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1兆ドル硬貨

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菊池 雅都

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Jan 8, 2013, 6:32:04 PM1/8/13
to ワールドプランニング, 聖なる経済学翻訳チーム
おはようございます 菊池です。

ジンバブエではありません。アメリカの話です。

もうマンガです。



「財政の崖」第2幕 米大統領に奥の手 1兆ドル硬貨発行 債務の制約回避

2013年1月8日 朝刊

 

 【ワシントン=久留信一】オバマ米大統領が政府借り入れの法定上限(債務上限)をめぐる議会との交渉を回避する手段として、一兆ドル(約八十八兆円)のプラチナ硬貨発行を検討しているとの見方が広がっている。債務上限を、政府との財政赤字削減の交渉材料に利用しようとする野党共和党の動きを封じる狙いがある。

 記念硬貨発行を想定した連邦法の規定では、プラチナ硬貨は財務長官がデザインや額面を決定できる。政府が一兆ドル硬貨二枚を鋳造し、中央銀行の連邦準備制度理事会(FRB)に預ければ、二兆ドル分の歳出を決済することが可能だ。

 交渉回避の秘策として米紙ワシントン・ポストが提案。金融政策を担うFRBの権限を侵すとの指摘もあるが、財政運営を“人質”にした政治ゲームに批判的な国内世論は、硬貨発行を後押ししているようだ。

 二〇一一年夏には債務上限に対する共和党の強硬姿勢で、米国が債務不履行(デフォルト)の危機に直面。米国債が格下げに追い込まれたことがあり、経済専門家も「法的には問題ない」と支持する意見が増えている。

 大統領は昨年、政府が債務上限を自動的に引き上げられるようにする制度変更を議会に提案。五日のラジオ演説では「ツケを払うことで妥協するつもりはない」とあらためて強調し、「議会が上限引き上げを拒否すれば、世界経済は破滅の危機に陥る。危険なゲームを繰り返す余裕などない」と語った。

勝巳鶴田

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Jan 8, 2013, 6:40:37 PM1/8/13
to sacrede...@googlegroups.com
菊池さん 素晴らしい!!
いつもありがとうございます。

2013年1月9日 8:32 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>:

--
翻訳サイト: https://sites.google.com/site/sacredeconomics2012/home
アップロードするときは、
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菊池 雅都

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Jan 8, 2013, 10:35:16 PM1/8/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
グーグルの元CIOが、革新的なアルゴリズムで消費者金融(といってもペイデイ・ローン)の金利を大幅に引き下げた!

って、下がったあとでも年利330% やみ金と変わりませんが、アメリカでは合法。

TPPを呑んだら、日本もこうなるかも・・・




「消費者金融」の革新を狙う、米の新興企業たち

ダグラス・メリルがグーグル時代の経験を活かして考案したのは、7万もの変数を分析して借り手のデフォルトリスクを計算するアルゴリズム。より正確なリスク計算ができれば、適切なローン金利が決定できるというわけだ。

TEXT BY MARCUS WOHLSEN
PHOTO BY ALEX WASHBURN/WIRED
TRANSLATION BY WATARU NAKAMURA

WIRED NEWS (ENGLISH)


LendUpのサシャ・オルロフCEO。


学生をしながらフルタイムで働いていたシングルマザーのヴィッキーはある日、新しいスノータイヤがどうしても必要になった。ギリギリの生活をしていた彼女には、思わぬ出費に対する備えがなく、そのままでは仕事を失う可能性もあった。だが、そんな彼女に幸運にも救いの手が差し伸べられた。義理の兄弟であったダグラス・メリルはグーグルの元CIOで、スノータイヤ代を肩代わりしてくれたのだった。

では、もしこのときヴィッキーに頼れる相手がいなかったら、彼女はどうなっていただろう。気になったメリル氏は彼女に聞いた。「ペイデイローン(給料を担保に提供される短期の小口ローン)に頼っていたと思う」と彼女は答えたという。

「ヴィッキーには私がいたが、頼れる相手がいない人もいる。これは不公平な話だ」。メリル氏はそう考えて、ZestFinanceを創業した。同社は、ヴィッキーのような低所得者層が利用するペイデイローンのあり方を刷新し、新たなビジネスチャンスを狙っている。

ペイデイローンの利用者は通常、信用力が低く、他のローンに頼ることができない人で、債務不履行になるリスクが高い。そのため、ペイデイローンの金利は非常に高く、悪質な業者も多いとされている。これに対し、ZestFinanceは独自のアルゴリズムで借り手のデフォルトリスクを計算し、他社に比べて大幅に低い金利を実現する技術を提供している。

メリル氏がグーグル時代の経験を活かして考案したのは、7万もの変数を分析して借り手のデフォルトリスクを計算するアルゴリズム。より正確なリスク計算ができれば、適切なローン金利が決定できるというわけだ。

通常の金融業者は借り手の信用力を測る際、純収入など単純な要素に頼ることが多い。だがメリル氏によれば、そうした要素は利用者が返済するかどうかを予想する上では、まったく不十分だという。

これに対しZestFinanceでは、たとえば利用者の携帯電話番号に注目する。低所得者層にはプリペイド方式の携帯電話サーヴィスを利用する人が多いが、この番号は料金の補充が途絶えたまま一定期間が経過すると、サーヴィスが停止されてしまうため、次に利用する際には違う番号を取得することになる。つまり、借り手が1つの番号を維持していないという要素は、同社のリスク評価ではかなりネガティヴなものとなるという。こういった要素に関して、メリル氏は借り手の支払い能力ではなく、支払い意志を測るものであると話す。

ZestFinanceは現在、自社の技術をSpotLoanというオンライン金融業者にライセンスしている。300ドル〜800ドルの少額ローンを取り扱うSpotLoanは、他社に比べて約50%低い金利を実現しており、ローンの回収率も非常に高いという。たとえば、あるカリフォルニア州の居住者に対して同社が貸し付けた例では、金利が330パーセント──元本300ドル(同社が貸し付ける最低金額)を含むあわせて471ドルを3ヶ月かけて返済するというのが条件だった。

それに対し、標準的なペイデイローンの貸し付け条件は、期間が14日間の場合で金利460%(期間30日の場合はその半分弱に下がる)。いずれにしても、こうした従来の業者からお金を借りると、200ドルの元本が返済期限までに235ドルにふくれあがることになる。

メリル氏はZestFinanceの貸付金利が低くはないことを認め、次のように述べている。「クレジットカードでお金を借りたり、家族から融通してもらう場合に比べれば、われわれの提供するローンは割高だ。しかし、誰もがクレジットカードを持てるわけではなく、また家族からお金を借りられるわけでもない」

LendUPというサンフランシスコのスタートアップでも、ZestFinanceと同様に、新しいタイプのローンを提供している。同社のサーシャ・オリオフCEO(上の写真)は、かつてグラミン・ファウンデーション(バングラディッシュのマイクロファイナンス)とともに少額貸付者向けのソフトウェアを開発したほか、シティグループに勤め、いわゆる本格的なファイナンスの世界も経験したという経歴の持ち主。そんなオリオフ氏が、LendUPで力を入れているのは借り手に対する高い透明性で、たとえば同社ウェブサイトにアクセスすると、借りたい金額と返済までの期間を指定するためのスライダーがまっさきに目に飛び込んでくる。このスライダーを動かして、借り入れの条件を変更することで、最終的な返済金額が一目でわかるという仕組みである。

「顧客を罠にはめるのではなく、彼らによりよい価値を提供することを通してわれわれはお金を稼げる、と私はそう固く信じている」(オリオフ氏)

菊池 雅都

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Jan 27, 2013, 10:21:55 PM1/27/13
to 聖なる経済学翻訳チーム

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323284004578252451764609448.html?mod=WSJJP_hp_LEFTWhatsNewsCollection



  • 2013年 1月 20日 10:09 JST

ゴールドマンCEOの株式賞与、

1330万ドルに-前年比90%増

 米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは18日、ロイド・C・ブランクファイン会長兼最高経営責任者(CEO)に2012年の株式賞与として1330万ドル相当の制限付き株式を付与した。前年比では90%の大幅増。

 ゴールドマンが当局に提出した書類によって判明した。ブランクファインCEOの12年の現金賞与は570万ドルとなるもようで、基本給200万ドルを含めた 12年の総報酬額は2100万ドルを超える見 …

菊池 雅都

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Jan 28, 2013, 1:40:45 AM1/28/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。

宣伝の一環として、ウィキペディアにチャールズ・アイゼンシュタインの項目を作るのは如何でしょうか。

とりあえず英文ウィキペディアの翻訳を添付します。

ウィキ チャールズ・アイゼンシュタイン.doc

Takashi Miki

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Jan 28, 2013, 2:05:51 AM1/28/13
to sacrede...@googlegroups.com
菊池さん

いつもありがとうございます。

いいアイデアですね!

まず英文翻訳で項目作りですね。

Degrowhを逆成長と訳していますが、これは脱成長の方が見慣れた訳だと思います。

よろしくお願いします。

三木

2013年1月28日 15:40 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>:
菊池です。

宣伝の一環として、ウィキペディアにチャールズ・アイゼンシュタインの項目を作るのは如何でしょうか。

とりあえず英文ウィキペディアの翻訳を添付します。

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菊池 雅都

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Jan 28, 2013, 10:41:01 PM1/28/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。

下記の記事によると、アメリカは実質マイナス金利で、投資家は実質金利の高い円を買っている、とのこと。

むむむ、単純には行かないですね・・・



日銀の2%インフレ目標導入にだまされるな 実質高金利と円高を維持

2013.01.25


リーマン・ショック後の日米の短期市場実質金利と円ドル相場【拡大】

 日銀は形の上では2%のインフレ目標を導入し、金融緩和を「追加」したが、だまされてはいけない。日銀は緩和の看板に隠れて実質ベースで国際的にみて高水準の金利政策を続けている。対照的に米国連邦準備制度理事会(FRB)は実質でマイナス金利政策である。これでは円高是正のトレンドはいつ反転するかわからない。

 いきなりだが、グラフをよく見てほしい。2008年8月以降の日米の短期金融市場名目金利から日米それぞれのコアコア消費者物価(エネルギーと食料品を除いた総合物価指数=CPI)前年比上昇率を差し引いた実質短期金利と円ドル相場の推移である。日米間の金利差が開けば開くほど、円高に動く。金利差は1年前に3%を超え、円は76円台まで上昇した。ここへきて金利差は2%台まで縮小したが、依然としてかなりの開きがある。

 それでも円高是正が急速に進んだのは、安倍晋三首相が日銀に大胆な金融緩和を求めたためだ。円高是正が定着するためには、着実に日米金利差を縮小させる必要がある。ところが日銀は金融機関が日銀に預ける当座預金の大半について0・1%の利子を払って、名目金利水準を絶えず0・1%に保とうとしている。日銀は「事実上のゼロ金利」と言い、メディアにそう書かせてきたが、虚偽情報である。

 実質金利が高いと円高になるのはなぜか、と読者はたずねるだろう。ドルの預金など金融資産を持つ場合、その元本はインフレ分だけ資産が目減りする。名目金利がインフレ分より高ければ目減りは避けられるが、FRBの政策で名目金利がインフレ分を下回るので目減りが進む。すると、米国の投資家や金融機関は目減りしない金融資産を持とうとするので、ドルが売られる。

 対照的に、デフレの日本では円建て金融資産が利子ゼロでも価値が上がる。そのうえに0・1%のプラス名目金利がつく。従って、投資家や金融機関は円建て金融資産を買う。こうしてドル売り、円買いが進む。リーマン・ショック後の超円高を引き起こしてきたのは日米の実質金利差なのだが、日銀はそれを承知で円高政策をとっているのである。

 円高であれば、輸入物価を押し下げる要因となるので、日銀が絶えず恐れるインフレを抑制できる。もうひとつ、日銀は天下り先に短資会社という、短期金融市場の仲介業務を行う業者がいる。名目金利が0以下になれば、銀行などはゼロ金利以下の資金を日銀から直接調達すれば済むので、短資会社は不要となる。


 日銀政策が超円高を招き、デフレを加速させ、国民所得が大きく縮小し、若者の雇用機会が奪われてきた。日銀の罪は極めて大きい。「日銀の独立性」を盾にする白川方明総裁に同調してきた日経新聞などメディアも共犯者である。安倍政権はメディアが繰り出す雑音にかまわず、日銀に対して名目金利ゼロ、実質マイナス金利政策への転換を強く迫るべきなのだ。 (産経新聞特別記者・田村秀男) 

菊池 雅都

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Jan 29, 2013, 7:55:36 PM1/29/13
to 聖なる経済学翻訳チーム, コールマン博士翻訳チーム, ワールドプランニング
菊池です。

映画「幸せの経済学」

こちらのページの下の方に、約15分のダイジェスト版があります。
ぜひご覧下さい。

http://www.shiawaseno.net/

Takashi Miki

unread,
Jan 29, 2013, 10:12:04 PM1/29/13
to sacrede...@googlegroups.com
菊池さん

いつも貴重な情報ありがとうございます。

プロジェクトアマテラスでも紹介させていただきました。

三木

2013年1月30日 9:55 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>:
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菊池 雅都

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Feb 4, 2013, 12:39:36 AM2/4/13
to ワールドプランニング, コールマン博士翻訳チーム, 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。

"Nikola Tesla unlimited free energy forever"

フリーエネルギーについて総合的にまとめたビデオです。
1時間50分の長さで、私の英語力では半分も聞き取れませんでしたが、
すでにフリーエネルギーは実用段階に入っている印象です。

http://www.trueactivist.com/nikola-tesla-unlimited-free-energy-forever/



勝巳鶴田

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Feb 4, 2013, 1:02:07 AM2/4/13
to sacrede...@googlegroups.com

ニコラテスラ
自伝が翻訳されましたね…

いつもありがとうございます

2013/02/04 14:39 "菊池 雅都" <n...@hotmail.co.jp>:

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菊池 雅都

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Feb 4, 2013, 8:28:22 PM2/4/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。

件名のレジュメがありました。


かなり的確に纏め上げています。

これを書いた石田靖彦さんは、愛知教育大の准教授

縮小社会研究会はこちら



勝巳鶴田

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Feb 4, 2013, 8:31:14 PM2/4/13
to sacrede...@googlegroups.com


フェイスに上げます!

いつもありがとうございます

2013/02/05 10:28 "菊池 雅都" <n...@hotmail.co.jp>:

Takashi Miki

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Feb 4, 2013, 10:51:52 PM2/4/13
to sacrede...@googlegroups.com
菊池さん、鶴田さん

ありがとうございます。

プロジェクトアマテラスにもUPしますね。

石田さんにもコンタクト取ってみます。

三木



2013年2月5日 10:31 勝巳鶴田 <2525...@gmail.com>:

勝巳鶴田

unread,
Feb 4, 2013, 11:40:28 PM2/4/13
to sacrede...@googlegroups.com
心理学者なんですね…


2013年2月5日 12:51 Takashi Miki <anan...@gmail.com>:

菊池 雅都

unread,
Feb 19, 2013, 7:50:12 PM2/19/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。
聖なる経済学がギリシャ語に翻訳されました。

http://sacred-economics.com/%CE%B5%CE%B9%CF%83%CE%B1%CE%B3%CF%89%CE%B3%CE%AE-introduction/


菊池 雅都

unread,
Feb 19, 2013, 9:55:27 PM2/19/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。

聖なる経済学のビデオに、日本語字幕がつけられています!

菊池 雅都

unread,
Feb 26, 2013, 8:56:45 PM2/26/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。




  • 2013年 2月 27日 06:53 JST


英中銀、マイナス金利導入を議論=タッカー副総裁


 【ロンドン】英中銀イングランド銀行のタッカー副総裁(金融安定担当)は26日、景気を刺激するため

マイナス金利の導入を金融政策委員会(MPC)で議論したことがあると明らかにした。

 英議会の財務特別委員会で証言に臨んだタッカー副総裁は、MPCでの協議の最中に景気刺激の代替策として、自らマイナス金利の可能性を提起したと述べた。

 「マイナス金利の導入に制約はあるか、全員に考えてもらいたい。これこそ、私が提起した考えだ。特別な措置であり、極めて慎重に考える必要がある」と語った。

 理論的には、マイナス金利が設定されれば、中央銀行は市中銀行が預け入れた資金に対し利払いを課すことになる。このため市中銀行は中央銀行に資金を滞留させず、企業や個人への貸し出しを増やすよう促される。

 タッカー副総裁はこの日、マイナス金利政策の是非については触れなかった。エコノミストの間では、マイナス金利が実施された場合、銀行は中央銀行ではなく自行で現金を保管したり、現金に近い投資商品に資金をつぎ込むなど他の選択肢があるため、必ずしも政策が効果を発揮するとは限らないとの指摘がある。

 タッカー副総裁はまた、経済情勢の必要に応じて追加緩和を実施する用意がMPCにはあると語った。

 「量的緩和が終点に行き着いたと考えている者は、MPCにはいない。必要だと判断すれば、追加緩和の用意はできている」と続けた。

 英中銀はこれまで、ユーロ圏の債務危機で生じた金融市場の断絶を修復するため、3750億ポンドに及ぶ資産買い入れを実施してきた。タッカー副総裁は、資産買い入れの全面的な効果は英国経済にまだ現れていない一方、市場の断絶は収束しつつあるとして、「実施済みの量的緩和は今後より大きな効果を現す可能性が高いと思う。欧州からの逆風もやや弱まった」と述べた。





菊池 雅都

unread,
Mar 4, 2013, 7:56:56 PM3/4/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。某経済学者のメールを無断転送します。


さて、今朝の日経から二つのテーマに魅力を感じます。

皆さんだったらどちらを選びますか。

音楽定額配信で価格競争 ソニー・KDDI、月980円に

1時間で「お遍路さん」 丸の内にご本尊88体集結 

当然、前者でしょう。IT業界の盛り上がり、これですよと。
なにがお遍路さん、ばかばかしいと。
こう書けば、もちろん私が選ぶのは後者です。

では、後者で何が論じられるのか、ここが腕の見せ所です。

この記事から何が読み取れるのか、我々社会の本質です。
私たちの社会は、自由主義経済です。経済社会です。
では経済社会とは何か、ということになります。
それはあらゆるものを商品化していくシステムです。
商品化とは値段が付くと言うことです。

世界最古の職業は、売春とよく皮肉交じりに指摘されます。
真実かどうか分かりませんが、まさに女性の肉体も貨幣と交換されます。
これが商品化です。つまり、何でもかんでも、商品化、金で買える社会に
なっていくことが経済社会なのです。

これは弛まざる、ノンストップの強制的な動きです。家庭内労働、いわゆるシャドウワークも貨幣化され、金銭評価されてきます。皆さんが交通事故で死亡しますと、その算定がまさしくその一つの究極です。職歴の無い学生であっても、どこの学校、そこでの成績は、という具合に算定されます。すべてが金銭に換算できるのが、この社会の前提となります。勿論愛情も。いくら遺産を残せるのか、子孫に美田を残すのが、いくらになるのか、それが死んでいく親への評価になります。

最後の聖域は、もちろん信仰です。信仰は、金銭という世俗的な価値観を退け、その根拠として死という絶対的なものを持ち出します。死んだらカネは使えませんよと。

その神聖な信仰の世界が、

今回のイベントでは、88体すべてのご本尊を1時間程度でお参りすることができ、「四国を巡るのと同じ功徳があるといわれている

ということで、お代は

入場料は前売り券が2000円、当日券が2300円。時間指定制。インターネットやJTBの店頭でチケットを販売する。

だそうです。インターネットで並ばず買えますよ、というのは時代ですか。
こう書くと、柴田は甘い、信仰を金で買えるのは昔から、古代から、だよと。

その通りかも知れませんが、四国遍路、苦労して廻ることに意味があり、
そこに自省という大切な時間が流れるはずと。

1時間程度でお参りすることができ、四国を巡るのと同じ功徳かあり、お代は2300円なりと。インターネットで予約すれば2000円とお安くなってます。

と、得意そうに堂々と書かれると、われわれの社会的意識も金で買われているのかと暗澹気持ちに。私は、古いんですかね。そんな複雑な思い、何でもカネに換算できる経済社会の動力の強さ、それにいつの間にか慣らされてしまっている私たちの意識、そんなことを考察させる深い記事でした。

合掌 おわり

柴田武男

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1時間で「お遍路さん」 丸の内にご本尊88体集結 
2013/3/1 23:48
 東京のオフィスビルでお遍路さん――。JTB中部(名古屋市)と四国八十八ケ所霊場会(香川県善通寺市)は4月18~25日、東京・丸の内で88体のご本尊を一堂に集め、一般の入場者が有料で参拝できる催事を開く。弘法大師・空海が815年に開創したと伝えられる四国八十八ケ所霊場が2014年に1200年を迎えることを記念して催す。

関連記事

1位は熊野古道 歩いて楽しい「巡礼の道」 (2012/6/22 7:00)
 霊場会によると、88体のご本尊が四国を離れるのは77年ぶりで、東京での出開帳(寺社以外の場所で秘仏を公開すること)は初めてという。

 東京・丸の内の高層ビル「JPタワー」の4階ホールを会場にする。

 四国霊場を巡るお遍路さんは、弘法大師の足跡を訪ねる巡礼の旅として人気が高い。ただ全行程が約1300キロメートルと長く、徒歩で巡ると1カ月半~2カ月かかる長旅となる。今回のイベントでは、88体すべてのご本尊を1時間程度でお参りすることができ、「四国を巡るのと同じ功徳があるといわれている」(JTB中部)。各寺の砂を踏む「お砂踏み」体験もできる。

 期間中は2万人以上の来場を見込む。入場者には四国霊場をすべて巡ると発行される「結願之証」を渡す。入場料は前売り券が2000円、当日券が2300円。時間指定制。インターネットやJTBの店頭でチケットを販売する。




菊池 雅都

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Mar 5, 2013, 6:59:28 PM3/5/13
to 聖なる経済学翻訳チーム

菊池です。またまた某経済学者のメールを無断転送します。


おはようございます 
今朝は脱貧困の経済学を具体的に考えてみます。

有力なのが、というかアベノミクスも基本的にこの考え方です。
トリクルダウン理論といわれるものです。大企業や富裕層がさらに豊になれば、その富がしたたり落ちて、みんな豊になれるとされます。
理論と言うより、宣伝文句というかキャッチコピー、キャッチフレーズというほうがよろしいかと。
この理論、共産主義で全盛です。いわゆる先富論です。

「先富論」とは「先に豊かになれる地域と人から豊かになろう」ということです。
http://www.peoplechina.com.cn/zhuanti/2009-08/24/content_213248.htm 

確かに先に豊になれた人びとはいましたが、現在の中国は日本を超えてはるかに格差の大きい不平等な社会となってます。経済格差はジニ係数で良く表されます。一つの指標で高齢化などさまざまな要因が作用しますので、単純に経済格差だけを表したとは言い難いものですが、有力な指標です。

国民の所得格差の程度を示すジニ係数が2012年は0・474
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130119/chn13011900240000-n1.htm 

とあります。公式発表でこれです。0・4を上回ると社会不安が広がるとされる。などと
説明されますが、当てにはなりません。さらに実際には0・61を超えているという指標もあります。現代中国では先に豊になれた人びとは続出しましたが、その富が13億人にトリクルダウンしたか疑問です。そんなことはない、

中国国家統計局によると、2010年全国民の1人当たりの可処分所得額(2000年価格)は約10,046元である。
・・・・
1979~2010年の中国の都市部住民の1人当たり可処分所得(実質)と農村住民の1人当たり純収入(実質)の年平均伸び率はともに7.3%に達したが、同時期の年平均GDP成長率の9.9%を下回った。
http://jp.fujitsu.com/group/fri/column/opinion/201211/2012-11-4.html 

という分析があります。確かに所得は増大した、しかし、格差も増大したといえます。
とにかく全体の所得が増大したのだから先富論は正しかったとも言えますし、格差が増大して恩恵にあずかっていないと考えれば、トリクルダウンは幻と評価されます。
ここが経済学のインチキなところで、わたしに合っています。
事実は一つですが、解釈は多様です。お好きなところとうぞ、バイキング料理ですね。

どうも、トリクルダウン理論仮説は流石に評判悪いです。多用している Wiki でお世話になってますが、流石に

トリクルダウン理論の発想の原点は、バーナード・デ・マンデヴィルの主著『蜂の寓話:私悪すなわち公益』 (1714)に求めることができる。この本の副題「私悪は公益」(Private Vices, Public Benefits)は、資本主義社会の本質を端的に示す言葉として有名である。私悪とは利己心のことである。「利己心にもとづく各個人の行動が、結果的に(個人が意図したわけではないのに)全体の利益(公益)をもたらす」という考え方である。この考え方は、レッセフェール(自由放任主義)につながるものである。

はいけません。

人間の行為における自愛心の作用を強調することで、伝統的な道徳観念の虚偽性を暴露している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AB

が評価として正しいわけで、むしろ後者にアクセントがあることで衝撃的だったのです。大学院は暇なところで、古典を読むには最適なところです。私は理論専攻でしたので翻訳で読んでましたが、学史の連中は原書で読んでました。当たり前か。原書でしっかり読んでいればと、今になって後悔。若い人にきちんと古典を、できれば原書でと勧めておきます。これもWIKIにお世話に。マンデヴィルをトリクルダウン理論に結びつけるのは強引すぎるでしょう。

おう、此処までがイントロですが、こう書けば言いたいことは理解できるでしょう。富は上からしたたり落ちてきません。ではどうすれば、というと直接乾いた大地に散布するしかありません。ボトムアップというとなにか手垢にまみれて気に入りません。干天の慈雨作戦、これも当たらない天気予報みたいで嫌だな。

イメージは雨上がりの後の霧です。下から潤い、富が霧となって上がっていく。今の金持ちの処につく頃には晴れ上がって届かない、はい、ざまあみろ、下品ですか。

美しく言えば、陽炎ですが、経済効果そのものがそこはかとなくなりそうな。
穀雨という言葉があります。

春のやわらかく、温かい雨が降って、穀類の芽が伸びて来る頃。毎年4月20~21日頃。穀物が生長するため、私たちが生きるために必要な恵みの雨とされる
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%F2%B1%AB 

私たちが生きるために必要な恵みの雨

これですな、必要なことは。困窮している生活者に是非、穀雨を。
それと日本経済も格差が進んでいます。格差社会の悪いお手本が
社会主義中国とは皮肉ですが、学べることはあります。

「小康社会」(いくらかゆとりのある社会)の実現という国家目標かあるそうです。

私たちも、中小・零細企業を中心に「小康社会」を目指しましょう。

柴田武男


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トリクルダウン理論
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E7%90%86%E8%AB%96 
「トリクルダウン(trickle down)」という表現は「徐々に流れ落ちる」という意味で、大企業や富裕層の支援政策を行うことが経済活動を活性化させることになり、富が低所得層に向かって徐々に流れ落ち、国民全体の利益となる」とする仮説である。主に小さな政府政策の推進、新自由主義政策などの中で主張される。また「金持ちを儲けさせれば貧乏人もおこぼれに与れる」と主張することから、「おこぼれ経済」とも揶揄される。
所得税や法人税の最高税率引き下げなど、主に大企業や富裕層が己の既得権益の擁護・増大を求める理論武装として持ち出されている。
トリクルダウン理論の発想の原点は、バーナード・デ・マンデヴィルの主著『蜂の寓話:私悪すなわち公益』 (1714)に求めることができる。この本の副題「私悪は公益」(Private Vices, Public Benefits)は、資本主義社会の本質を端的に示す言葉として有名である。私悪とは利己心のことである。「利己心にもとづく各個人の行動が、結果的に(個人が意図したわけではないのに)全体の利益(公益)をもたらす」という考え方である。この考え方は、レッセフェール(自由放任主義)につながるものである。

菊池 雅都

unread,
Mar 5, 2013, 7:16:32 PM3/5/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。最近のマイナス金利を巡る動きです。




[FT]各国中銀はマイナス金利の検討を(社説) 

2013/2/28 14:00


(2013年2月28日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 英中央銀行、イングランド銀行(BOE)のタッカー副総裁がマイナス金利の導入に含みを持たせた。

運命論者だったBOEが想像力を発揮し始めたことは英国にとって歓迎すべきことであり他の中央銀行も追随すべきだ。

■準備預金の金利へ適用検討を

イングランド銀行はマイナス金利を導入するのか=ロイター
画像の拡大

イングランド銀行はマイナス金利を導入するのか=ロイター

 副総裁は民間銀行がBOEに預けている準備預金の金利を引き下げ、ゼロ以下とする可能性もあると示唆した。BOEの政策として正式採用につながるわけではないだろうが、他の中央銀行も含めて真剣に検討すべきだ。

 金融政策の機能を損なうために中央銀行は金利をゼロまでしか引き下げられないという定説は、無策を正当化する口実となってきた。だが、この定説を覆さなくてはならない。主要国のなかで中銀が資金供給量を増やしても効果をあげられない「流動性のわな」に陥っている国はない。政策金利と個人や企業の実際の借り入れコストとの間の差を埋めるために、中銀はさらに対策を講じることができるし、そうすべきだ。

 さらに、需要を喚起する効果が見込めるのなら、準備預金へのマイナス金利導入にやみくもに反対すべきではない。一般預金者にまでマイナス金利が上乗せされ混乱を招くとしたら、複雑で経済規模の大きい国の政策手段にはなり得ない。だが、準備預金金利のマイナス幅がわずかであれば、こうした事態は生じない。しかも、中銀は市場オペレーションや準備預金、融資についてそれぞれ異なった金利を設定することができる。中でも民間銀行に支払われる準備預金の金利はマイナス金利導入候補の筆頭だ。

■マイナス金利で融資拡大促す

 中銀が(量的緩和策で)債券買い取りを進めたのに伴い、準備預金の残高も膨らんでいる。準備預金の総額は金融政策を通じて決まるため、マイナス金利は民間銀行が逃れられない税金としての役割を果たすことになる。これにより銀行の収益性は低下するが、各行は超過準備を家計や企業への融資に振り向けるようになり、大半の国で低迷し続けている融資の拡大効果が見込める。

 ただし、これが実現するのは銀行に十分な自己資本がある場合に限られる。金融機関が資本不足に陥っている国では、マイナス金利を導入すれば資本バッファーがさらに減り、事態が悪化する可能性がある。そうなれば、リストラを通じてでも自己資本の強化を求める圧力が一段と高まりかねない。金融緩和の波及メカニズムは弱まってはいるが、崩壊しているわけではない。各国中銀はマイナス金利をカードに加えることをためらうべきではない。

(c) The Financial Times Limited 2013. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.






デール英中銀理事、マイナス金利に否定的 「非現実的」と強調=新聞

2013年 03月 5日 01:41 JST
 





 [ロンドン 4日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミストを務めるデール理事は、

前週タッカー副総裁が言及したマイナス金利の可能性について、否定的な考えを示した。

 コベントリー・テレグラフが報じた。

 マイナス金利をめぐっては、ビーン副総裁も前週「非現実的な考え(blue-sky thinking)」と一蹴している。

 デール理事はマイナス金利について、ビーン副総裁が用いた表現を繰り返す形で「非現実的な考え」と強調した上で

「導入する計画は皆無であることをはっきりさせておくことが重要。現時点でむやみに推し進めるべきものではないと個人的に考える」と述べた。





個人向け2年債、募集せず マイナス金利で財務省 

2013/3/1
日経

財務省は1日、5日から予定していた個人向け新型窓口販売の2年物国債の募集をやめると発表した。金利の低下で税引き後の利回りがマイナスとなるため、混乱が広がりかねないと判断した。金利の低下で募集をやめるのは2007年10月に個人向け新型窓口販売の国債が出て以来初めて。

 2月28日に入札を実施した2年物国債の条件から、個人向け新型窓販の2年債の税引き後利回りを計算すると、マイナス0.013%となった。12年度の新型窓販2年債の発行額は毎月100億~180億円程度で、国債全体の発行に影響はないという。

菊池 雅都

unread,
Mar 5, 2013, 7:44:36 PM3/5/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。

数年前から、新潟県が企業向けに「マイナス金利」を進めているようです。
これは、民間銀行からの借入(プラス金利)に、県が、利息と元本の一部を補助するというもので、
見かけだけの「マイナス金利」のようです。

それでも、「マイナス金利」を宣言したのは大きな一歩でしょう。

「マイナス金利 新潟」でググると、たくさん出てきます。少しピックアップします。



NICOでは県経済の活性化を目的として、新たな成長が期待できる分野における企業等の大規模な設備投資を「マイナス金利」制度によって支援します。



県では、マイナス金利制度により、再生可能エネルギーを活用した発電事業における企業等の設備投資を支援し、県内における再生可能エネルギー発電の導入を促進するとともに、県経済の活性化を図ります。


平成23年8月25日 泉田知事定例記者会見要旨

県制度融資等を利用して設備投資を行う中小企業者に対し、本来の融資必要額に対する利子相当分を助成し、実際の融資額に対する「マイナス金利」を実現することで設備投資の促進を図る事業です。
 結局、生産設備があることによってそこに人が集まり、雇用の場が生まれることになります。デフレ経済というのは、借金が未来にわたって自動的に増えていくということを意味しているわけです。本来、通常の経済社会でプラス1%くらいのインフレがあれば、時間が経てば将来的には、相対的に借金の重さが軽くなっていく状況になりますが、GDPデフレーターがマイナスで、物価が下がっていくデフレ経済下であるのに借金の額が変わらなければ、借りた借金が自動的に重くなっていくということですので、企業は投資しにくい環境になるわけです。(結果的に)それが雇用を縮小させるという構造になっています。
 物価が下がるのであれば、前向きの投資に使ったお金を借りてくれた人に金利をお返しする。借りると金利がもらえるという、マイナス金利にすればデフレ経済に対して中立ということになりますので、マイナス金利の設備投資促進策を取ったわけです。
 今年度、(「マイナス金利」制度の予算として)10億円を計上しました。その結果として122億円の投資が誘発されました。350件の申請を受け付け、制度融資額92億円、初期投資122億円に対する波及効果としては、産業連関分析を実施した結果、県内生産額の増加額は200億円でした。
 また、事業の実施に伴い479名の新規雇用が生まれました。賃金を補助する事業を実施しても、その効果は1年間で終わってしまうわけですが、設備投資を誘発して雇用を確保すると永続的に回っていくことになります。税金の使い方としては、単なる賃金補助ではなくて、将来自立回転ができるような使い方を国全体としてもすべきではないかと思っています。(479名の新規雇用のうち)常用雇用も331名生まれています。
 その結果、マクロ経済にどういうインパクトがあったかと言うと、今年6月の日銀短観ですが、(平成23年度の)中小企業の設備投資計画は全国平均では前年比24.9%のマイナスでした。しかし新潟県においてはプラス0.7%で、一定の効果があったと受け止めています。業況判断D.I.は、「今、景気がいいですか、悪いですか」と聞いて、「いい」と言った人から「悪い」といった人を引き算した数字ですが、全国平均と比較して下落幅が小さくなっています。(3月調査から6月調査の変化幅の)全国平均がマイナス9%ポイント下がっているのに対し、新潟県はマイナス4%ポイントに留まっています。






菊池 雅都

unread,
Mar 23, 2013, 11:46:07 PM3/23/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
菊池です。参考資料です。



2013.03.10(第27回)
★今回の執筆者★
徳間書店 出版局局長 
力石 幸一さん(3回目・最終回)
(力石さんの詳しいプロフィールはページ下にあります。)
世界経済はなぜ不安定化したのか

●資本主義が限界に来てはいないか
 前回は、歴史が大きな曲がり角を回ってしまったのではないかという観点から500年のサイクルで地政学的な変化が起きていることを述べました。実は、同じことは経済についても言えるのではないかと感じています。
 2008年のリーマンショック以降、世界は1929年の世界大恐慌と同じような不況に陥りました。いまは世界的な金融緩和のためもあって小康状態にありますが、決してデフレ不況を脱却できたわけではありません。いつまたヨーロッパなどで危機が起こってもおかしくない状況です。
 いまからちょうど40年前の1973年に第一次オイルショックが起こった当時、「成長の限界」ということが盛んに言われました。石油資源が枯渇することで経済発展が見込めなくなるという議論でしたが、実際には新たな油田が次々に発見されて、ふんだんに供給される石油資源によってエネルギー問題の制約を免れた世界は大きく経済成長を遂げてきました。しかし、今回のリーマンショックによる金融バブルの崩壊は、グローバルな資本の移動によって拡大してきた金融資本主義が、ある種の「成長の限界」に直面していることを暗示しています。船井幸雄先生が『断末魔の資本主義』などの著作で指摘されているように、資本主義というシステムが今後も持続していけるのかという疑問が多くの人々の間で共有されるようになっているのです。

●アベノミクスは昭和の高橋是清の経済政策と瓜二つだ
 世界がデフレから脱出できず不況が長期化するなかで、いま日本では安倍政権のアベノミクスと呼ばれる経済政策によって脱デフレの期待が高まっています。これまでの20年間、日本はずっとデフレ不況に苦しんできました。それが昨年の11月に当時の野田首相が党首討論の場で解散総選挙発言をして以来、一気に円安・株高が進行し、実際にはまだ何も政策が実行されていないのに相場が上昇しています。
 アベノミクスは、大規模な金融緩和、機動的な財政政策、そして成長戦略という3つの矢で成り立っていますが、この政策の中味を見ると、実は昭和初期の大恐慌の時代に高橋是清大蔵大臣が実施した政策と瓜二つなのです。
 高橋是清が大蔵大臣に就任してすぐに手をつけたのが、金本位制の停止でした。この結果、金本位制のもとで1ドル約2円だった円相場は、1ドル約4円にまでほぼ半値に下落しました。円安にすることで輸出を振興したのです。続いて、日銀による大量の国債買いを実施して金融緩和を実現し、それでもデフレから脱却できないとみるや、日銀が引き受けた国債によって積極財政を大胆に進めました。さらに、円安による為替水準の訂正だけでは十分な効果がないと見ると、矢継ぎ早に大胆な財政政策を実施しています。このように高橋是清が実行した円安政策と財政出動は、アベノミクスの最初の2本の矢とほぼ同じだということができます。
 問題は、最後の成長戦略です。日銀が国債を買うことで財政を大幅に出したことが実は軍事予算にまわってしまい、高橋蔵相が加熱した景気を冷やそうとして緊縮政策に転じたとたんに軍事費の縮小を恐れた軍部の反発を招いて、2・26事件で高橋是清は暗殺されることになってしまうのです。つまりデフレからの脱却は、最後は戦争につながってしまったということです。
 これはアメリカでも事情は同じで、ルーズベルト大統領のニュー・ディール政策は高橋是清と同じ財政政策でしたが、最後は第2次世界大戦という戦争経済によってアメリカもようやくデフレ不況から脱することができたのです。前回の大恐慌から脱出するための成長戦略は、結局は戦争への道を準備することになったのです。
 今回のリーマンショック以降の世界的なデフレでは、この悲劇を繰り返すことにはならないでしょうが、戦争への危険はいつもつきまとっているということを忘れてはならないでしょう。

●経済はなぜ成長しなければならないのか?
 経済成長のためには戦争をも辞さないというのが、これまでの人類の歴史でした。では、なぜそれほどまでの犠牲を払っても、経済は成長しなければなければならないのでしょうか。
 経済の規模はGDPによって表わされます。GDPとは国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額のことを言います。2010年に日本は中国に抜かれてGDP世界第3位になってしまいましたが、このように、GDPの大きさが経済力を示す指標になっています。それならばGDPの規模さえ維持できれば、つまり成長率が0%であれば問題はないのではないかと素人考えで思うのですが、成長率が対前年でプラスでなければデフレ状況になってしまうのです。ここに経済の重要な問題が隠されています。
 なぜ前の年よりもGDPを成長させなければいけないのか。結論から先に言えば、私は、そこに利子があるからだと考えています。利子の存在が実は経済成長を促す重要なキーファクターになっているのです。

●利子を認めたとき資本主義が生まれた
 資本主義が成立したのは、おそらく16世紀初頭のフランドル地方、とりわけオランダであっただろうと言われています。前回も述べましたが、当時は地中海がオスマン・トルコの強い影響下で自由な交易が不可能になり、貿易の中心は北方へと移っていきました。フランドル地方のなかでもブルージュからアントウェルペン、アムステルダムというように交易の中心が移動していったのです。
 当時のフランドルは、ハプスブルグ帝国の支配下にありました。ハプスブルグのカール5世やその息子のフェリペ2世は、神聖ローマ帝国の皇帝でしたからカトリックを擁護する立場にありました。ところがフランドルの繁栄を支えていた商工業者たちは次々にプロテスタントに改宗していったのです。1517年にルターの宗教改革が始まっていますが、フランドルの地ではプロテスタントの一派であるカルヴァン派が圧倒的な勢力となっていました。
 マックス・ウェーバーの有名な『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』はこのカルヴァン派の予定説(プリデスティネーション)こそが資本主義を成立させたとしています。予定説とは、人間の運命は全能の神が予め決めているとするカルヴァン派特有の教理です。救済される人間と地獄に堕ちる人間はすでに神によって決定されているというのです。だとするといくら善行を積んでも救済されるかどうかは決定できないということになって、享楽的な生活に走るか、虚無に陥らざるをえないはずです。ところが、天命にしたがって禁欲的な生活を送ることのできる人間は救済される側の人間であることを証明することになるのだという考え方が成立して、人々が禁欲的に職業に打ち込むことで利益があがると同時にその利益を享楽には使わずにさらなる投資に振り向けることで資本主義が発展することになったというのがウェーバーの理論だったのです。この「プロテスタンティズムの倫理」が資本主義を成立させたというウェーバーの理論に一理はあると思いますが、どこかねじれた議論のように私には思えてなりません。
 実は、カルヴァン派の教義にはもうひとつ大きな特徴があったのです。それは、カルヴァンが利子を認めたということです。新興の商工業者たちが信者の大部分を占めていたために、キリスト教では本来利子をとることはおおっぴらには認められていませんでしたが、カルヴァンは利子をとっても問題ないとしたのです。これこそが繁栄するフランドルの地でカルヴァン派が大きな勢力となった主原因ではなかったかと私は考えています。
 この利子と銀行システムが結び付いたとき、資本主義は大きく発展していくことになります。銀行に預けられたお金は一部を銀行に残して、あとは貸出にまわされます。例えば、銀行に預けられた100万円は、10%だけ銀行に残して、残りの90%は貸し出されるのです。この貸し出された90%のお金はまた別の銀行に預けられて、10%を残してさらに90%が貸し出されるということが繰り返されて、限界的には元の100万円の10倍の1000万円にまで膨らむのです。これを乗数効果と言いますが、これによって元のお金は10倍にまで活用されて、経済の規模が拡大されるのです。これが資本主義経済が発展してきた不思議な仕組みなのです。

●なぜバブル崩壊が頻発するようになったのか?
 経済は、もともと「経世済民」という言葉のとおり、人々の生活を支える活動のことです。資本主義経済でも、これまではずっと需要に対して常に供給が足りない世界でした。ですから銀行からお金が産業にまわされることで生産力が向上して、供給が需要に追いつくことで経済が発展し、人々の生活が維持されてきたのです。ところがある段階から生産力が需要を上回るようになってきました。すでに1980年代には日本もその段階になっていたように思います。高度消費社会などといわれていた時代です。生活の維持のためではなく、消費のための消費という段階に資本主義は入っていったのです。
 こうなると通常の融資では利子率が低下してしまいます。実体経済における需要が少なくなっていくのですから当然です。そうなると行き場を失ったお金は、債券や株などの金融商品に投資されるようになっていきます。お金がお金を呼ぶ世界です。いわゆる金融資本主義の段階に世界経済が変質していったのです。そうなるとお金は金融グローバリズムのなかで回転し始めます。怪しげな金融商品やエマージングマーケットの債権、あるいは為替などに巨額のお金が振り向けられてバブルを起こすようになるのです。その行き着く果てがリーマンショックだったのです。そしてバブルが崩壊するとデフレ不況に陥ることになります。それが現在の世界同時不況なのです。
 大きなバブル崩壊は、これまでの人類の歴史において数回しか起こっていません。イギリスの南海バブル、オランダのチューリップ・バブル、1929年の世界大恐慌です。ところが直近の30年間で見ると日本のバブル崩壊やリーマンショックを含めて何度もバブル崩壊が起こっています。1982年に中南米債務危機、1990年に日本のバブル崩壊、1994年にはメキシコのテキーラ危機、1997年には東アジア通貨危機、1998年にはロシアのルーブル危機、2000年にはITバブル崩壊、そして2007年のサブプライムによる住宅バブルの崩壊とそれに続く翌年のリーマンショックです。サマーズ元財務長官によれば3年に1回のペースでバブル崩壊が頻発しているというのです。なぜこのようにバブルが頻繁に起こるようになったのでしょうか。
 デフレとは一般的にモノの値段が継続的に下がり、貨幣価値が上がる現象と定義されます。ですから大規模な金融緩和を行うことで貨幣価値を下げてやればデフレから脱却できるというのがこれまでのマネタリストの経済理論でした。そこでお札を刷って市中に供給するという金融緩和策がとられます。ところがデフレのときにはバランスシートが毀損されて借金返済に回ってしまった民間からは資金需要が出てこないために、お金の行き先がなくなってしまいます。そうなると勢いお金は債権や株などの金融商品に向かわざるをえなくなります。一時的には金融緩和のおかげで銀行システムの安定は取り戻すことができるのですが、それだけでは根本的な解決にはならないのです。そうなるとまたしてもバブルが発生するという事態が繰り返されてしまうのです。
 資本主義は利子によって拡大発展したと先ほど述べましたが、利子が実体経済にとどまっているうちはまだ健全だった経済が、債券などの金融商品に拡大され、バーチャルな金融空間で利子率が増大していくなかで、経済は不安定度を増していきます。お金がグローバルに行きかう現在の金融資本主義はそうした危険をつねにはらんでいるのです。
 日銀に2%のインフレ目標を課して大規模な金融緩和を実施しようとしている今回のアベノミクスは、その意味でも要注意なのです。不安定度を増しているグローバルな金融資本主義は、いつまた大きなバブルを起こして崩壊するか、あるいは戦争という究極の手段によって清算を図ろうとするのか。十分な注視が必要だと私は思っているのです。

Profile:力石 幸一(ちからいし こういち)

力石 幸一(ちからいし こういち)
1951年、横浜生まれ。1974年、早稲田大学文学部卒業。医学関係の出版社を経て、1980年徳間書店入社。『問題小説』『SFアドベンチャー』など小説誌に関わったのち、一般書籍編集部で主に経済分野の単行本を手がける。現在は出版局局長。

*本稿は、筆者の個人的な見解に基づいています。

勝巳鶴田

unread,
Mar 24, 2013, 2:36:37 AM3/24/13
to sacrede...@googlegroups.com
いいね ボタンはないんですよねぇ。
その通りだと思います。
戦争の危機…ありかなと。

2013年3月24日 12:46 菊池 雅都 <n...@hotmail.co.jp>:
--
翻訳サイト: https://sites.google.com/site/sacredeconomics2012/home
アップロードするときは、
アカウント: ID sacredeconomics2012 PW eisenstein でサインインしてから
こちらのページから翻訳サイトに入ってください。 https://sites.google.com/?tab=n3&pli=1
プロジェクト・アマテラス http://p-amateras.com/project/29
フェイスブック http://www.facebook.com/SacredEproject
このグループにメールで投稿: sacrede...@googlegroups.com
このグループから退会する: sacredeconomi...@googlegroups.com
その他のオプションについては、次の URL からグループにアクセスしてくださ
い。 http://groups.google.com/group/sacredeconomics?hl=ja?hl=ja
---
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このグループから退会し、メールの受信を停止するには、sacredeconomi...@googlegroups.com にメールを送信します。
その他のオプションについては、https://groups.google.com/groups/opt_out にアクセスしてください。
 
 



--
いつもありがとうございます
鶴田

boss-shikumi

unread,
May 13, 2013, 6:49:27 PM5/13/13
to sacrede...@googlegroups.com
いつもありがとうございます。

経済学者さんのメールは、勉強になります。
ところで、

ちょっと前は 120円=ドル だったときがあります
すごく前は、ま、いいとして。

そのときと今の経済情勢はそんなに違うってことでしょうか?
円が高くなって大変だと、企業努力してなんとか、
やれてきた、それが、輸出産業でしょうね…
産業構造は変わっている、たぶん。

国内は円高でよかったんだと思うのですが。
で、今回円安ですよね
景気はよくなっているんでしょうか。
国内の消費が冷えたら、景気は悪いんじゃないでしょうか?
日本はGDPの半分以上国内消費だったと思います。


というかそういう循環がないと資本主義じゃないから
いい…ってことなんでしょうか?

大学で お金は 信仰だと なんとなく
話しているのですが
お金で 測定した景気の話は
それも信仰じゃないかと たまに思うのです。

最近の経済の話はなんとなくしっくりきません。

雑駁で感想にもなりませんが…
またいろいろ教えてください。

つるた。


吉橋 伊知男

unread,
May 13, 2013, 7:04:06 PM5/13/13
to sacrede...@googlegroups.com
人口が100人の社会で、全員が10万円持っていたら、1000万円の規模の経済。
1人が1000万円持っていて、残りの99人が1万円しか持っていないと1099万円規模の経済。
どちらが景気が良いのでしょうか?
どちらの経済が発展しているのでしょうか?

円安が進み、自動車メーカーを中心に大規模な輸出企業が利益を上げる反面、もっと多くの就労人口を有する下請けや周辺事業は、素材も加工エネルギーも輸入に頼るため、業績を悪化させていきます。

一部が巨大な利益を上げ、貿易収支は改善しても、多くの国民は実質的に所得が下がる。

これがアベノミクスの効果だと思うのですが。計画を考えた財務省にしてみれば、税収さえ上がればいいので、大成功なのでしょうね。

Ichio Yoshihashi
SoftBank 090-6545-8646
yoshi...@i.softbank.jp

菊池 雅都

unread,
May 13, 2013, 7:21:17 PM5/13/13
to 聖なる経済学翻訳チーム
またまた無断転送。
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おはようございます。

トヨタの勢いが止まりません。

 「トヨタ自動車の2014年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が1兆8000億円と前期比36%増え、過去最高だった08年3月期の約8割の水準まで回復する。背景にあるのが継続的に生産コストを削減する「カイゼン」効果だ。金融危機以降の5年で累計1兆3000億円規模に達し、足元の円高修正も相まって収益をけん引する。」

とあります。売り上げが一兆円といえば超大企業です。それが、営業利益で1兆8000億円とは怪物企業です。

トヨタ、カイゼン効果1.3兆円 社長「執念のたまもの」 

ともあります。喜んでいいのでしょうか。この「カイゼン効果」とは何でしょうか。

「必要性の薄い工程をなくし、ラインの長さをほぼ半分に短縮した。これによりラインに必要な設備や人員が大幅に減り、固定費が絞り込まれた。」

と記事にあります。凄まじい労働強化が読み取れます。

さらに、

「調達担当役員などが取引先の部品メーカーを歴訪し、それまでを上回る毎年3%程度の値下げを要請して回った。」

 ともあります。徹底した「下請けいじめ」とも読み取れます。工賃切り下げは毎年ですよ。
毎年毎年、際限なく発注コストが下がり続けていると言うことです。トヨタ版デフレ政策です。

 このトヨタの莫大な利益から広告費のおこぼれを頂戴している日経は大喜びでの
ヨイショ記事の連発ですが、トヨタがこんなに儲かってよろしいのでしょうか。確かに
生産効率は高く、ハイブリッドという強力な製品もあります。ですが、それだけで
トヨタは巨額な利益を上げているわけではありません。下請け企業にさらにさらに
コスト削減という名の発注価格切り下げを強要し、従わせてきました。
 トヨタから仕事が貰えるだけまし、という事もあるてしょうが、系列下請けの下請けの
中小・零細企業が大儲けとは報道されません。
 トヨタの巨額な利益は下請けに回るどころか、下請けから吸い上げたものです。それに思い馳せれば、この記事からなんとも中小・零細企業の悲鳴と悲哀が聞こえてくるようです。少なくとも、このMLの皆さん、トヨタは大儲けして凄いなという表面的な理解だけで無く、その利益を支えている構造にも想像力を働かせてください。

 柴田武男

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トヨタ、カイゼン効果1.3兆円 社長「執念のたまもの」 
2013/5/9 2:00

 トヨタ自動車の2014年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が1兆8000億円と前期比36%増え、過去最高だった08年3月期の約8割の水準まで回復する。背景にあるのが継続的に生産コストを削減する「カイゼン」効果だ。金融危機以降の5年で累計1兆3000億円規模に達し、足元の円高修正も相まって収益をけん引する。


 「執念のたまもの」。8日の記者会見で豊田章男社長は前期の単独営業損益が、2421億円の黒字(前の期は4398億円の赤字)と5期ぶりに黒字化した背景をこう語った。国内生産のほぼ半分を輸出に回すため、単独決算は特に為替に左右されやすい。前期の平均為替レートは1ドル=83円。従来の体質なら90円台でないと単独黒字化は難しかったはずだ。

 体質強化の原動力はお家芸のカイゼンだ。金融危機が直撃した09年3月期に4600億円強の連結営業赤字に転落したのを受け、抜本的なコスト削減策に着手した。

■製造ライン短縮

 10万台でも利益が出せるラインを作る――。まず着手したのが、運営コストの重い製造ラインの抜本的な見直しだ。必要性の薄い工程をなくし、ラインの長さをほぼ半分に短縮した。これによりラインに必要な設備や人員が大幅に減り、固定費が絞り込まれた。

 新設ラインでは黒字を出すのに必要な生産台数が危機前の20万台からほぼ半減。設備投資もピーク(07年3月期)の約1.5兆円から現在は8000億円規模に減り、償却負担も軽くなった。

 調達コストの削減効果も大きい。異なる車種で共有する部品の数を増やし、車1台で3万品とされる部品点数の削減を進めた。「円高で厳しい。ご配慮いただきたい」。さらに調達担当役員などが取引先の部品メーカーを歴訪し、それまでを上回る毎年3%程度の値下げを要請して回った。

北米、欧州から新興国と急速に戦線を拡大した結果、08年当時、利益を出すのに必要な採算ラインである「損益分岐点台数」は「800万台をはるかに超えていた」(幹部)。だが、年平均で3000億円規模のカイゼン効果により、損益分岐点は大きく下がり、極端な円高にならない限り「700万台程度でも黒字を出せる体質になった」(同社役員)。

 収益体質のスリム化が進んだところに円安効果と販売増が重なり、収益力が上向いた。今期の単独営業黒字は6000億円に拡大する見通し。

■新興国戦略カギ

 もう一つがトヨタの代名詞ともいえるハイブリッド車(HV)。1997年のHV登場以降、高価格の基幹部品や普及を優先した低価格などがネックとなり、1台当たりの損益が黒字となることは少なかった。

 それが昨年は小型HV「アクア」や「プリウス」が伸び、販売台数は122万台に拡大。トヨタの国内新車販売の4割をHVが占めるようになり、量産効果やコスト削減も相まって「国内では黒字が定着しつつある」(幹部)。

 今後の課題は最大市場となった中国をはじめとする新興国戦略だ。中国では独フォルクスワーゲン(VW)が17%とシェア首位だが、トヨタは5%程度で低迷する。新興国の環境対応車でも、割安な価格で低燃費を実現する「ダウンサイジング」で米欧勢が先行し、HV普及率はなお低い。持続的な利益成長には、中期的な市場拡大が見込まれる新興国での競争力強化がカギを握る。

菊池 雅都

unread,
May 13, 2013, 7:33:53 PM5/13/13
to 聖なる経済学翻訳チーム

またまたまた無断転送。
先日もAP通信の公式ツイッターから23日「ホワイトハウスで2度の爆発があり、オバマ米大統領が負傷した」との偽ニュースが流れ、米株式相場が一時急落する騒ぎがありました。
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おはようございます。

 皆さんがテロリストでとにかくテロ資金を稼げと言われたらどうしますか。
「ジャッカルの日」という名画があります。ジャッカルという名の凄腕の殺し屋がフランスのドゴール大統領暗殺を依頼されます。
 その暗殺料は50万と聞かされた極右集団は絶句します。1970年以前、当時一フランは50円程度かと。2500万円の暗殺料かと思いきや、ドルだと言い放します。これだと360円、一億八千万円です。そこで、秘密軍事組織OASは銀行強盗をして稼ぐというストリーになります。

 もっと良い方法があります。銀行強盗などリスクは侵さず、部屋を一歩も出ること無しに銃も必要ありません。必要なのは高速のインターネット回線とそこそこの性能のパソコン、ハッキングの知識です。それも、NYSE(ニューヨーク証券取引所)というセキュリティの厳しい所に潜入する必要性はありません。

 世界各国の通信社のホームページでセキュリティの脆弱の所を襲えばよいのです。
そこで、 Breaking  News としてオバマ大統領テロで負傷と誤報を流せば良いのです。
本来は、BREAKING NEWS として全部大文字で緊急情報を流すという知識も必要ありません。勝手に誤報は広がります。そこて、株価は急落。先物売りをしていれば大儲けという具合です。

さらに「シリア電子軍」というでっち上げの架空のテロ組織の犯行声明を流して、一件落着と。こう書くと世界には賢い奴がいると感心されましょうが、実はこのお手本日本にあるのです。

 実は『レディ・ジョーカー』、この事件に設定ばかりかテーマまで取材していると思しき様子がうかがえます(そうじゃないかも知れませんが)。例えば、現実にグリコ・森永事件でも、「犯人の狙いは株価操作にあったのでは?」という見方があるそうです。昭和59年1月時点で745円だったグリコ株は、社長誘拐後、工場放火事件があった翌日5月19日には598円まで下がっているわけです。もし犯人が空売りをしていれば、それこそ莫大な利益を得られたはずなのです。「もうそこまで犯人が分かっていた」という結末も同様なようです。http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/2855/joker2.html 

 てなことです。しかし、この設定は日本の株式市場に精通していればかなり無理があるという事がすぐ理解できます。というのは、東証は手口をすべて把握していて、このような露骨な先物売りが大量に出たら注文先を簡単に割り出させられるのです。ですから、かなりリスキーな手口なのです。

 日本の例だと特定少数の株式だけが狙われていますから、すぐばれてしまうでしょう。ところが、米大統領負傷となると、米国の主要な株式全体が下落します。犯人がどの株式を狙ったのか、また、現在は取引集中義務とかはありませんし、世界中で株式が売買されていますから、そのすべてで今回のサイバーテロによる利益を誰が上げたのか特定することは困難です。

 ということは、リスクが少なく儲けは大きい、犯罪としてまことに高パフォーマンスです。となると、世界でもそして日本でもこれから頻発するでしょう。

 ただし、株価操作目的で意図的に風評を流すことは法律で禁止されています。

 金融商品取引法第158条
何人も、有価証券の募集、売出し若しくは売買その他の取引若しくはデリバティブ取引等のため、又は有価証券等(有価証券若しくはオプション又はデリバティブ取引に係る金融商品(有価証券を除く。)若しくは金融指標をいう……。)の相場の変動を図る目的をもつて、風説を流布し、偽計を用い、又は暴行若しくは脅迫をしてはならない。

 とあります。「相場の変動を図る目的」がなければいいのです。根拠無く、株価は大暴落と言っても良いのです。その境目は、それは判例に委ねましょう。というあたりで、今日はこの辺で。

柴田武男

追伸 高パフォーマンスという犯罪ですが、よい子の皆さん、決して悪い大人のマネはしないように。それには犯人検挙が一番です。これについて、SECなどが報告書を出せばまた解説します。
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