チケット共有範囲の設定について

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中村慎作

unread,
Oct 30, 2015, 11:09:24 PM10/30/15
to Redmine Users (japanese)
よろしくお願い致します。導入前の検討でredmine初心者です。

同じプロジェクトのメンバーの中でも、
役割により、
一部チケットを
・表示させない。
・中味を閲覧出来ない。
という設定を管理者やチケット発行者が出来るでしょうか?

教えてください。よろしくお願い致します。


K

unread,
Oct 31, 2015, 10:04:47 AM10/31/15
to Redmine Users (japanese)
Kと申します。

自分の勉強がてら、実機で検証してみました。

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Redmineにはプライベートチケットというのがあり、チケットの秘匿ができます。
またプライベートチケットの設定については、ユーザが属するロールごとに権限の割り当て設定が可能となります。

▼①プライベートチケットの設定について
 管理者ロール : プライベートチケットの権限あり
 開発者ロール : プライベートチケットの権限なし

という風にすれば、管理者ロールのメンバーは、自分が作成したチケットも他の人が作成したチケットもプライベートチケットに設定できるけど、
開発者ロールからは、自分が作成したチケットも他の人が作成したもプライベートチケットへの設定はできません。

※なお、ロールは新規追加することは可能ですし、一人のメンバーに複数ロールを割り当てることも可能です。

▼②プライベートチケットの閲覧について
・プライベートチケットについては、チケットの一覧からも表示されなくなりますが、
 チケットのタイトルだけ表示して、中身は表示しないということはできないみたいです。

・プライベートチケットの権限がある管理者ロールのユーザーは閲覧は可能ですが、
 権限がない開発者ロールのユーザーは初期の状態では閲覧はできないみたいです。

・そのチケットを作成した、または一度でも担当者になったなど、プライベートチケットに何等かの関係者となっていた場合には、
 開発者ロールのユーザーでも、チケットの担当者から外れたとしても、引き続きプライベートチケットを参照できるようです。

(例)
 ユーザーA(管理者ロール)
 ユーザーB(開発者ロール)
 ユーザーC(開発者ロール)
 ユーザーD(開発者ロール)

ユーザーBがチケットXを作成。 【この時点では全ユーザーから参照可能】
 ↓
ユーザーAがチケットXをプライベートに設定して、担当者をユーザーAに変更。 【この時点ではユーザーAとBが参照可能で、CとDは見えない】
 ↓
ユーザーAがチケットXの担当者をユーザーCに変更。 【この時点ではユーザーA、B、Cが閲覧可能で、Dは見えない】
 ↓
ユーザーAがチケットXの担当者をユーザーBに変更。 【この時点ではユーザーA、B、Cが閲覧可能で、Dは見えない】

※上記の場合、ユーザーBはチケットを作成した人として、ユーザーCは担当者になったことがある人として、そのチケットの関係者にあたります。

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ここからは私の所感です。

プライベートチケットであっても担当者は、通常のチケット同様に割り当てできるので、
誤って、プライベートチケットの中身を見せたくないユーザーを割り当ててしまった場合に、
以降もそのユーザーから閲覧可能になってしまいます。

なので、可能であれば、別プロジェクトを作成して、参加メンバーを限定してチケット運用するなどをオススメします。

※どのくらい秘匿な内容のチケットなのかにもよりますが。。
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以上となります。学びの機会をいただき、ありがとうございます。

2015年10月31日土曜日 12時09分24秒 UTC+9 中村慎作:

中村慎作

unread,
Nov 2, 2015, 10:11:51 AM11/2/15
to Redmine Users (japanese)
Kさま ご返答大変ありがとうございます。
導入検討初心者なので、理解するのに時間がかかり、
返答遅くなり申し訳ありません。

ご回答の内容では、
ロールを設定し、そのグループの該当者を選定し、ロール別にチケットの閲覧や変更を選定出来る。
ロールごとの設定だけで、個人個人の設定は出来ない。
という解釈で間違いないでしょうか?

外部の様々な強みをもった個々の方と、プロジェクトを共有したいのですが、、
その分情報はグループというよりは個々のよって区別したいと考えております。

度々申し訳ありません。よろしくお願い申し上げます。




2015年10月31日土曜日 23時04分47秒 UTC+9 K:

K

unread,
Nov 3, 2015, 1:47:18 AM11/3/15
to Redmine Users (japanese)
中村さん、ご回答をお読みいただきありがとうございます。

> ロールを設定し、そのグループの該当者を選定し、ロール別にチケットの閲覧や変更を選定出来る。
> ロールごとの設定だけで、個人個人の設定は出来ない。

⇒はい、その認識で大丈夫です。

> 外部の様々な強みをもった個々の方と、プロジェクトを共有したいのですが、、
> その分情報はグループというよりは個々のよって区別したいと考えております。

⇒多種多様な個々の方とプロジェクト共有するのは、実際によく見かけますが、
 個々で情報を区別するのは、私のほうでは知識足らずで、プロジェクトイメージがつかず恐縮ですが、、、

 もし、プライベートチケットとは別の方法で、お望みの状態を実現させるとしたら、

 Redmineでは1つのプロジェクトに対して、サブプロジェクトを作成できますので、
 下記のようにメンバー割り当てで区別すれば、実現は可能です。 (プロジェクト遂行に最適かは保証しかねますが・・・)

 メインプロジェクト(メンバー:管理者Nさん)
   ┣サブプロジェクトA(メンバー:管理者Nさん、開発者Aさん、Xさん)
   ┣サブプロジェクトB(メンバー:管理者Nさん、開発者Bさん、Yさん)
   ┗サブプロジェクトC(メンバー:管理者Nさん、開発者Cさん)

 という風にすれば、管理者Nさんはすべての情報を把握できる一方で、
 他の開発者の方々は、自分が属するサブプロジェクトの情報しか閲覧できないようになります。

 上記のデメリットとしては、人の入れ替わりが多い場合やサブプロジェクトの数が多くなる場合は
 都度、サブプロジェクトを作成&管理するのが、そこそこ手間になると思われます。
 
※ ちなみに、まだ導入前とのことでしたので、手軽にインストール可能なオールインワンパッケージと
※ そのインストールの参考手順のパスを下記に記しますね。
※ 実際に動かしていただくと、よりイメージがわきやすいかもです。
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▼Bitnami Redmine

▼参考手順(Windows版)
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2015年11月3日火曜日 0時11分51秒 UTC+9 中村慎作:
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