電子書籍になったときの詰将棋本

95 views
Skip to first unread message

takodori

unread,
Sep 15, 2011, 3:09:07 AM9/15/11
to ginsho会(仮)
 電子書籍の詰将棋本について考えて見ます。

 例として、内藤九段の「のびのびしみじみ7手詰」を取り上げて考えてみます。
この本は、7手詰ばかりの問題が100題収められています。これを電子書籍に
した場合、1手詰が100題、3手詰が100題、5手詰が100題,7手詰が100題の
計400題の詰将棋問題集として発行することが大した手間をかけずにできるこ
とになるのではと思っています。

 要は、どんな7手詰の問題でも、正解を指していけば最後は1手詰の局面に
なるし、途中では、5手詰、3手詰の局面に出くわすわけです。それらすべての
局面図を問題として、1冊の本で、難易度の低い1手詰めから並べて、順々に
解いて行くことによって、最後には7手詰めが詰ませられるように読者のレベル
を引き上げるのを狙いとするような本が技術的にはさほど手間をかけずに電子
書籍では可能かと思います。

 これを紙の書籍にしようとすると、問題図だけで4倍のスペースが必要になる
ので、冗長過ぎて話になりません。

 詰将棋だけでなく、電子書籍による棋書は既存の紙の印刷物の発想を超え
て真に読者のためになるにはどうしたらよいかを考えながら作っていくのがいい
のではないかと思っています。また、その際に、棋譜のデータの持ち方として、
何ゆえに JASON が、既存のファイル、データ形式よりも優れているのか、という
ような観点から、私は考えていきたいなと思っています。

takodori

unread,
Sep 15, 2011, 3:09:07 AM9/15/11
to ginsho会(仮)

Madoka Kitao

unread,
Sep 15, 2011, 3:50:19 AM9/15/11
to ginsho会(仮)
詰将棋は、変化手順も解答も、
すべて動けばいいな、とおもっています。
(変化の場合は盤の色が変わるとか、視覚的にわかるといいな)

言葉を書かず盤面だけで表現するのが目標です。
アプリならそれが可能なはず。

最初簡単な問題をだして、そこから手数を伸ばして教えるのはとても大事なことで
基本的な詰め手筋を伸ばすバリエーションはいくつかネタとして持っていますが、
それが、どの詰将棋でもできたらいいですね。
私はそれを教室で紙や盤をつかってやっているのですが、
いつもipadでできたらいいのになぁと思っています。
(パソコンだと画面が邪魔で、生徒の顔や回答内容がみえないため)

話が脱線しますが、うちの駒doc.フェスタでつかってみた、一手詰のアプリです。
http://www.komadoc.com/appli/Simple1ttezume.html
これは、データが少しかはいっていません。(たいがーさん作)

私のこども教室でつかっていますが、とても人気です。
将来的には、問題の正解率とか、参加者の解答数ランキングとか、
ID管理して、その人がどれだけ伸びたか(グラフがでるとか)という
教材として利用したいと考えています。

また、テスト、検定のような利用法ねあるかと思います。

Tomoyuki Kaneko

unread,
Sep 15, 2011, 5:35:02 PM9/15/11
to shogi-de...@googlegroups.com
こんにちはGPS将棋の金子です。

2011/9/15 Madoka Kitao <mad...@gmail.com>:


> 将来的には、問題の正解率とか、参加者の解答数ランキングとか、
> ID管理して、その人がどれだけ伸びたか(グラフがでるとか)という
> 教材として利用したいと考えています。

詰将棋の成績管理というつながりで、将皇さんのサイトが関連深いかもしれません。
http://www14.big.or.jp/~ken1/application/shogi.html
たしか、問題と参加者のレーティングの両方を管理されていたと思います。
--
Tomoyuki Kaneko

Madoka Kitao

unread,
Sep 15, 2011, 7:10:48 PM9/15/11
to ginsho会(仮)
なるほどー。情報ありがとうございます。
早速見てみました。

これってたしか、iphoneアプリにもあって、知り合いが使っていた気がします。
ただ、問題の内容がちょっと、なんですよね。

ブログも見ましたが、1手詰アプリ、すごく発想が似ています。
http://ken1-fund.jugem.jp/
とりあえず、ブログに足跡つけてきました。

このプログラマさんはどなたかお知り合いでしょうか。
いろいろお聞きしたいです☆

On 9月16日, 午前6:35, Tomoyuki Kaneko <kan...@graco.c.u-tokyo.ac.jp>
wrote:
> こんにちはGPS将棋の金子です。
>
> 2011/9/15 Madoka Kitao <mado...@gmail.com>:

Naoki MATSUZAKI

unread,
Sep 16, 2011, 7:00:50 AM9/16/11
to ginsho会(仮)
>  詰将棋だけでなく、電子書籍による棋書は既存の紙の印刷物の発想を超え
> て真に読者のためになるにはどうしたらよいかを考えながら作っていくのがいい
> のではないかと思っています。

全くその通りだと思います。個人的に紙の棋書でいくつか不満なことがあるのですが、電子書籍なら解決しそうな気がします。私が読むのは詰将棋本が主です
が、手筋問題や必至問題などの本でも似たような場面があると思います。

・問題の並び順について、ある詰手筋に慣れるために似たような問題を続けて解きたい場合と、直前の問題がヒントにならないようにランダムに解きたい場合
があります。電子書籍なら一冊で両方の用途に対応できそうです。

・ヒントが載っている本の場合、目に入ってしまうと推理小説でネタバレをされたような気分になることがあるので、しおりで隠しながら読んでいます。ヒン
トの表示有無が選択できるといいと思います。

・不正解だったときにどこが間違っていたか自分で考えた上で再挑戦したいのですが、答え合わせのときに正解手順が見えてしまうのが不満です。正解手順を
バラされることなく不正解ということだけを知りたいと思います。


電子書籍からは離れますが、教材の話に関して、チェスの手筋問題を出題するサーバー、Chess Tempo(http://
chesstempo.com/)やChess Tactics Server(http://chess.emrald.net/)を思い出しまし
た。

問題毎に、難易度を表すレイティング、正解率、平均解答時間、関連するキーワード(将棋でいえば「両取り」や「開き王手」など)のタグ情報、解答者のコ
メントなどの情報が管理されているようです。また、解答の履歴や成績のグラフなどを表示することができて、成長の度合いが分かります。

問題が大量に(二万以上)あるので、どうやって用意したのか調べたところ、実際の対局で生じた局面をコンピュータに解析させて選択したそうです。将棋で
も似たようなことができるかどうか、興味があります。

takodori

unread,
Sep 16, 2011, 6:08:21 PM9/16/11
to ginsho会(仮)
takodoriです。

On Sep 16, 8:00 pm, Naoki MATSUZAKI <naoki.matsuz...@gmail.com> wrote:

> 全くその通りだと思います。個人的に紙の棋書でいくつか不満なことがあるのですが、電子書籍なら解決しそうな気がします。私が読むのは詰将棋本が主です
> が、手筋問題や必至問題などの本でも似たような場面があると思います。
>
> ・問題の並び順について、ある詰手筋に慣れるために似たような問題を続けて解きたい場合と、直前の問題がヒントにならないようにランダムに解きたい場合
> があります。電子書籍なら一冊で両方の用途に対応できそうです。
>
> ・ヒントが載っている本の場合、目に入ってしまうと推理小説でネタバレをされたような気分になることがあるので、しおりで隠しながら読んでいます。ヒン
> トの表示有無が選択できるといいと思います。
>
> ・不正解だったときにどこが間違っていたか自分で考えた上で再挑戦したいのですが、答え合わせのときに正解手順が見えてしまうのが不満です。正解手順を
> バラされることなく不正解ということだけを知りたいと思います。

 なるほど、いろいろありますね。紙の書籍だとそもそもあきらめが先に立ってしまうので、こういう要求ってあまり顕在化してこなかったんだと思います
が、だとすると
今はこういう潜在的な要求を集団の叡智で「見える化」するのにいい時期なのかもしれませんね。

 ちょっと将棋から離れますが、この手の問題を解く形のアプリケーションというのは圧倒的に英語教材の需要が多くてさまざまなものがあります。自分は
NHKの
ゴガクルというのを最近使い込んでいるのですが、いろいろなボタンを試してみると自分の用途にあった、ないし、近い使い方ができるのが面白いと思ってい
ます。

例えば、基礎英語3というのを例にとって見たいと思います。

http://gogakuru.com/english/phrase/24299?refererFlow=enSearchProgram&condProgramID=114&condLang=English&orderPhrase=0

これが個々のフレーズの標準のページで、英語と日本語訳と日本語の解説がデフォルトでは表示されているのですが、左の「聴き取り」のボタンを
押すと、このようなページが表示されます。

http://gogakuru.com/english/phrase/24299?refererFlow=enSearchProgram&condProgramID=114&condLang=English&orderPhrase=0&mode=listening

このページはボタンだけのページです。「発音」「英語を表示する」「日本語を表示する」「解説を表示する」のボタンがあります。ここで自分のトレーニン
グとして
まず「日本語を表示する」のボタンと押して、出てきた日本語文を見て、できるだけ瞬間的にそれを英文にして声に出す、ということをやっています。それで
答え
合わせですが、「発音」のボタンを押して耳で聞いて答えあわせをするのを基本にして、うまく聞き取れなかったときに初めて、「英語を表示する」というボ
タンを
押して英文を見て理解する、ということをやっています。

ここで、自分がつっかえたり、しっかり覚えるために復習したい、気の利いた表現なので別に取っておきたい場合に、「お気に入り」「フレーズ集」「タ
グ」
というボタンがあって、番組のオフィシャルのフレーズ集から、自分の用途に応じて、自分用のフレーズ集を作ることができるし、それをネットで公開する
こともできる(わたしはしませんが、(笑))。

詰将棋や必死、手筋の問題集も、自分用途で選別、編集、並べ替え、タグ付けなどが電子書籍になってできると面白いのかなと思っています。

>
> 電子書籍からは離れますが、教材の話に関して、チェスの手筋問題を出題するサーバー、Chess Tempo(http://
> chesstempo.com/)やChess Tactics Server(http://chess.emrald.net/)を思い出しまし
> た。
>
> 問題毎に、難易度を表すレイティング、正解率、平均解答時間、関連するキーワード(将棋でいえば「両取り」や「開き王手」など)のタグ情報、解答者のコ
> メントなどの情報が管理されているようです。また、解答の履歴や成績のグラフなどを表示することができて、成長の度合いが分かります。
>
> 問題が大量に(二万以上)あるので、どうやって用意したのか調べたところ、実際の対局で生じた局面をコンピュータに解析させて選択したそうです。将棋で
> も似たようなことができるかどうか、興味があります。

 これなんですよ。まさに日本法で将棋の棋譜の著作権がもやもやしていてアプリの開発を安心して進められないのは。チェスの場合は一般に棋譜には著作権

ないということになっているので(そうなるまでには実は裁判があったりして100年くらい、いやそれ以上だったかな、の長い闘いの歴史があります。)こ
のようなア
プリの開発が「安心して」進められる、という事情があると思っています。

ginsho

unread,
Sep 26, 2011, 11:50:19 PM9/26/11
to ginsho会(仮)
ちょっと話がそれますが、パブリックドメインとなっている将棋の詰問題は存在するのだろうか
とふと思いました。
著作権切れでパブリックドメインとなったものであれば多数あると思うのですが、
作者自身が著作権放棄を明言しているものにはお目にかかったことがありません。

無いわけじゃあないが、雑多な媒体に散在していて探しにくい状況、ということであれば、
収集・ライブラリ化したサイトを立ち上げ、さらに問題提供を呼びかけてみるのもよいかもと
思ったりしました。青空文庫の詰問題版のようなイメージでしょうか。

※おそらく作者名明記や作者への使用許可申請を行いさえすれば自由に使っていいよ、という
問題なら多数存在すると思うのですが、それだと状況が変わる気がちっともしないので
ここはあえて「パブリックドメイン」で。




Reply all
Reply to author
Forward
0 new messages