みなさま、さまざまなご意見をありがとうございます。
まだまだどんどんいろいろな見解や議論を知りたいので、
TOPIC自体はまだ継続されてほしいのですが、ひとまず感謝を申し上げます。ありがとうございます。
私自身、あれからいろいろ考えてみた結果、複数インスタンスが好ましいのかなと、今は思っています。
※フューチャーアーキテクトさんの事例(70インスタンス)とまではいかなくても。。
1インスタンスでカバーする場合、
・ワークフロー、ステータスのパターンを決め、どの小組織もそれに従ってもらう など
こういう制約は確かにつきもので、それ故に入力項目が多くなり、更新する人が少なくなり、
Redmine内の情報の量も鮮度も弱くなってしまうことは、避けられないのかもなぁと。
私自身、【結局、「Redmineだめじゃん」】って言われるのを避けたくて、
いろんなプラグインを入れて、こういう使い方できますよと宣伝しながら
各プロジェクト単位でいろんなモジュール選択できる=いろんな使い方ができるように環境を整えてきましたが、
結局、自分の所属するチーム以外に文化として根付かせるのに失敗しております。
で、ふとRedmineを使い始めてからの挫折の流れを自分の経験から追って考えてみたのですが、、、
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①Redmineが使える環境を準備するのが大変だった。
→Bitnami Redmineで簡単にインスタンスはたてられるようになった。
→でも、デフォルトのままでは組織や業務にマッチしていないので、、、
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②Redmineのプラグイン導入で苦戦した。
→基本的には手順は同じなので、慣れれば大丈夫だけれど、
たまにプラグイン同士が競合したりすると、自分でパッチを当てたりしていた。(諦めたこともあります)
→でも、めちゃくちゃ便利そうなプラグインが現在のバージョンに対応していないことがわかり、、、
③Redmineのバージョンアップで苦戦した。
→データ損失が恐怖なので、バックアップとリカバリの手順を、他のサーバで完全再現できるまで念入りに確認しました。
その環境上でプラグインの依存関係の確認もして、バージョンアップしました。
→さあ、これだけ充実したRedmine、ぜひ他の人にも使ってもらいたい、、、
④他チームへの展開で失敗した。
→Redmineやプラグインの動きは、私のチームは①〜③までの経験で見識を広げることができたけれども、
他の人からすると、いきなり選択肢が多すぎて、それらを取捨選択して活用する道筋が見えませんでした。
→すると、どうしてもそのチームの既存プロセスをRedmineに当てはめる傾向になりがちで、
Redmineに変えた意味ってあったんだっけ?って思われてしまいました。(最終ログイン日時が止まっているという・・・涙)
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自分のチームと比較した時に何が違ったかというと、
Redmineがデフォルトの状態からバージョンアップやプラグイン導入などで改良されるにつれて、
チーム内のRedmine成熟度もあがり、利用プロセスも改良されていったことのように思います。
下記の動画でも話されていますが、私もRedmineはメンテナンス負荷が高いと思います。
▼redmine tokyo第9回勉強会08 LT2 Redmineトラブルシューティング事例@solysombra73
それ故に、うまく動いているRedmineについ相乗りしたくなりがちですが、
1つのインスタンスそのものがチームの文化や慣習のようなものと考えれば、飛び込んでカルチャーショック受けるよりも、
デフォルトの状態からそれぞれのチームでRedmineのインスタンスを立てて、
チームと一緒に文化を成熟していくのがシンプルに上手くいくのかなぁと今は考えております。
そして組織や文化の問題を除けば、②や③のポイントでつまづきにくいような
新鮮な情報やサポート、こういう場のQAがこの先もっと潤えばいいなぁと思います。(「Redmine実践ガイド」はその1つですね)
※ Togetterの件も、引き続き、Redmine⇔JIRAで何か知見を得られたら、またこちらにも書き込みたいと思います。