Andy Extance 2025 : AI-generated medical data can sidestep usual ethics review, universities say
読むと役立つ人
文科省職員/研究IR部門のURA。国内制度設計や学内ガバナンスで、AI×研究倫理の最新動向を把握し、審査基準やデータ共有規程の整備に直結する知見が得られるため。
この研究の面白さ・すごさ
米国・カナダ・イタリアの複数機関で、AIが生成した「合成(synthetic)医療データ」を用いる研究が、通常の倫理審査を免除し得る運用が示された点が新しい。例:Humanitas(伊)、CHEOとオタワ病院(加)、WashU医学部(米)で免除運用を確認。WashUは2020年開始と早期からスケール導入。利点としてプライバシー保護・施設間共有・研究迅速化が挙げられる。
注意点・前提条件
(1) 合成データを作るために患者データへアクセスする段階は審査が必要(低リスクとして同意免除の条件も)。(2) 「人を対象とする研究」に当たらないという整理は法域差があり、匿名化/再同定可能性の線引きは流動的。(3) 用語が広く解釈されると、本来必要な承認が省かれる危険も。運用文言の明確化が前提となる。
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三浦です。
論文でもないしOAでもないのでためらっていましたが、やはり最近の AI for Science の流れを見ているとこれを出しといた方が良いかなと思い、少し古い記事ですが掲載です。すでに読まれた方もいらっしゃるかもしれません。
ではまた。