新野様、中嶋様、各位
宮下です。
はじめまして。大変貴重な情報ありがとうございます。
> 大久保さん曰く「これでL2スイッチを使わないVLANの時代が来た!」だそうです。
niciraやmidokuraの製品はL2をL3でカプセリングするため、
既存のスイッチや、Infinibandとも相性が良いと思います。
確かに、NVP+Infiniband環境だと物理レイヤへのVLAN設定が不要になりそうですね。
だた、色々と課題はありそうです。
niciraのような製品はVMのアクセススイッチ(=OpenVswitch)のみを
制御するので、物理スイッチ間のL2接続性をどう扱っていくのかについて
です。
先日、第3回クラウドネットワーク研究会で、日商エレクトロニクスの方が、
仮想スイッチレイヤはNVPで、物理レイヤはTRILLという組み合わせが
GOODなんだよという事を言っていたと思います。
このことは、仮想レイヤと物理レイヤの技術の組み合わせが色々と出てくることを
示唆していると思います。
では、仮想と物理のレイヤをまとめて管理できるのが、SDNやネットワーク仮想化の
利点であると言った時に、NVPやTRILLをまとめて管理できる
ネットワークのオーケストレーションとも言える製品が未だ出てきていない
というのが、課題の1つ目だと思います。
一方、NECのPF6800やNTTデータのHinemos OpenFlowオプションは
OpenFlowを仮想と物理のレイヤに適用することで、一貫した管理を
実現できていると思いますが、扱えるフロー数が現実の大規模DCの
要件と合わないという課題もあります。
今、SDNやネットワークの仮想化まわりは群雄割拠の時代を迎えていると
思います。東京エレクトロンデバイスの「最新データセンターネットワーク
- Nicira徹底解説セミナー」に参加するので、色々情報収集してきたい
と思います。結果は、本MLでシェアします。
以上です。