボタンを試してみると自分の用途にあった、ないし、近い使い方ができるのが面白いと思ってい
ます。
例えば、基礎英語3というのを例にとって見たいと思います。
http://gogakuru.com/english/phrase/24299?refererFlow=enSearchProgram&condProgramID=114&condLang=English&orderPhrase=0
これが個々のフレーズの標準のページで、英語と日本語訳と日本語の解説がデフォルトでは表示されているのですが、左の「聴き取り」のボタンを
押すと、このようなページが表示されます。
http://gogakuru.com/english/phrase/24299?refererFlow=enSearchProgram&condProgramID=114&condLang=English&orderPhrase=0&mode=listening
このページはボタンだけのページです。「発音」「英語を表示する」「日本語を表示する」「解説を表示する」のボタンがあります。ここで自分のトレーニン
グとして
まず「日本語を表示する」のボタンと押して、出てきた日本語文を見て、できるだけ瞬間的にそれを英文にして声に出す、ということをやっています。それで
答え
合わせですが、「発音」のボタンを押して耳で聞いて答えあわせをするのを基本にして、うまく聞き取れなかったときに初めて、「英語を表示する」というボ
タンを
押して英文を見て理解する、ということをやっています。
ここで、自分がつっかえたり、しっかり覚えるために復習したい、気の利いた表現なので別に取っておきたい場合に、「お気に入り」「フレーズ集」「タ
グ」
というボタンがあって、番組のオフィシャルのフレーズ集から、自分の用途に応じて、自分用のフレーズ集を作ることができるし、それをネットで公開する
こともできる(わたしはしませんが、(笑))。
詰将棋や必死、手筋の問題集も、自分用途で選別、編集、並べ替え、タグ付けなどが電子書籍になってできると面白いのかなと思っています。
>
> 電子書籍からは離れますが、教材の話に関して、チェスの手筋問題を出題するサーバー、Chess Tempo(http://
>
chesstempo.com/)やChess Tactics Server(http://chess.emrald.net/)を思い出しまし
> た。
>
> 問題毎に、難易度を表すレイティング、正解率、平均解答時間、関連するキーワード(将棋でいえば「両取り」や「開き王手」など)のタグ情報、解答者のコ
> メントなどの情報が管理されているようです。また、解答の履歴や成績のグラフなどを表示することができて、成長の度合いが分かります。
>
> 問題が大量に(二万以上)あるので、どうやって用意したのか調べたところ、実際の対局で生じた局面をコンピュータに解析させて選択したそうです。将棋で
> も似たようなことができるかどうか、興味があります。
これなんですよ。まさに日本法で将棋の棋譜の著作権がもやもやしていてアプリの開発を安心して進められないのは。チェスの場合は一般に棋譜には著作権
が
ないということになっているので(そうなるまでには実は裁判があったりして100年くらい、いやそれ以上だったかな、の長い闘いの歴史があります。)こ
のようなア
プリの開発が「安心して」進められる、という事情があると思っています。