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Re: [神聖経済学: 400] 電子出版について

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idalia...@yahoo.co.jp

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May 21, 2013, 7:18:11 AM5/21/13
to sacrede...@googlegroups.com
井田です♪
タオさん,お誕生日おめでとうございます。

50からのスピードも,40代に負けずと速いですね~

でも,宇宙時間の中では年の概念はなくなりますよね…。
かく言うワタシも光速で50代の坂を転がり落ちている感じです。。。

また,よろしくお願い致します♪


--- anan...@gmail.com wrote:
>菊池さん
>
>ファイルの整理をありがとうございます!
>
>なんと56歳になりました。
>
>三木
>
>
>
>2013年5月21日 8:12 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>:
>
>> おはようございます 菊池です。
>>
>> こちらのアドレスから、翻訳文をダウンロードできるようにしました。
>>
>> https://sites.google.com/site/sacredeconomics2012/home/fulltext
>>
>> ワード、e-pubに加えてPDFを用意しましたが、PDFが読みやすいと思います。
>>
>> その他にも、著者のインタビュービデオや、全体を要約したレジュメも入れました。
>>
>> P.S. タオさん、お誕生日ですね。
>>
>> ------------------------------
>>
>> 鶴田さん、みなさん
>>
>> クリエイティブコモンズのライセンス表記をした「聖なる経済学」全訳のファイルです。
>>
>> 翻訳版の著作権者は、聖なる経済学翻訳チームとしました。
>>
>> 非商業利用であれば配布自由というクリエイティブコモンズです。
>> どんどん配布していただければ幸いでうs。
>>
>> よろしくお願いします。
>>
>> --
>> 翻訳サイト: https://sites.google.com/site/sacredeconomics2012/home
>> アップロードするときは、
>> アカウント: ID sacredeconomics2012 PW eisenstein でサインインしてから
>> こちらのページから翻訳サイトに入ってください。 https://sites.google.com/?tab=n3&pli=1
>> プロジェクト・アマテラス http://p-amateras.com/project/29
>> フェイスブック http://www.facebook.com/SacredEproject
>> このグループにメールで投稿: sacrede...@googlegroups.com
>> このグループから退会する: sacredeconomics+unsubscr

菊池 雅都

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May 22, 2013, 7:04:20 PM5/22/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
おはようございます 菊池です。

小田原の松本さんから、以下のメッセージをいただきました。
(私はダウンロードしてもePubで見られないのですが・・・)

松本です。ご無沙汰しています。

「聖なる経済学」翻訳のお疲れさまです。

いま、丁度 電子出版用の ePub書類 を作れるエディタを開発中で、そのテストに「聖なる経済学」を ePub書類に出力してみました。
以下からダウンロードできます。

https://dl.dropboxusercontent.com/u/9456923/SacredEconomics-JP.epub

いちおう縦書きに変換しています。ePub書類といっても体裁は簡易的なものです。
おかげさまで、エディタのテストに大変訳にたちました。m(_._)m

以下の点に気が付きました

 1)第2部の前半部分がだぶっています
 2)10章が見当たらないです。
 3)22章がなく23章が2つあったので、前の章を22章にしました。

あと、協力もしないで文句を言えた義理ではないですが、まだ文章がこなれていないと思いました。「聖なる経済学」は多くにひとが興味を持っている内容なので、もっと読み易くしたほうが良いと思いました。

がんぱってください

Takashi Miki

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May 23, 2013, 5:28:33 AM5/23/13
to 聖なる経済学 翻訳チーム
菊池さん

メール転送ありがとうございます。

EPUB3.0版ですね。縦書きで読みますね。

ePubは、アドビのデジタルエディションという無料のソフトで読めます。クロームでも読めたと思います。

松本さんに指摘をいただいた部分は、明日にでも確認し、修正する予定です。


よろしくお願いします。

三木


2013年5月23日 8:04 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>:
--
翻訳サイト: https://sites.google.com/site/sacredeconomics2012/home
アップロードするときは、
アカウント: ID sacredeconomics2012 PW eisenstein でサインインしてから
こちらのページから翻訳サイトに入ってください。 https://sites.google.com/?tab=n3&pli=1
プロジェクト・アマテラス http://p-amateras.com/project/29
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い。 http://groups.google.com/group/sacredeconomics?hl=ja?hl=ja
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Miki Takashi/ Anand Tao


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Tao the Planet Songs  http://blog.livedoor.jp/anandtao/

 

Takashi Miki

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May 23, 2013, 11:49:26 PM5/23/13
to 聖なる経済学 翻訳チーム
菊池さん

松本さんに指摘された箇所を修正したファイルをUPします。

よろしくお願いします。

三木


2013年5月23日 8:04 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>:
おはようございます 菊池です。

--
翻訳サイト: https://sites.google.com/site/sacredeconomics2012/home
アップロードするときは、
アカウント: ID sacredeconomics2012 PW eisenstein でサインインしてから
こちらのページから翻訳サイトに入ってください。 https://sites.google.com/?tab=n3&pli=1
プロジェクト・アマテラス http://p-amateras.com/project/29
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い。 http://groups.google.com/group/sacredeconomics?hl=ja?hl=ja
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聖なる経済学全翻訳ver2.doc

菊池 雅都

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May 25, 2013, 10:42:43 PM5/25/13
to 聖なる経済学翻訳チーム, コールマン博士翻訳チーム
菊池です。

今朝、「マイナス金利」でグーグルニュースを検索すると、以下の記事が出てきました。

1930年代にマイナス金利が実施されたのは、大恐慌でどん底まで落ちた時でした。

ヨーロッパ経済の限界が近づいているのかも知れません。


  1. マイナス金利は極端なシナリオ下で有効-デンマーク中銀副総裁

    ブルームバーグ-2013/05/24
    5月24日(ブルームバーグ):デンマーク中央銀行のカルセン副総裁は24日、マイナスの政策金利という政策が極端なシナリオの下で経済を支援するのに有効であることが、同行の経験から分かったと述べた。 カルセン副総裁はコペンハーゲン ...
  2. マイナス金利、逆効果の恐れも=英中銀理事

    ロイター-2013/05/24
    カーディフ 24日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のフィッシャー理事は24日、英国の政策金利をマイナスに ... 個人的な見解では、マイナス金利は現時点で必ずしも景気押し上げに効果はなく、反対の結果をもたらす恐れもある」と ...
  3. ECBマイナス金利可能性は市場がみているより高い-ドイツ銀

    ブルームバーグ-2013/05/23
    5月23日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)が下限政策金利である中銀預金金利を現行のゼロから引き下げマイナス圏にする可能性は、市場が現在織り込んでいるよりも大きい-。ドイツ銀行の通貨ストラテジスト、ジョージ・サラベロス ...
  4. スイス中銀総裁:フラン上限調整とマイナス金利、選択肢の一部

    ブルームバーグ-2013/05/22
    5月22日(ブルームバーグ):スイス国立銀行(中央銀行)のヨルダン総裁は、金融状況の引き締まりを防止する上で同中銀に可能な措置の一部として自国通貨スイス・フランの上限調整とマイナス金利の導入を挙げた。 ヨルダン総裁は21日に ...
    +
    もっと見る
  5. マイナス金利、米国では十分な支持ない=米セントルイス連銀総裁

    ロイター-2013/05/21
    総裁は当地での講演後、「マイナス圏への金利引き下げは可能であり、個人的に賛同してきたが、現時点で十分な支持があるとは思わない」と言明。マイナス金利政策は1回か2回の利下げ後には行き場がなくなることから、過去に「行き止まり ...
  6. マイナス金利」身構える英シティー

    日本経済新聞-2013/05/21
    中央銀行が民間金融機関からお金を預かる際に利息を与えるのではなく、手数料を取る――。景気低迷に苦しむユーロ圏で奇策の導入が現実味を帯びてきた。お金を寝かせておくことに「懲罰」を科すことで銀行を企業融資に駆り立てようという ...
  7. 近づくマイナス金利、ドラギ総裁も手詰まり? 景気・経済観測(欧州)

    東洋経済オンライン-2013/05/17共有
    さらに、下限の預金金利マイナス圏への引き下げの可能性を問われ、「預金金利マイナスに引き下げる技術的な準備が出来ていることは過去に述べた通りだ。こうした政策には予期せぬ重大な結果を招く恐れがある。仮に実施を決断する ...


菊池 雅都

unread,
May 26, 2013, 5:49:33 PM5/26/13
to 聖なる経済学翻訳チーム, コールマン博士翻訳チーム


中国の債務総規模は107兆元、対GDP比205%

【大紀元日本5月23日】CLSAアジア・パシフィック・マーケッツの最新研究レポートは、2012年末時点の中国の債務総規模は107兆元に達し、2015年には債務対GDP比が245%に拡大するとの見通しを示した。(AFP)

 香港に本部を置くフランス証券大手クレディ・アグリコル傘下のCLSAアジア・パシフィック・マーケッツがこのほど発表した「中国債務危機報告」によると、2012年末時点の中国の債務総規模は107兆元(約1806兆円)に上り、対GDP比では205%となり、2015年には中国の債務対GDP比率は245%に急上昇するだろうと警告した。5月14日付国内紙「21世紀経済報道」が報じた。

 報告では、中国は経済成長を確保するために債務の拡張に強く依存していると指摘。2008年~2012年、債務規模の対GDP比が148%から205%に急速に拡大したため、同期間中の国民総生産(GDP)の年平均成長率が9.2%に達することができたという。また、2012年の新規債務は2011年と比べ、2倍に増加、このほとんどは影の銀行系統や地方政府からの債務だ。

 CLSA中国香港ストラテジー研究部の張耀昌氏は、13日北京で開催された「クレディ・アグリコル証券第18回中国投資フォーラム」において、中国の債務水準は史上最高となったとし、中国が高いGDP伸び率を維持できたのは莫大な債務の発行にあり、また大量の債務発行で経済成長をけん引していくことが常態化しており、このペースで債務の急増が続けば、経済成長は持続不可能となるだろうとの認識を示した。

 「中国債務危機報告」によると、銀行融資残高や中央政府債権、また2002年からの社会融資総額を統計した結果、政府、企業、個人における2012年末時点の中国の債務総規模は107兆元で、対GDP比では205%に達した。張耀昌氏は、中国政府が年間GDP伸び率を7%との目標を設定しているため、2015年に債務総規模の対GDP比は245%に達するとの見通しを示した。


 

菊池 雅都

unread,
May 26, 2013, 10:24:48 PM5/26/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。

聖なる経済学の校正のために、翻訳サイトに下記のフォルダを作りました。


また、序文と第1章を校正してアップしました。


校正作業の進め方、訳語や文体の統一など、そろそろ検討してみませんか。


idalia...@yahoo.co.jp

unread,
May 26, 2013, 11:09:26 PM5/26/13
to sacrede...@googlegroups.com
菊池さん、皆様
 
井田です。
いつぞやのタオさんオフィス以来、ご無沙汰しております。
 
校正&構成作業なら、お手伝いできるかもしれません。
まずは、訳語や漢字、送り等の統一からでしょうか?
 
まずは、水曜日に参加することですね…。
 
井田拝

Takashi Miki

unread,
May 27, 2013, 5:23:03 AM5/27/13
to 聖なる経済学 翻訳チーム
菊池さん、井田さん

よろしくお願いします!

井田さん、水曜日はワールドプラングの会合なので、「聖なる経済学」とは直接の関係はありません。

「聖なる経済学」日本語字幕ビデオでこの翻訳プロジェクトのことが短く紹介されていてちょっぴりうれしかったです。

三木



2013年5月27日 12:09 <idalia...@yahoo.co.jp>:
菊池さん、皆様
 
井田です。
いつぞやのタオさんオフィス以来、ご無沙汰しております。

菊池 雅都

unread,
May 27, 2013, 4:43:50 PM5/27/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。またまた某経済学者のメールの無断転送です。



おはようございます。

 山に登れば降りるもの。登り続けることも降り続けることもできません。80歳を超えてエベレストに登ろうと同じ事です。いつかは下山します。それにしても多寡が山登りに億単位の費用がかかるとは、流石にエベレスト登山です。
 それはさておき、株価もまさしくそのように、上昇すればその期待をあざ笑うように次の日には急落を。株の乱高下はなぜ。それは笑って済ませる喜劇なのか、それとも私たちの生活を脅かす悲劇なのか、今朝のテーマはそれです。

 経済記事を信用するなという、週刊ダイヤモンドの経済記事を信用して、現下の金融市場の実相をみてみましょう。なかなかの力作です。

 異次元の金融政策で気を吐いた黒田日銀、株高・円安を演出してすべて目出度しとなるかと思いきや、懸念が的中しました。金利の上昇です。

 2%の物価上昇は簡単に実現できると豪語した黒田総裁、高騰する長期金利を目の前にして、見通しを聞かれても曖昧な回答に終始して市場は混乱しましたが、一段落して師匠関係者はホッとしたということです。

 ところが、アメリカからFRB議長バーナンキ氏から金融緩和政策を緩めると。なんか、緩和を緩めるとは日本語が変ですが、いわゆるQE3といわれた三回目の量的緩和政策を止めていくというものです。

量的緩和政策 → 市場へのドルの過剰な供給 → 米金利の低下 → ドル安 
→ 株高 という金融政策で日米趣旨は同じです。

ですから、QE3を抑えると言うことは、逆の現象 

 金利の上昇、株安、ドル高が生じます。ここで最初の問題です。バーナンキ議長はなぜ
こんなQE3政策を縮小するなどと、ちらつかせたのでしょうか。市場がこう反応することは見えています。それは米国経済が復調し、むしろ超金融緩和政策ではインフレ懸念が生ずるという具体的な判断と、同時にこうしたFRBの超金融緩和政策は異常で有り、FRBに頼った景気回復はできるだけ避けるべきとのセントラル・バンカーとしての矜恃が少しはあったと言うことです。

 米の長期金利上昇を受けて、日本の金利も上昇します。これに日銀は慌てます。このまま長期金利の上昇を許せば、日銀のシナリオはすべて崩れ去ります。

 「慌てたのは日銀だ。10時10分、日銀は1年物の共通担保オペで2兆円に上る資金供給を実施。加えて、総額8100億円の買いオペもオファーした。財政ファイナンス懸念を避けるべく、これまで国債の入札日には買いオペを避けてきた日銀だが、この日はまさに国債入札日。背に腹は代えられないと判断したためか、異例の対応に出る。」

 これが今回の出来事のすべてです。緊急事態で危機的状況です。
理由を説明します。先進国の金融政策の常識として、中央銀行の独立性が唱えられています。どこまで本当に独立しているのかは別として、とりあえずそうなっています。時の政権の目先の人気取り政策に迎合しないためです。その中心が、日銀が政府から直接言い値で国債を買わないと言うことです。政府は一端市場で売却し、ということは市場で値段が決まるということです。政府が国債を乱発すれば市場で国債の価格は暴落し、それによって政府の国債発行は自粛されるという、市場規律への信仰があります。

 市場での売却とされていますが、その時の買い手に日銀が登場したらどうなりますか。ほとんど日銀の直接買い入れと変わらなくなります。そうした批判を避けるために、国債が売り出された日に日銀は国債を買わないという市場慣行がありました。

 「これまで国債の入札日には買いオペを避けてきた」

 というのがそれです。ここに一つのタメがあったのです。庶民の生活からタメが失われてきて久しく、ひとたび生活に問題が生ずるとたちまち貧困の渦に投げ込まれる。三歳の息子に美味しいものが食べさせられないと書き記して若い母親が餓死していくというあまりに痛ましい出来事が大阪でありました。相談場所にさえ辿り着けないという実態です。

 これに近い貧した状況が、国債売り出し日の日銀の買い入れという行動です。記事にも
「背に腹は代えられない」と指摘しています。こうなってはいけないのです。ここまで追い詰められるような、タメを失うような金融政策は危ういのです。

 母子の生活難と日銀の金融政策とどんな関係があるんだ、いくら何でも論理の飛躍だろうというご指摘はその通りと思います。冷静さを欠いてしまいますが、それでも私にはこの二つの出来事が日本の危機的状況を映し出すものとして重なって見えて仕方が無いのです。

 「その一方でアベノミクスに沸いていたはずの日本市場が、”バーナンキ・ショック”でいとも簡単に揺さぶられる現実を目の当たりにすると、実際はいかに景気回復の足取りが脆弱なものであるか、図らずも証明したといえる。」

 と同記事は結論していますが、同感です。タメを失って追い詰められた政策当事者の一言一言に翻弄される市場関係者に喜劇を見ます。同時にそれは三歳の息子に満足に食べ物も与えられなかった母親の悲劇と重なってしまうのです。喜劇で楽しめれば良いのですが、舞台は暗転し悲劇とならないことを念願します。

柴田武男

--------------------------------------------------
週刊ダイヤモンド
株・債券急落、円高巻き戻し…
市場を混乱に陥れた“バーナンキ・ショック”
2013年05月24日

そのとき、何度も投げかられた質問が、ぱったりと途切れた。

 5月22日、15時30分。黒田東彦・日本銀行総裁の下で開かれた3回目の金融政策決定会合後、総裁記者会見での質問は案の定、このところ不安定化しつつあった長期金利に集中した。

「なぜ金利が上がっているのか」「これは一時的なのか」「抑え込むことはできるのか」――。

 これに対して黒田総裁は、「緩和策によって、リスクプレミアムは低下していく」「景気回復期待が高まれば、長期金利が上昇する可能性はある」と、どっち付かずの説明を繰り返すばかり。結局のところ現在の金利上昇を容認しているかについては明言を避け続け、記者たちも半ば諦めた様子で突如質問は鳴りやんだ。

 ”玉虫色”の会見結果を受けて、市場も迷いを見せた。円は直後に買われたものの、すぐに反落。債券先物もいったんは売られたが、これに現物がついていかず、最終的には先物も買い戻された。そのため、「これでようやく落ち着いたということかもしれない」(短資会社)と、むしろ安堵(あんど)の声も漏れ伝わるほどだった。

 だが、そんな考えがいかに甘かったか、ほどなく思い知らされることになる。

 日本時間の夜11時から米国で始まった、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言。ここでも、玉虫色の発言が相似形のように繰り返された。FRBがいつQE3(量的緩和第3弾)の縮小に転じるか、世界の興味を一身に集める中で、バーナンキ議長は「必要に応じて緩和策を続ける」などと言質を取らせぬような発言に終始した。

 ところが、質疑応答になると一転、「今後数回の会合で債券購入のペース減速を決定することもあり得る」とかなり踏み込んだ発言を見せた瞬間、空気が一変する。

 時計の針を5月16日に戻そう。以前から、バーナンキ議長と同じハト派(緩和積極派)と見られていたウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が「早ければ年内にQE3を終了することができるかもしれない」と、QE3縮小をにおわせていたことで、下地は整えられていた。

 これに議長自身がトドメを刺したことで、ニューヨークダウ平均株価は急落、10年金利は2.04%と2%台まで急上昇する。そのためいったんは売られていたドルも買い戻され、ドル円相場はいともあっさりと103円を突破した。

 日本市場に襲いかかる不安定のマグマは地下でもはや押さえようのないほどの大きなうねりとなり、噴出の時期をうかがい始めていた。

次々と噴き出した混乱のマグマ

 地球を一周回った翌23日木曜日の東京時間で、その時を迎える。

 午前8時42分、国債の現物取引の開始直後に、長期金利が前日比10ベーシスポイントも高い0.985%を付け、1%台突入をうかがう展開になる。米国の長期金利が前日に2%まで上昇したことに引きずられた格好だ。取引が薄いうえに、保有者の一部が売却しようものなら金利が大きく跳ね上がりかねない状況に「ロング(買い)はとても入れられなかった」と、関東のある地方銀行関係者は話す。 

 国債を大量保有する銀行勢が市場を静観していた8時53分、今度は国債先物(中心限月の6月物)が急速に売り込まれ、東京証券取引所は取引を一時停止する「サーキット・ブレーカー」を発動する。先物市場で取引高の約4割を占める「海外勢の売り」(国内大手証券)が影響していた。

 さらに先物の取引が止まっていた9時3分、ついに長期金利が節目の1%を突破した。1年2ヵ月かけて一時0.3%台まで下がった金利が、4月からのわずか1ヵ月半で1%に巻き戻したのだ。

 慌てたのは日銀だ。10時10分、日銀は1年物の共通担保オペで2兆円に上る資金供給を実施。加えて、総額8100億円の買いオペもオファーした。財政ファイナンス懸念を避けるべく、これまで国債の入札日には買いオペを避けてきた日銀だが、この日はまさに国債入札日。背に腹は代えられないと判断したためか、異例の対応に出る。

 これにより、23日の終値は0.835%までなんとか低下したものの、混乱のマグマは別のところで噴き上がっていた。株式市場である。

海外勢と個人が一斉に売りに

 円安の進行を受けて、午前10時ごろには日経平均株価が1万5900円台と高値を更新していたが、10時45分に発表された5月のHSBC中国製造業購買担当者指数(PMI)が下振れしたことなどをきっかけに完全に潮目が変わる。

  FRBが緩和縮小に向かい始めたという見方から、「これまでの最大の買い手と目されていたマクロ系ヘッジファンドが日本株売りに転じた」(藤戸則弘・三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジスト)のだ。

 確かに日経平均先物を見ると、マクロ系ヘッジファンドのオーダーを多く受ける米ゴールドマン・サックスが1万枚を売り越している。午前中には買いを仕掛けていたCTA(商品投資系ヘッジファンド)などの短期筋も、その後は一斉に売りに回っていた。

 加えて、短期で高速回転売買を行う個人投資家も、これまでの極端な過熱感を警戒していたことから一気に利益確定の売りに転じた模様だ。

 終値は前日比何と1143円安の1万4483円。下落率は7.32%と、実に13年ぶりの下落となった。そうした流れのなか、午後にはドル円相場も1ドル101円台と円高方向に猛烈に巻き戻した。

 日本を襲った猛烈な市場の暴走――。今後、混乱は終息するのか。

 この辺りは、専門家でも見方が異なる。

 大方は、「今回の株価下落は一時的な調整」(藤戸シニア投資ストラテジスト)とみる。日本経済の基礎的条件であるファンダメンタルズが変わったわけではないし、企業業績もまだまだ改善余地があるからだ。

 その一方でアベノミクスに沸いていたはずの日本市場が、”バーナンキ・ショック”でいとも簡単に揺さぶられる現実を目の当たりにすると、実際はいかに景気回復の足取りが脆弱なものであるか、図らずも証明したといえる。

 実体経済が回復軌道に乗るまでは、今後も米国の景気動向や金融政策などに振り回される展開が続きそうなだけに、まだまだ懸念は払拭されない。

本誌・池田光史、河野拓郎、中村正毅

菊池 雅都

unread,
May 31, 2013, 10:03:05 PM5/31/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。

海のものか山のものか定かでない、フリーエネルギーのM.T.Kesheですが、
彼の著書 ”The Universal Order of Creation of Matters”のPDFがありました。

多分海賊版だと思います。ダウンロードしたら25MBあって、メールに添付できないので
リンクをお知らせします。 どなたか腕力に自信のある方、読んでみませんか?


メール本文の上記リンクをクリックするとエラーになるかも知れませんが、
ブラウザのアドレス覧にコピペすれば、ちゃんと表示されます。

 
 

boss-shikumi

unread,
Jun 1, 2013, 10:46:15 AM6/1/13
to sacrede...@googlegroups.com
http://gold.ap.teacup.com/tatsmaki/93.html


これが、前に言っていて
発表があったんだかなかったんだか
わからない技術なのでしょうか?

英語の頁はまだ見つけていません…

つるた

菊池 雅都

unread,
Jun 2, 2013, 7:53:03 PM6/2/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。

ポーランドの科学者がケッシュ理論に基づいて作ったリアクターを
ケッシュ自身が紹介しているビデオ。日本語字幕付きです。

http://www.youtube.com/watch?v=aeuRTHnGQYo

でも、実際の作動がわかりません。

菊池 雅都

unread,
Jun 3, 2013, 6:54:03 PM6/3/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
おはようございます 菊池です。

アマテラスのスレッドに、こんなアドヴァイスがありました。

33. yoshidadvd 2012/10/15 12:38

あと67日になりましたね。
ブロゴスはご存知でしょうか。

ブロゴス
http://blogos.com/

 ブログでないとエントリーできませんが、プロジェクトをまとめブログにして参加しないと、

正直このまま埋もれていくだけだと思います。
 本の要旨をキャッチーな言葉でまとめてブログにするのは、パンフレット制作とも

無関係でない作業になると思います。



そこで、とりあえずブログを作って適当にデータを入れてみました。



ライブドアブログで、
ID    sacedeconomics
PASS  eisenstein

です。
どんな風に使えばいいか、止めちまえも含め、ご意見をお願いします。

boss-shikumi

unread,
Jun 3, 2013, 7:14:44 PM6/3/13
to sacrede...@googlegroups.com
入り方がわかりませんが、
とりあえず、
まとめ を 章ごとに 
あげたらどうでしょうか?

私は、
自分のフェイスブックに
都度かげていこうと思っています
まとめようと いいつつ
全然 進みませんが…

つるた

菊池 雅都

unread,
Jun 3, 2013, 7:29:12 PM6/3/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
入り方:

こちらのライブドアの画面の
http://www.livedoor.com/

左上 「ブログを書く」 をクリック

IDとパスワードを求められるので
ID    sacedeconomics
PASS  eisenstein

を入れれば、OKです。


Anandtao

unread,
Jun 4, 2013, 6:18:50 AM6/4/13
to sacrede...@googlegroups.com
菊池さん

いつも献身的な活動に頭が下がります。
ありがとうございます。



三木卓 Takashi Miki
Anand Tao


2013/06/04 7:54、菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp> のメッセージ:

Anandtao

unread,
Jun 4, 2013, 6:19:42 AM6/4/13
to sacrede...@googlegroups.com
鶴田さん

積極的な関与に感謝しております!

三木卓 Takashi Miki
Anand Tao


2013/06/04 8:14、boss-shikumi <2525...@gmail.com> のメッセージ:

菊池 雅都

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Jun 4, 2013, 8:05:11 PM6/4/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
余談です。

ブログはライブドアの無料サービスを使っています。

ブログの「ニワトリ物語」のタイトルを、「高利貸しの経済学」に変更したら、
さっそく、日本保証の広告が表示されました。


この会社は、商工ローンの日栄とサラ金の武富士が合併した、
最悪の高利貸しです。



Anandtao

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Jun 4, 2013, 8:52:59 PM6/4/13
to sacrede...@googlegroups.com
おはようございます。

うーむ、凄い世界ですねえ。


三木卓 Takashi Miki
Anand Tao


2013/06/05 9:05、菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp> のメッセージ:

--

菊池 雅都

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Jun 9, 2013, 7:13:09 AM6/9/13
to 聖なる経済学翻訳チーム, コールマン博士翻訳チーム
菊池です。

麦畑の写真を見て、女神と妖怪の物語を書きました。

http://blog.livedoor.jp/sacredeconomics/archives/28138715.html


Anandtao

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Jun 11, 2013, 9:00:17 AM6/11/13
to sacrede...@googlegroups.com
菊池さん

素晴らしいブログですね!!

文章も分かりやすく端正でいいですね!

どんどん書いて下さいね。

一読者として楽しみにしています!


三木卓 Takashi Miki
Anand Tao


2013/06/09 20:13、菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp> のメッセージ:

菊池です。

麦畑の写真を見て、女神と妖怪の物語を書きました。

http://blog.livedoor.jp/sacredeconomics/archives/28138715.html


boss-shikumi

unread,
Jun 11, 2013, 5:21:59 PM6/11/13
to sacrede...@googlegroups.com
フェイスブックにあげてみましたが…

菊池さんすごいです。。。

それまとめたら本になるんじゃないですか?
もしドラよりは売れないかもしれないけど
文章はこの方が個人的には好きです。

菊池 雅都

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Jun 11, 2013, 5:31:48 PM6/11/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。お知らせ。

http://www.shiawaseno.net/archives/3257


【6/28】『幸せの経済学』上映会@東京都調布市

admin | 火曜日, 6月 11th, 2013 | No Comments »

調布市男女共同参画推進フォーラムしぇいくはんず2013

日時:6月28日(金)午前10時~正午

場所:調布市市民プラザあくろす3階あくろすホール

定員:100人

費用:無料

保育:1歳以上就学前(要予約)

企画:にじいろのたね

[ 申し込み方法・申し込み用連絡先 ]

申込み:電話(042-443-1213),FAX(042-443-1212),

Eメール danjyo◎w2.city.chofu.tokyo.jp(◎を@に変更してください) で6月6日9時より受付開始

菊池 雅都

unread,
Jun 11, 2013, 5:34:19 PM6/11/13
to 聖なる経済学翻訳チーム

jpkr...@yahoo.co.jp

unread,
Jun 12, 2013, 9:56:36 AM6/12/13
to sacrede...@googlegroups.com
お久しぶり。菊池さん。パソコン復活
よく考えたらこの2年近く自分の鍋釜も何も持たず家賃も大して払わない
定住もしてない
生活してました。お金は使ったけどー諸事情から
不思議ー貧乏暇なしと落ち込んでいたけど視点をかえることにしましたわ
この方のような見事なものではないけど
引越し多くしているとだんだんものを持たなくなる
めんどくさいわ
年取ったら自分の家があり財産あっても
自分の家に住めない老人、バリバリ働き能力あったのに
病気で家も何もないで病院を転々として暮らしている
病院でもあればまし。家も何もないというのとか
DVで逃げ回って役所の保護も受けられないとか
そんなのばかり見ていると
すべての人にお金に縛られない共同体があればなと思う
東京で仕事なくした派遣暮らしの低収入女性の明日をも知れない怖さも味わったし。
 
from 一応匿名ーメルアドでばれる
 
 
----- Original Message -----
From: 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>
To: 聖なる経済学翻訳チーム <sacrede...@googlegroups.com>
Date: 2013/6/12, Wed 06:34
Subject: [神聖経済学: 425] 15年間お金を使わずに生活するとても豊かな生き方

菊池 雅都

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Jun 12, 2013, 6:05:38 PM6/12/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
一応匿名さん、パソコン復活あけおめ。

このメール、ブログに貼り付けてもいいですか?

ドイツがびしょ濡れです。
お久しぶり。菊池さん。パソコン復活
よく考えたらこの2年近く自分の鍋釜も何も持たず家賃も大して払わない
定住もしてない
生活してました。お金は使ったけどー諸事情から
不思議ー貧乏暇なしと落ち込んでいたけど視点をかえることにしましたわ
この方のような見事なものではないけど
引越し多くしているとだんだんものを持たなくなる
めんどくさいわ
年取ったら自分の家があり財産あっても
自分の家に住めない老人、バリバリ働き能力あったのに
病気で家も何もないで病院を転々として暮らしている
病院でもあればまし。家も何もないというのとか
DVで逃げ回って役所の保護も受けられないとか
そんなのばかり見ていると
すべての人にお金に縛られない共同体があればなと思う
東京で仕事なくした派遣暮らしの低収入女性の明日をも知れない怖さも味わったし。
 
from 一応匿名ーメルアドでばれる
 
 

Subject: [神聖経済学: 425] 15年間お金を使わずに生活するとても豊かな生き方


jpkr...@yahoo.co.jp

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Jun 14, 2013, 9:56:31 AM6/14/13
to sacrede...@googlegroups.com
----- Original Message -----
From: 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>
To: 聖なる経済学翻訳チーム <sacrede...@googlegroups.com>
Date: 2013/6/13, Thu 07:05
Subject: RE: [神聖経済学: 427] 15年間お金を使わずに生活するとても豊かな生き方
一応匿名さん、パソコン復活あけおめ。

このメール、ブログに貼り付けてもいいですか?

ドイツがびしょ濡れです。
お久しぶり。菊池さん。パソコン復活
よく考えたらこの2年近く自分の鍋釜も何も持たず家賃も大して払わない
定住もしてない
生活してました。お金は使ったけどー諸事情から
不思議ー貧乏暇なしと落ち込んでいたけど視点をかえることにしましたわ
この方のような見事なものではないけど
引越し多くしているとだんだんものを持たなくなる
めんどくさいわ
年取ったら自分の家があり財産あっても
自分の家に住めない老人、バリバリ働き能力あったのに
病気で家も何もないで病院を転々として暮らしている
病院でもあればまし。家も何もないというのとか
DVで逃げ回って役所の保護も受けられないとか
そんなのばかり見ていると
すべての人にお金に縛られない共同体があればなと思う
東京で仕事なくした派遣暮らしの低収入女性の明日をも知れない怖さも味わったし。
 
from 一応匿名ーメルアドでばれる
 
 

Subject: [神聖経済学: 425] 15年間お金を使わずに生活するとても豊かな生き方


jpkr...@yahoo.co.jp

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Jun 14, 2013, 10:07:03 AM6/14/13
to sacrede...@googlegroups.com
返事遅くなりました
菊池さん
メール読んでたら大脱線して
返信jまで行き着かなかったのでーで、朝になった。
あんな文章でよかったらブログに貼ってもいいですが
つけたしでーPSとかなんとか
「助けてくれた人たちに感謝
先入観かストレスからかそれとも嫌悪からか自分の感情の石つぶてを容赦なくぶつけてくれた人々にも
感謝ーおかげで今がある」ーと付け加えてくれますか
無理にとはいいませんが
来月はお金を使わないというー無理と思うけどー方向を追求しようかな。。。
 
早く仙人になりたい。
 
一応匿名

----- Original Message -----
From: 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>
To: 聖なる経済学翻訳チーム <sacrede...@googlegroups.com>
Date: 2013/6/13, Thu 07:05
Subject: RE: [神聖経済学: 427] 15年間お金を使わずに生活するとても豊かな生き方
一応匿名さん、パソコン復活あけおめ。

このメール、ブログに貼り付けてもいいですか?

ドイツがびしょ濡れです。
お久しぶり。菊池さん。パソコン復活
よく考えたらこの2年近く自分の鍋釜も何も持たず家賃も大して払わない
定住もしてない
生活してました。お金は使ったけどー諸事情から
不思議ー貧乏暇なしと落ち込んでいたけど視点をかえることにしましたわ
この方のような見事なものではないけど
引越し多くしているとだんだんものを持たなくなる
めんどくさいわ
年取ったら自分の家があり財産あっても
自分の家に住めない老人、バリバリ働き能力あったのに
病気で家も何もないで病院を転々として暮らしている
病院でもあればまし。家も何もないというのとか
DVで逃げ回って役所の保護も受けられないとか
そんなのばかり見ていると
すべての人にお金に縛られない共同体があればなと思う
東京で仕事なくした派遣暮らしの低収入女性の明日をも知れない怖さも味わったし。
 
from 一応匿名ーメルアドでばれる
 
 

Subject: [神聖経済学: 425] 15年間お金を使わずに生活するとても豊かな生き方


菊池 雅都

unread,
Jun 14, 2013, 5:45:21 PM6/14/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
おはようございます 菊池です。

6/4に勝手に始めたブログ http://blog.livedoor.jp/sacredeconomics/ ですが、
以下の部分を校正してアップしています。

目次、序文、
1,2、4,6,7,10,12,13,14,17,19,22,23の各章
結論、補遺、参考文献

ページ数を数えたわけではありませんが、たぶん全体の6割程度だと思います。

ブログのカテゴリを章単位に作っているので、メニューの「カテゴリ」から
各章に入れます。

昨日一日の訪問者は78人で、開設10日にしては思いの外に多いです。 

jpkr...@yahoo.co.jp

unread,
Jun 15, 2013, 1:40:11 AM6/15/13
to sacrede...@googlegroups.com
こんにちは 
TPPに日本が参加し
アメリカから散々収奪されたら少しは目が覚めるかな
この豊かさ追求の幻想から
できればやめてほしいですがーそのときは日本に誰もいなかったとかね
こんがらがった糸を論理的にひとつずつ解かないと自分たちが何に飛び込んでいるのか
理解するのは難しい?
 
今の経済システムで生命の最低限の尊厳を守るために維持しようとする
部分ー医療や食料、住居確保のためのー保険など含め
それが搾取される状況に進んで飛び込む国民は
世界ひろしといえど日本 だけかな
何もなくなったとこから国をまたつくりなおしたいのかなあ
元気だ:
アメリカの国を動かす原理はとても子供じみている
インドを収奪したイギリスがインドほどのホスピタリティをおそらく当時持っていなかったから
イギリスの統治が可能だったようにーどろぼーの原理は普通の人には予想もつかん
頭がいいんだか悪いんだか
 
すばらしい人々のすばらしい世界が実現されるよう
お金から自由になる:を実生活で追求してみようかと
まずはマインド
 
昼寝の夢
 

----- Original Message -----
From: 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>
To: 聖なる経済学翻訳チーム <sacrede...@googlegroups.com>

菊池 雅都

unread,
Aug 24, 2013, 6:50:28 PM8/24/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
おはようございます 菊池です。

名著「逝(ゆ)きし世の面影」の渡辺京二さんのインタビューが
2013年8月23日の朝日新聞に載りました。

「聖なる経済学」のエッセンスと重なるところが多いと思います。



(インタビュー)生きづらい世を生きる 近代化の意味を問う評論家・渡辺京二さん

「江戸時代に生まれ、長唄のお師匠さんの2階に転がり込んで、戯作(げさく)でも書いていたかったねえ」=松本敏之撮影
 幕末維新のころ日本に滞在した外国人の訪日録を集め、近代化以前の社会の実相を明らかにした「逝(ゆ)きし世の面影」が12万部を超すロングセラーになっている。異邦人の目に映ったのは、幸福と満足にあふれる当時の日本人の姿だった。その後、私たちは何を失ったのか。なぜ生きづらい世になったのか。著者の渡辺京二さんに聞いた。

 ――「日本に貧乏人はいるが貧困は存在しない」という外国人の言葉が強く印象に残りました。
 「明治初期に東大に招かれた米国の動物学者モースの言葉ですね。彼の念頭にあったのは、19世紀末の当時、欧米の大都会でみられた労働者の打ちひしがれた表情です。すでに資本主義が始まっていました。貧困によって人間の尊厳まで否定される絶望。『人生の敗者』を思わせる不幸。そういったものが刻み込まれた貧困の表情が日本の貧乏人には見られない、と驚いたのです」
 「江戸には膨大な数の貧乏人がいたんですよ。でも彼らは、それぞれ居場所をもっていた。たとえば、煙管(きせる)にヤニが詰まりますね。それを掃除する仕事が職業になる。それで食べていける。そのかわり粗末な長屋暮らしですよ。家具もほとんどない。しかし、そんな貧乏人が食事になると美しい食器を使う。その美意識にも外国人は驚いたんです。しかも親はしつけで子をたたかない。『子どもの楽園である』と」
 ――日本も日本人も、大きく変わってしまったんですね。
 「維新後に司法省顧問に呼ばれたフランス人のブスケは、日本の労働者はちょっと働いたらすぐタバコ休みにする、これでは近代産業を移植するのは無理だと考えた。当時の日本人はまだ、自分が時間の主人公だったんですよ。地固め工事のヨイトマケをみたモースも、日本の労働者はまず歌い、それから滑車の綱を引くと。なんで労働の手を休めて歌うのか、不思議に思うんです。要するに労働は資本主義の賃労働と違って、遊びと分離されておらず、楽しみが含まれていた。そういう非効率なものを排除していったのが近代化だったわけです」
 ――まるでメルヘンの世界ですが、そんな時代を取り戻そう、という趣旨で本を書かれたのですか。
 「違います。一度失った文明は取り戻せるはずもない。それに、こういう特質は資本主義が始まる前の中世の欧州にもありました。欧米の観察者が日本で見いだしたのは、古き良き欧州も持っていた前近代社会の良さだったのです」
 「私たちは彼らの観察を通して、近代化で失ったものの大きさ、豊かさを初めて実感できます。いま私たちが生きている近代文明の本質も見えてくる。たとえば、いくら江戸時代がいいといっても当時の平均寿命は今の半分以下だったんだぞ、という批判があります。でも、その前提にある『寿命は長ければ長いほどいい』という価値観が、すでに近代の発想なんです。人は時代に考えを左右される。その思考枠に揺さぶりをかけ、いまの社会のありようを相対視したかったのです」
    ■     ■
 ――では現代はどう見えますか。
 「あらゆる意味づけが解体され、人が生きる意味、根拠まで見失って、ニヒリズムに直面しているのではありませんか。だから合理的に働き、合理的に稼ぎ、合理的にモノを買って遊ぶ。グルメや温泉巡り、ゲームがはやるわけです。稼いで遊び、遊ぶために稼ぐ。それが人生だと。それで済む人もいるでしょう。でも人間はいつまでもは満足できない。そのうち空しくなる」
 ――生きづらい世の中になってしまったのは、なぜでしょう。
 「根本には、高度資本主義の止めどもない深化があると思います。基礎的な共同社会を、資本主義は根っこから破壊してしまうんですよ。たとえば江戸の長屋だったら、お隣さんに『悪いわね』といって子を預けて外出できた。ところが今は、お金を払ってベビーシッターを呼ぶ。つまり共同社会では無償で支え合ってきたものを、資本主義社会は商品化してしまうわけです」
 「お金を払えば済むわけですから便利ではあるんですよ。だけど人間はバラバラになってしまう。資本主義は一人一人を徹底的に切り離して消費者にする。その方が人はお金を使いますから。生きる上でのあらゆる必要を商品化し、依存させ、巨大なシステムに成長してきたのです」
 ――でも、私たちはそれによって経済的繁栄を手に入れたはずです。
 「その通りです。何よりも貧しさを克服した。人類は長い間、衣食住の面で基本的な生存を確保できず、初めて手に入れたのが近代ですから。しかし、近代は人間を幸せにすることには失敗しました。人間に敵対的な文明になってしまった」
 「昔は想像もつかなかったほどの生産能力を、私たちはすでに持っているんですよ。高度消費社会を支える科学技術、合理的な社会設計、商品の自由な流通。すべてが実現し、生活水準は十分に上がって、近代はその行程をほぼ歩み終えたと言っていい。まだ経済成長が必要ですか。経済にとらわれていることが、私たちの苦しみの根源なのではありませんか。人は何を求めて生きるのか、何を幸せとして生きる生き物なのか、考え直す時期なのです」
    ■     ■
 ――人が生きていくうえで、大事なことは何だとお考えですか。
 「どんな女に出会ったか、どんな友に出会ったか、どんな仲間とメシを食ってきたか。これが一番です。そこでどんな関係を構築できるか。自分が何を得て、どんな人間になっていけるか。そこに人間の一生の意味、生の実質がある。本来、生きていることが喜びであるべきなのです。日本がGDPで世界2位か20位かは関係ないんです」
 「どんな社会を構築していくべきか。そのヒントが江戸時代にあります。皆が1日5時間働いて、ほどほどの暮らしができないかとか、労働自体の中に楽しみがあり、仲間との絆が生まれる働き方ができないかとか。もちろん直接の応用はできませんよ。経済も社会も大きく変わっていますから。でも、社会に幸福感を広げるにはどこを目指せばいいのか、その手がかりはある」
 ――しかし現実には、低賃金の長時間労働、非正規雇用が増え、独身率も高まって若い人は大変です。
 「就職難で『僕は社会から必要とされていない』と感じる若者がいるらしいねえ。でも、人は社会から認められ、許されて生きるものではない。そもそも社会なんて矛盾だらけで、そんな立派なものじゃない。社会がどうあろうと、自分は生きたいし生きてみせる、という意地を持ってほしいなあ」
 「『自己実現』という言葉に振り回されている気もしますね。それは、ただの出世の話でしょ。社会規範にうまく適合し、基準を上手にマスターし、高度資本主義に認められたステータスに到達したというだけのこと。自分の個性に従って生きれば誰しも自己は実現されるんです。あんなものには惑わされない、しっかりとした倫理観と堅実な生活感覚をもった民衆像が日本にはあるんです。藤沢周平の小説にみられるような豊かな庶民生活の伝統が」
    ■     ■
 ――ご自身はずっと熊本ですか。
 「僕は小学4年から今の高校1年まで旧満州の大連で育ったの。戦後、着の身着のままで熊本に引き揚げてきて、バラックの六畳間に7人暮らし。17歳で共産党に入り、結核にもかかって、まともな就職なんかできなかった。それでも僕は生き延びてみせると思ったし、生き延びてきた。ソ連の戦車がハンガリーの街頭で民衆に砲口を向けた時点で、党とはさっぱりと切れましたが」
 「人は何のために生きるのかと考えると、何か大きな存在、意義あるものにつながりたくなります。ただ、それは下手するとナチズムや共産主義のように、ある大義のために人間を犠牲にしてしまう危険がある。人間の命を燃料にして前に進むものはいけません。その失敗は、歴史がすでに証明しています」
 ――若い世代にアドバイスを。
 「人と人の間で何かを作り出すことですよ。自分を超えた国家の力はどうしても働いてくるんだけど、なるべくそれに左右されず、依存もしない。自分がキープできる範囲の世界で、自分の仲間と豊かで楽しい世界を作っていく。みんなで集まって芝居を作ってもいい。ささやかに食っていける会社を10人ぐらいで立ち上げてもいい。僕も熊本でずっと、仲間と文学雑誌をつくっては壊し、つくっては壊ししてきたんです」
 「ただ、基礎的な社会にだけ生きて国家のことは俺は知らないよ、ということはできない。国民国家のなかに僕らは仮住まいしていて、大家には義理がありますから。だけど、それはあくまでも義理。義理は果たさねばならないが、本心は別のところに置いておきたいものです」
    *
 わたなべきょうじ 30年生まれ。日本近代史家。著書に「北一輝」「評伝 宮崎滔天」「近代をどう超えるか」など。10年に「黒船前夜」で大佛次郎賞受賞。
 <取材を終えて>
 現代では、もはや時間の主人公は自分ではない。心の垣根もすっかり高くなった。江戸のような民衆の自立した世界は影をひそめ、自分が生きる根拠を国家に直結させてしまう人もいる。「自分の古里、共同社会に軸足を置いて生きていきたい」。長く熊本の野にあって、地道な文学活動を続けてきた人の言葉が、ずしりと胸に響いた。(萩一晶)
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Anandtao

unread,
Aug 24, 2013, 6:59:43 PM8/24/13
to sacrede...@googlegroups.com
ぼくも読みました。



三木卓 Takashi Miki
Anand Tao


2013/08/25 7:50、菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp> のメッセージ:

菊池 雅都

unread,
Sep 25, 2013, 6:35:25 PM9/25/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
おはようございます 菊池です。
久しぶりの無断転送。




・・・・・・ このような議論をするとき、われわれ金融の
研究者が常に念頭に置くのがハイエクの議論です。これが基準です。
 こうした本格的な著作の基準が無いと、議論が生産的になりません。
 まずは、ハイエクをお読みになることからお勧めします。訳者である川口 慎二氏も
たんなる翻訳家では無く、立派な研究者です。逆に言えば、ハイエクの議論を抜きにして管理通貨制度の議論は出来ないというくらいのものです。
 和田さん紹介の様々な論者も管理通貨制度を議論しているようですが、私の一つの基準はこうしたハイエクの議論を是非はともかく理解して、その議論を念頭に置いてしているのかということです。こちらをまず、読んでからというのが私のコメントです。

柴田武男

貨幣発行自由化論 [単行本]
F.A. ハイエク (著), 川口 慎二 (翻訳) 

F・A・ハイエクの「貨幣発行自由化論」
 訳者の「あとがき」
 これから紹介する一連の文書は、F・A・ハイエクの「貨幣発行自由化論」(1999年9月、東洋経済新報社、訳者は川口慎二)からの抜粋である。まずは、その概要を知るために、訳者の「あとがき」から紹介することにしよう。


 ハイエクは一八九九年五月八日の生まれである。経済学者として戦前からケインズと並んでわが国においても最もよく名の知られた一人であり、戦後においては、経済学を越えて広く社会哲学や社会思想の分野において数々の記念碑的な業績を発表、現代における最高の知性を代表する一人として思想界において不動の地位を占めている。一九七四年にノーベル経済学賞を受けている。

 本書においてハイエクが積極的に展開している主張の骨子は、政府による貨幣供給の独占を廃止し、貨幣が民間機関の競争によって供給されるために必要な措置を速やかに整えることにある。民間機関が供給するのは同一の名称と単位をもった貨幣ではない。それはそれぞれに固有の名称と単位をもった異なった貨幣である。

 このような主張に対して、読者は最初は大きな驚きとともに多くの疑問をもたれるにちがいない。疑問は大別して次の三の問題点に分けられるであろう。第一は政府による貨幣供給の独占がなぜ廃止されねばならないかという問題であり、第二は民間機関の競争によってどのような貨幣がどのようにして供給されうるかという問題であり、第三はこのような措置によってどのような変化が期待されうるかという問題である。

 本書は25章から構成されている。1章でまず近い将来にとられるべき具体的な提案が示された後に、2章から7章においては第一の問題点、8章から16章においては第二の問題点、17章から24章においては第三の問題点にそれぞれ主として関連した議論が展開され、最後に25章の結論に達するという内容となっている。

 まず第一の問題点についてハイエクが強調していることは、政府の貨幣独占が現代の資本主義社会における重大な欠陥の主要な原因となっているという点にある。これらの欠陥としてハイエクが取り上げているのは、趨勢的なインフレーションの存在、循環的な不況と失業の発生、歯止めのない政府支出の増大、経済国民主義による資源の国際移動の制限の四つである。これらの欠陥は多数決原理の支配する今日の民主主義政治のもとにあっては絶望的なまでに解決策のないものであるが、それらはいずれも政府の貨幣独占という共通の原因に根ざすものである。

 つぎに第二の問題点である民間機関の競争によってどのような貨幣がどのようにして供給されうるかという点については、安定貨幣、すなわち、価値の安定した貨幣が民間機関の利己心によって供給されうるというのがハイエクの解答である。

 第三の問題点、すなわち、このような安定貨幣の供給によってどのような変化が期待されうるかという点についての解答は、当然にまず現代資本主義社会のもつ四つの欠陥が克服されうるということである。これと同時にハイエクはもはや金融政策は必要ではなく、国際収支問題も存在せず、さらに中央銀行もまた消滅すべきことを強調するとともに、過渡期においてまた長期において発生が予想される問題と対策について検討を試みている。 このようなハイエクの主張については、それが実現不可能なものであり非現実的であるとして頭から否定し去るという態度をとることはきわめて容易である。けれども、このような態度に対しては、「経済理論家または政治哲学者の主要な仕事は、今日政治上では不可能
であることが政治上で可能となるように、世論に影響を与えることにあるべきである」とする第二版序文でのハイエクの言葉のもつ重みが尊重されねばならない。なお同様の考えは本書の108ページにおいても示されている。

 また提案されている改革の内容は、現行の制度の根本的変革を意味するきわめて急進的なものであり、当然に多くの利害関係者からの強い抵抗に直面することになり、漸進的な方法の採用が主張される可能性があるであろう。けれども、これに対してはハイエクは『ハムレット』からの引用を本書の扉にかかげて、資本主義社会の絶望的な病気は、政府の貨幣独占の廃止という非常手段でもって救うより方法がないことを示すとともに、改革がきわめて緊急を要するものであることを強調している。そしてハイエクはかつての「自由貿易運動」に匹敵するような「自由貨幣運動」によって問題の急速な理解が進み、まず改革のために必要な法制上の障害が速やかに取り除かれることを願っているのである。

 ハイエクにあっては貨幣供給方法の改革は金融に関する些細な専門的事項ではない。それは「自由な文明の運命を決定するきわめて重要な問題」なのである。

 かつてケインズの『貨幣改革論』が管理通貨制度の夜明けを示す象徴的な著作であったことと対比して、約半世紀を経た今日に管理通貨制度の廃止を求める記念碑的な著作としてハイエクの『貨幣発行自由化論』が登場した。

 ハイエクは本書に示された基本的な着想が人々の創造的思考をかきたてて新たな研究活動が始まることを期待している。

 ハイエクの貨幣問題研究の総決算が、自由社会の存続のために貨幣供給機構の根源の再検討を要求するという形で示されたことは、経済学のみならず社会科学の各部門にとって、さらに広く一般の読書界にとって大きな意義をもち続けることと思われる。

 現代は「貨幣論のない金融論」の時代である。これは貨幣法定主義を前提としかつ金融規制が支配的であったこれまでの制度からの当然の結果であると考えられる。けれども金融自由化の急速な進展により、制度の基本の一つが大きく変化し、金融現象が複雑化する過程のなかで、その基礎にある「貨幣」について、これまでの既成の認識を改めて根底より再検討することがぜひとも必要となりつつあるようである。

 貨幣法定主義を否定するハイエクの革命的な主張。

 本書は貨幣問題について基本的な認識をえたいと思う人々にとって格好の読物。

 

 一九八八年一月

 川口 慎二

boss-shikumi

unread,
Sep 25, 2013, 6:46:32 PM9/25/13
to sacrede...@googlegroups.com
通貨発行権を国家に持たせないで
民間が自由にするが
中央銀行を持たない…ですね。
いまの中国はそうじゃなかったですか?



(2013/09/26 7:35), 菊池 雅都 wrote:
おはようございます 菊池です。
久しぶりの無断転送。




・・・・・・ このような議論をするとき、われわれ金融の
研究者が常に念頭に置くのがハイエクの議論です。これが基準です。
 こうした本格的な著作の基準が無いと、議論が生産的になりませ ん。
 まずは、ハイエクをお読みになることからお勧めします。訳者であ る川口 慎二氏も
たんなる翻訳家では無く、立派な研究者です。逆に言えば、ハイエク の議論を抜きにして管理通貨制度の議論は出来ないというくらいのものです。
 和田さん紹介の様々な論者も管理通貨制度を議論しているようです が、私の一つの基準はこうしたハイエクの議論を是非はともかく理解して、その議論を念頭に置いてしているのかということで す。こちらをまず、読んでからというのが私のコメントです。


柴田武男

貨幣発行自由化論 [単行本]
F.A. ハイエク (著), 川口 慎二 (翻訳) 

F・A・ハイエクの「貨幣発行自由化論」
 訳者の「あとがき」
 これから紹介する一連の文書は、F・A・ハイエクの「貨幣発行自 由化論」(1999年9月、東洋経済新報社、訳者は川口慎二)からの抜粋である。まずは、その概要を知るために、訳者の「あ とがき」から紹介することにしよう。



 ハイエクは一八九九年五月八日の生まれである。経済学者として戦 前からケインズと並んでわが国においても最もよく名の知られた一人であり、戦後においては、経済学を越えて広く社会哲学や社 会思想の分野において数々の記念碑的な業績を発表、現代における最高の知性を代表する一人として思想界において不動の地位を 占めている。一九七四年にノーベル経済学賞を受けている。

 本書においてハイエクが積極的に展開している主張の骨子は、政府 による貨幣供給の独占を廃止し、貨幣が民間機関の競争によって供給されるために必要な措置を速やかに整えることにある。民間 機関が供給するのは同一の名称と単位をもった貨幣ではない。それはそれぞれに固有の名称と単位をもった異なった貨幣である。

 このような主張に対して、読者は最初は大きな驚きとともに多くの 疑問をもたれるにちがいない。疑問は大別して次の三の問題点に分けられるであろう。第一は政府による貨幣供給の独占がなぜ廃 止されねばならないかという問題であり、第二は民間機関の競争によってどのような貨幣がどのようにして供給されうるかという 問題であり、第三はこのような措置によってどのような変化が期待されうるかという問題である。

 本書は25章から構成されている。1章でまず近い将来にとられる べき具体的な提案が示された後に、2章から7章においては第一の問題点、8章から16章においては第二の問題点、17章から 24章においては第三の問題点にそれぞれ主として関連した議論が展開され、最後に25章の結論に達するという内容となってい る。

 まず第一の問題点についてハイエクが強調していることは、政府の 貨幣独占が現代の資本主義社会における重大な欠陥の主要な原因となっているという点にある。これらの欠陥としてハイエクが取 り上げているのは、趨勢的なインフレーションの存在、循環的な不況と失業の発生、歯止めのない政府支出の増大、経済国民主義 による資源の国際移動の制限の四つである。これらの欠陥は多数決原理の支配する今日の民主主義政治のもとにあっては絶望的な までに解決策のないものであるが、それらはいずれも政府の貨幣独占という共通の原因に根ざすものである。

 つぎに第二の問題点である民間機関の競争によってどのような貨幣 がどのようにして供給されうるかという点については、安定貨幣、すなわち、価値の安定した貨幣が民間機関の利己心によって供 給されうるというのがハイエクの解答である。

 第三の問題点、すなわち、このような安定貨幣の供給によってどの ような変化が期待されうるかという点についての解答は、当然にまず現代資本主義社会のもつ四つの欠陥が克服されうるというこ とである。これと同時にハイエクはもはや金融政策は必要ではなく、国際収支問題も存在せず、さらに中央銀行もまた消滅すべき ことを強調するとともに、過渡期においてまた長期において発生が予想される問題と対策について検討を試みている。 このよう なハイエクの主張については、それが実現不可能なものであり非現実的であるとして頭から否定し去るという態度をとることはき わめて容易である。けれども、このような態度に対しては、「経済理論家または政治哲学者の主要な仕事は、今日政治上では不可 能
であることが政治上で可能となるように、世論に影響を与えることに あるべきである」とする第二版序文でのハイエクの言葉のもつ重みが尊重されねばならない。なお同様の考えは本書の108ペー ジにおいても示されている。

 また提案されている改革の内容は、現行の制度の根本的変革を意味 するきわめて急進的なものであり、当然に多くの利害関係者からの強い抵抗に直面することになり、漸進的な方法の採用が主張さ れる可能性があるであろう。けれども、これに対してはハイエクは『ハムレット』からの引用を本書の扉にかかげて、資本主義社 会の絶望的な病気は、政府の貨幣独占の廃止という非常手段でもって救うより方法がないことを示すとともに、改革がきわめて緊 急を要するものであることを強調している。そしてハイエクはかつての「自由貿易運動」に匹敵するような「自由貨幣運動」に よって問題の急速な理解が進み、まず改革のために必要な法制上の障害が速やかに取り除かれることを願っているのである。

 ハイエクにあっては貨幣供給方法の改革は金融に関する些細な専門 的事項ではない。それは「自由な文明の運命を決定するきわめて重要な問題」なのである。


 かつてケインズの『貨幣改革論』が管理通貨制度の夜明けを示す象 徴的な著作であったことと対比して、約半世紀を経た今日に管理通貨制度の廃止を求める記念碑的な著作としてハイエクの『貨幣 発行自由化論』が登場した。

 ハイエクは本書に示された基本的な着想が人々の創造的思考をかき たてて新たな研究活動が始まることを期待している。

 ハイエクの貨幣問題研究の総決算が、自由社会の存続のために貨幣 供給機構の根源の再検討を要求するという形で示されたことは、経済学のみならず社会科学の各部門にとって、さらに広く一般の 読書界にとって大きな意義をもち続けることと思われる。

 現代は「貨幣論のない金融論」の時代である。これは貨幣法定主義 を前提としかつ金融規制が支配的であったこれまでの制度からの当然の結果であると考えられる。けれども金融自由化の急速な進 展により、制度の基本の一つが大きく変化し、金融現象が複雑化する過程のなかで、その基礎にある「貨幣」について、これまで の既成の認識を改めて根底より再検討することがぜひとも必要となりつつあるようである。


 貨幣法定主義を否定するハイエクの革命的な主張。

 本書は貨幣問題について基本的な認識をえたいと思う人々にとって 格好の読物。

 

 一九八八年一月

 川口 慎二

菊池 雅都

unread,
Sep 25, 2013, 6:56:49 PM9/25/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
こちらにハイエクの概要がありますね、

F・A・ハイエクの「貨幣発行自由化論」

菊池 雅都

unread,
Sep 25, 2013, 7:44:35 PM9/25/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
玉蔵先生がビットコインについて書いているので、備忘を兼ねてお知らせします。






さて、もうすぐ始まる資本主義崩壊祭り。
ぇえ?
通貨が紙くずになる?!

私の虎の子の貯金はどうしたらいいの?!
私の老後の資金は?!

そうお布団をかぶってガクガクガクガク。
金玉を収縮させているあなた。

まぁ、既に福岡ではみなさんに話しました。
そんなイタイケナあなたご安心ください。

前から言ってますよね。
日本にはウルトラマンがいる。

考えるな!安心するんだ!
紙くずになった紙幣が飛び交う資本主義崩壊祭りの阿鼻叫喚の中、日本から立ち上る黄金の光。

必殺スペシウム光線!!
img_634047_7784849_0.jpg

皆様はビットコイン(Bitcoin)という通貨は聞いたことがあるでしょうか。
こんなロゴで知られる通貨ですね。

16656.png

これは今年の6月の朝日新聞

クリックすると大きくなります。
c0160031_23431956.jpg

ビットコインとは仮想通貨(バーチャルマネー)ですね。

http://zuuonline.com/archives/3037

「ビットコイン」という仮想通貨はご存知でしょうか。初めて耳にされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、なんとビットコインの価値は4年前に比べて約20000倍(2013年4月時点)にまで急成長をしています。また、ビットコインは、米ドルやユーロ、円などとも交換が可能な仮想通貨です。

ビットコインは、10円玉や1000円札のような硬貨や紙幣と違って、物としては存在しない「仮想通貨」です。なお、仮想通貨の主な例としては、「モバゲー」の「モバコイン」や「モバゴールド」があります。
しかし、同じ「仮想通貨」という分類でも、モバゲーのゲームを楽しむための仮想通貨と、ビットコインといわれる仮想通貨の性格は少し異なります。ビットコインは、米ドルやユーロ、円などに簡単に交換することができ、またネット上で物を買ったり、サービスを受ける際の支払いにも利用できます。つまり実際のお金にかなり近い性格をもった仮想通貨といえます。

ビットコインの流通量はプログラムによって決まっており、あと20年ほどで供給量がピークになるように設定されています。つまり、ビットコインは、円やドルなどと異なり無制限に通貨を発行できる仕組みではありません。そのため、ビットコインの支持者が増えれば通貨の価値も維持されて、需要と供給の関係から貨幣価値が上がりやすい構造となっています。

またビットコインは、P2P方式で取引される仮想通貨です。中央銀行や銀行を介さずに個人間でお金の取引ができるので、送金などの手数料が劇的に安くなっています。国外への送金もスムーズに行うことができます。また円やユーロはカントリー・リスクがつきものですが、ビットコインはその心配がありません。グローバル社会の新しい通貨といえます。


一体、このビットコインとはどのような「もの」なのでしょうか。



動画による説明もあります。


このビットコイン。以前、このブログではヴェルグルの奇跡というのを紹介しましたが。
このビットコインはそれをも超えると言われています。

1932年、オーストリアのヴェルグル市で新しい通貨が導入され、その大成功は今でもヴェルグルの奇跡として語られているが、当時オーストリア政府は国の造幣独占権に抵触したとして即刻に中止させた。それ以来、地域/コミュニティー通貨の実験は、さまざまな場所で実験されてきた(企業クーポンとは別物。あれはインターネットでいうところのFloozやFacebookクレジットに相当する)。Bitcoinは、地理的制約から解放されたそこそこよく考えられた地域通貨、よりちょっと良い。

Bitcoinとヴェルグルとの間には重要な違いがある。どの政府もBitcoinの印刷プロセスを止めることができない。そして、それこそがこれまでBitcoinが成功している理由だ ― 長きにわたり法定通貨を憎悪し、金本位制復活を望んできた多くの無政府主義者や自由主義者たちが、これに群がった結果、実際にBitcoinが価値を持っている。



たった今、世界中にこのビットコインが急速に広まっています。

http://diamond.jp/articles/-/35129
ピザ2枚分の価値が、いまや2億円に膨張!ネット上で密かに流通する「ビットコイン」とは?

「ビットコイン」のバブルが起こっている。

ビットコインとは、ネット上で取引されるバーチャル通貨である。最近、このビットコインの価値が高騰して争奪戦が繰り広げられている。

通常の通貨のように国境も持たず、供給量を管理する中央銀行もないビットコインは、新しい「第三の通貨」として注目を集めているのだが、その是非についてははっきりと見方が二分されている。論議の絶えない存在なのである。

 それでは、ビットコインとは一体何なのか。これを説明するのは簡単ではない。
中央銀行に管理されず流通し、
ユーザー同士が直接取引するバーチャル通貨
 ビットコインが誕生したのは2009年のこと。

 大雑把に説明すると、ビットコインはちょうど金(ゴールド)のように、インターネット上で「採掘(マイニング)」して手に入るのだが、採掘のためには難しい暗号問題を解く必要がある。ビットコインが発行されればされるほど暗号問題は難しくなっていくしくみで、当初は自宅のコンピュータで採掘が可能だったが、最近では専用のハードウェアを走らせないと手に入らなくなっているという。

 ビットコインの発行量はほぼ10分ごとに25個。現在出回っているビットコインの数は1100万ほどで、これが2014年初頭には1400万になると予想されている。ただ、最終的な供給総量は2100万と限定されており、その数に達するのが2021年と予測され、その時には全世界での流通量が一定値に達するということになっている。

 そもそもビットコインの要点は、国の中央銀行や金融機関に左右されない純粋なユーザー同士の交換の手段となることだった。

 P2P(ピアツーピア)のファイル共有と同じしくみで、中央の組織を介さずにユーザーからユーザーに支払いができる。通貨としての存在を保護するために、採掘や取引記録は全ネットワークに記録され、また二重使用できなくするしくみもあるという。ところで、ビットコインのしくみを考案したのは、サトシ・ナカモトという人物ということになっている。漢字では「中本哲史」と記述されるらしく、彼の名前で書かれた難しい論文もネット上に上がっている。完璧な英語で書かれたものだ。ただ、この名前は偽名だというのがもっぱらのうわさで、日本人どころか、どこの誰なのかも不明だ。



この新しくできた仮想通貨。ビットコイン。誰が作ったの?というと
なんと謎の日本人「ナカモトサトシ」さんという方のようです。

このナカモトサトシさんの正体は、京大の望月教授というのがもっぱらの噂になっています。

http://markethack.net/archives/51876229.html
Bitcoinの生みの親は望月新一京都大学教授であるとテッド・ネルソンが主張 「Satoshiはアイザック・ニュートンに比するほどの人物だ。ノーベル賞を与えられるべきだ」

今夜はSatoshi Nakamotoというニックネームを使用している謎のBitcoinのクリエーターの正体について、語りたい。
Satoshi Nakamotoが実際には誰であるか……それを知りたい人は世界に何千人も居る。
ビットコインは分散型のデジタル・マネーだ。
このシステムを構築した人が誰であるかは、ずっと謎だった。
ビットコインのことをバーチャル・カレンシーだと形容する人が多い。
でも私は「電子的な金(Gold)」と呼びたい。
ゴールドと同様、ビットコインには中心的な権威が無い。
ゴールド同様、誰もがテスト(試金)することができるし、ゴールド同様、だれもが採掘(mine)することができる。
そしてゴールドのように供給は限られているのだ。
だからその価値は上昇する。
そしてゴールド同様、ビットコインは輝いている(brilliant)。
いろんな面に於いてビットコインは素晴らしい。
すごくよく考えられているし、狡猾だし、いろいろな側面を持っている。

ビットコインは多段的なクリプト・グラフィック・システムを有している。
ユーザー、ビルダー、オペレーターのそれぞれに、ビットコインを使うモチベーションを与えるように設計されている。
多人数間でのトランザクションが出来るようにスクリプト言語まで用意されている。
既に5年の歳月が経っているが、ビットコインは今でも生きている。
ビットコインを発明した謎の人物は、「ローン・レンジャー」のように正体がわからない。彼は「ローン・レンジャー」が銀の弾丸(シルバー・ブレット)を残したように、ビットコインだけを残した。
そのソフトウエアはオープンソースであり、巧妙な上に、奥が深い。
この謎の人物は「さとし」とだけ知られているが、彼の本名を明かそう。
2008年にSatoshi Nakamotoというニックネームの下にある論文が明らかにされた。
そこではクリプトグラフィーに基づいた、分散型のデジタル・マネーの可能性について議論されていた。
その直後、彼はソフトウエアをリリースし、コトを始めたのだ。
最初の50個のビットコインが出された。
するどい人間は、新しい金儲けの方法に気が付いたはずだ。
これがゴールドラッシュのはじまりだ。
最初のビットコインによるモノの購入は1万ビットコインによるピザの購入だった。
このピザの購入代金は今では100万ドル以上の価値に相当する。

(中略)

2012年8月にSatoshiは本名で論文を公表した。

その本名とは望月新一である。

以下、望月新一教授。
shinichi-mochizuki.jpg
(後略)



いや、なんとも我々は面白い時代に生まれましたね。
事実は小説より奇なり。

資本主義崩壊。奴らのクラッシュプログラムにタイミングを合わせるかのように立ちあがる新通貨。
謎の日本人が作った中央銀行を持たない、新通貨。
こんなとんでもない代物が流行ったら、奴らはもう終わりですよね。
さっそく各国の取り締まりが始まっています。

Bitcoin Foundation、カリフォルニア金融当局より業務停止命令

米国土安全保障省、DwollaとBitcoin取引所の間の送金を停止

タイ当局、仮想通貨「Bitcoin」を違法と判断



やらせはせん!!
この日本人の、ウルトラマン望月教授の作った新通貨。
どんなに奴らが取り締まろうと、この通貨を使った取引を広めてしまえばこっちのものです。
通貨というのはその通貨を使う人が広まれば広まるほど勝ち。
交換できる対象の物品やサービスが増えれば勝ち。
奴らの支配するドルやユーロ、日本円なんて使わなくても済むようになるからです。

では、そのビットコイン
どうやって手に入れるの?
どうやって使うの?

まぁ、いざ使おうと思っても実際の使い方や入手方法は良く分からないかと思います。

我々は以前からポイント交流会というものをやっています。
以下ポイント交流会2のサイト

http://888tsuuka.blog.fc2.com/
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実は、今月9/27日 三鷹にてこのビットコインを配ろうと思っています。
興味のある方は、スマートフォン(アンドロイド)をお持ちの上お越し下さい。
実際にビットコインアプリを使って取引しつつ使い方を説明しようと思います。詳細は上記サイトにて

本当にありがとうございますた。


jpkr...@yahoo.co.jp

unread,
Sep 25, 2013, 11:29:22 PM9/25/13
to sacrede...@googlegroups.com
この件菊池さんに聞きたいと思っていました
転送ありがとうございます
 
sahi
 

----- Original Message -----
From: 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>
To: 聖なる経済学翻訳チーム <sacrede...@googlegroups.com>

玉蔵先生がビットコインについて書いているので、備忘を兼ねてお知らせします。






なお、仮想通貨の主な例としては、「モバゲー」の「モバコイン」や「モバゴールド」があります。
ビットコインの流通量はプログラムによって決まっており、あと20年ほどで供給量がピークになるように設定されています。つまり、ビットコインは、円やドルなどと異なり無制限に通貨を発行できる仕組みではありません。その ため、ビットコインの支持者が増えれば通貨の価値も維持されて、需要と供給の関係から貨幣価値が上がりやすい構造となっています。


一体、このビットコインとはどのような「もの」なのでしょうか。
ユーザー、ビルダー、オペレーターのそれぞ れに、ビットコインを使うモチベーションを与えるように設計されている。

菊池 雅都

unread,
Sep 29, 2013, 8:07:23 PM9/29/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。、無断転送です。



みなさん おはようございます。

 昨晩のNHKスペシャル、ご覧になりましたか。テーマは、「マネー氾濫(はんらん)~世界経済に異変~」です。異変の引き金は、リーマンショックによる景気不況対策として米がばらまいた3兆ドル、中国の4兆人民元が原因だとされています。このばらまき政策を縮小すると米国が言い出したら途端に世界経済が変調になったというのです。

 ベアリング製造大手の日本精工も売り上げが落ちていると、ここから始まります。なぜ、ベアリングなのかというと、製造機に多く使われるのでその受注状況が景気の先行きをよく示すと言うことなのです。

 これはすべて、米FRB議長バーナンキ氏の緩和縮小もあり得るという発言がきっかけです。緩和縮小というのは、米金利の上昇を予感させます。そのわずかな動きでマネーの動きが米国へと、途上国から引き上げられているのです。その結果、ブラジルのレアルが下落し穀物価格の上昇でインフレが加速します。また、インドでは同じようにルピーが下落し、石油価格の上昇で自動車の売れ行きが低迷しています。

 ですが、これらはリーマンショックに対応した金融拡大策の「正常化」の過程でもあるのです。ここで多少アクセルを緩めないと逆にリーマンショックの再来です。中国経済低迷していると言いますが、経済成長年間30%という目標設定で投資していては破綻します。それが地方政府の現状です。鬼城すなわちゴーストタウンが至る所に現れていますが、過剰投資の失敗と一言で説明できます。

 いまや巨大な経済大国となった中国の経済失速は、より厳しい状況はザンビアなどの新興国により深刻な状況を与えています。失業が増加して、社会不安が高まることが心配です。

 ザンビアでも中国経済への過度の依存を反省する世論は形成されています。他国の経済に過度に依存する、目先の急成長、高収益に目がくらみます。

 現在世界はリーマンショックへの応急措置で増大したリスクの修復へと向かっています。リーマンショックのショックという現状でしょうか。それをコントロール出来るのか、といえばそれは出来ません。マネーの氾濫はまさしく竜巻のようです。一瞬のうちに経済を破壊して過ぎ去っていきます。

 米FRBも反応の大きさに、緩和縮小を止めて、この緩和政策を継続すると表明しました。危機は先伸ばされ、より大きくなりました。NHKスペシャルの結語は、このマネーの氾濫を制御する道筋はつけられるのでしょうか、というものです。私の結論は出来ません、理由はそれがこの社会の本質だからです。マネーの動きに左右される、それが私たちの社会なのです。だから、その動きを少しでも緩和する、つまり米国や中国の経済動向に一喜一憂しないで済む安定した経済構造が求められます。

 そこが理解の根本です。幸にも日本は内需主体の国です。貿易依存度は他国と比較して高くはありません。ただし、この依存度という言葉は不適切で、単に割合と理解した方がよろしいかと。その数値は、第一生命経済研レポート 2009.6から転載しておきました。ご参照ください。では、内需とは何か。私たちの個人消費と政府支出などです。消費税増税は、私たちの消費を削って政府支出で支えるという政策です。ただでさえ、政府支出は膨らみ続けています。それで経済を支えるのではなく、私たちの消費で、つまり安心して消費できる社会の仕組みが必要なのです。

 この点の考察はまた別の機会に。

柴田武男
 
-------------------------------------------------------
マネー氾濫(はんらん)~世界経済に異変~
2013年9月29日(日)午後9時00分~9時49分
世界を未曾有の危機に陥れたリーマンショックから5年、いま世界は“新たな危機”に直面している。震源地はアメリカと中国。いずれもリーマンショックの危機から抜け出すため巨額の景気刺激策や金融緩和策を実施、莫大なマネーは景気を浮揚させた一方で、さまざまな副作用や歪みを生み出し、皮肉にもいま再び世界経済を混乱に陥れようとしている。
過去3回にわたる量的緩和によってマネーを市場に供給してきたアメリカ。FRBバーナンキ議長による緩和策縮小を示唆する発言によって、ばら撒かれた緩和マネーが一気にアメリカに逆流している。リーマン後、世界経済の牽引役と期待された新興国ではマネーが引き揚げられ通貨が急落、景気の低迷が懸念されている。アメリカの緩和縮小と中国の金融システム改革の行方に注目が集まる9月、番組では震源地となったアメリカ、そしていまや世界最大のリスクとなった中国、さらに両国の狭間で翻弄される現場を世界同時ドキュメントで描き出す。

boss-shikumi

unread,
Sep 30, 2013, 3:13:35 AM9/30/13
to sacrede...@googlegroups.com
原田武夫さんの本で
民間銀行に通貨発行権をというのは
オーストラリア学派の意見でそれは
次のゲームのルール作りかも…という
箇所があります

PDF添付します。
菊池さん 意見いただけませんか?
自分は、いいことだと思うのですが…

それから、
オバマ大統領の国連演説でシリアのことを言っています
まあ、他もですが。
これは、結構切羽詰まっている感じで受け止めたのですが
いかがでしょうか。



(2013/09/30 9:07), 菊池 雅都 wrote:
菊池です。、無断転送です。



みなさん おはようございます。

 昨晩のNHKスペシャル、ご覧になりましたか。テーマは、「マネー氾 濫(はんらん)~世界経済に異変~」です。異変の引き金は、リーマンショックによる景気不況対策として米がばらまいた3兆ドル、 中国の4兆人民元が原因だとされています。このばらまき政策を縮小すると米国が言い出したら途端に世界経済が変調になったという のです。


 ベアリング製造大手の日本精工も売り上げが落ちていると、ここから始 まります。なぜ、ベアリングなのかというと、製造機に多く使われるのでその受注状況が景気の先行きをよく示すと言うことなので す。

 これはすべて、米FRB議長バーナンキ氏の緩和縮小もあり得るという 発言がきっかけです。緩和縮小というのは、米金利の上昇を予感させます。そのわずかな動きでマネーの動きが米国へと、途上国から 引き上げられているのです。その結果、ブラジルのレアルが下落し穀物価格の上昇でインフレが加速します。また、インドでは同じよ うにルピーが下落し、石油価格の上昇で自動車の売れ行きが低迷しています。


 ですが、これらはリーマンショックに対応した金融拡大策の「正常化」 の過程でもあるのです。ここで多少アクセルを緩めないと逆にリーマンショックの再来です。中国経済低迷していると言いますが、経 済成長年間30%という目標設定で投資していては破綻します。それが地方政府の現状です。鬼城すなわちゴーストタウンが至る所に 現れていますが、過剰投資の失敗と一言で説明できます。

 いまや巨大な経済大国となった中国の経済失速は、より厳しい状況はザ ンビアなどの新興国により深刻な状況を与えています。失業が増加して、社会不安が高まることが心配です。

 ザンビアでも中国経済への過度の依存を反省する世論は形成されていま す。他国の経済に過度に依存する、目先の急成長、高収益に目がくらみます。

 現在世界はリーマンショックへの応急措置で増大したリスクの修復へと 向かっています。リーマンショックのショックという現状でしょうか。それをコントロール出来るのか、といえばそれは出来ません。 マネーの氾濫はまさしく竜巻のようです。一瞬のうちに経済を破壊して過ぎ去っていきます。


 米FRBも反応の大きさに、緩和縮小を止めて、この緩和政策を継続す ると表明しました。危機は先伸ばされ、より大きくなりました。NHKスペシャルの結語は、このマネーの氾濫を制御する道筋はつけ られるのでしょうか、というものです。私の結論は出来ません、理由はそれがこの社会の本質だからです。マネーの動きに左右され る、それが私たちの社会なのです。だから、その動きを少しでも緩和する、つまり米国や中国の経済動向に一喜一憂しないで済む安定 した経済構造が求められます。

 そこが理解の根本です。幸にも日本は内需主体の国です。貿易依存度は 他国と比較して高くはありません。ただし、この依存度という言葉は不適切で、単に割合と理解した方がよろしいかと。その数値は、 第一生命経済研レポート 2009.6から転載しておきました。ご参照ください。では、内需とは何か。私たちの個人消費と政府支出などです。消費税増税は、私たちの消費を削って政 府支出で支えるという政策です。ただでさえ、政府支出は膨らみ続けています。それで経済を支えるのではなく、私たちの消費で、つ まり安心して消費できる社会の仕組みが必要なのです。


 この点の考察はまた別の機会に。

柴田武男
 
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マネー氾濫(はんらん)~世界経済に異変~
2013年9月29日(日)午後9時00分~9時49分
世界を未曾有の危機に陥れたリーマンショックから5年、いま世界は“新 たな危機”に直面している。震源地はアメリカと中国。いずれもリーマンショックの危機から抜け出すため巨額の景気刺激策や金融緩 和策を実施、莫大なマネーは景気を浮揚させた一方で、さまざまな副作用や歪みを生み出し、皮肉にもいま再び世界経済を混乱に陥れ ようとしている。
過去3回にわたる量的緩和によってマネーを市場に供給してきたアメリ カ。FRBバーナンキ議長による緩和策縮小を示唆する発言によって、ばら撒かれた緩和マネーが一気にアメリカに逆流している。 リーマン後、世界経済の牽引役と期待された新興国ではマネーが引き揚げられ通貨が急落、景気の低迷が懸念されている。アメリカの 緩和縮小と中国の金融システム改革の行方に注目が集まる9月、番組では震源地となったアメリカ、そしていまや世界最大のリスクと なった中国、さらに両国の狭間で翻弄される現場を世界同時ドキュメントで描き出す。
20130930142244.pdf
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