三木です。
ビットコインについて投機対象になっている現状と最近の取引騒ぎによる否定的な印象もあいまってよく調べないままに否定的な立場を取っていましたが、どうやらこれはやっぱり凄いもののようです。
ビットコインの革命的なインパクトについてネットスケープ開発者のマークアンドリーセンが語っています。
中郷銀行、商業銀行によるマネーシステムが全く不要になります。
大石哲之「ビットコインはどのようにして動いているのか」
これはビットコインのアルゴリズムについて説明された素人にも分かりやすい解説書です。
以下、本の素人の大ざっぱな紹介ですので、間違っていたらお許しください。
ビットコインの元になっているサトシ・ナカモトの論文は、コンピュータサイエンスにおけるビザンチン将軍問題に対する実際的で現実的なアルゴリズムを提示したものなんだそうです。
ビザンチン将軍問題とは、事故または故意によって間違った情報が流れる可能性があるネットワークにおいて一つの正しい合意形成をできるかどうかということなのだそうです。
このアルゴリズムを使う事で、中央で管理するコンピュータを持たずにネットでつながる個々のPC間の通信だけで決算を正しいものとしてすべてのPCが合意することでビットコインは交換されています。
繰り返しになりますが、いまの中央銀行、商業銀行によるマネーシステムに一切頼る必要がなくなります。
とりえあずいまの決済システムがダウンしてもビットコインですぐ代替できるのではないでしょうか。
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Miki Takashi/ Anand Tao
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