Kと申します。
自分の勉強がてら、実機で検証してみました。
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Redmineにはプライベートチケットというのがあり、チケットの秘匿ができます。
またプライベートチケットの設定については、ユーザが属するロールごとに権限の割り当て設定が可能となります。
▼①プライベートチケットの設定について
管理者ロール : プライベートチケットの権限あり
開発者ロール : プライベートチケットの権限なし
という風にすれば、管理者ロールのメンバーは、自分が作成したチケットも他の人が作成したチケットもプライベートチケットに設定できるけど、
開発者ロールからは、自分が作成したチケットも他の人が作成したもプライベートチケットへの設定はできません。
※なお、ロールは新規追加することは可能ですし、一人のメンバーに複数ロールを割り当てることも可能です。
▼②プライベートチケットの閲覧について
・プライベートチケットについては、チケットの一覧からも表示されなくなりますが、
チケットのタイトルだけ表示して、中身は表示しないということはできないみたいです。
・プライベートチケットの権限がある管理者ロールのユーザーは閲覧は可能ですが、
権限がない開発者ロールのユーザーは初期の状態では閲覧はできないみたいです。
・そのチケットを作成した、または一度でも担当者になったなど、プライベートチケットに何等かの関係者となっていた場合には、
開発者ロールのユーザーでも、チケットの担当者から外れたとしても、引き続きプライベートチケットを参照できるようです。
(例)
ユーザーA(管理者ロール)
ユーザーB(開発者ロール)
ユーザーC(開発者ロール)
ユーザーBがチケットXを作成。 【この時点では全ユーザーから参照可能】
↓
ユーザーAがチケットXをプライベートに設定して、担当者をユーザーAに変更。 【この時点ではユーザーAとBが参照可能で、CとDは見えない】
↓
ユーザーAがチケットXの担当者をユーザーCに変更。 【この時点ではユーザーA、B、Cが閲覧可能で、Dは見えない】
↓
ユーザーAがチケットXの担当者をユーザーBに変更。 【この時点ではユーザーA、B、Cが閲覧可能で、Dは見えない】
※上記の場合、ユーザーBはチケットを作成した人として、ユーザーCは担当者になったことがある人として、そのチケットの関係者にあたります。
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ここからは私の所感です。
プライベートチケットであっても担当者は、通常のチケット同様に割り当てできるので、
誤って、プライベートチケットの中身を見せたくないユーザーを割り当ててしまった場合に、
以降もそのユーザーから閲覧可能になってしまいます。
なので、可能であれば、別プロジェクトを作成して、参加メンバーを限定してチケット運用するなどをオススメします。
※どのくらい秘匿な内容のチケットなのかにもよりますが。。
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以上となります。学びの機会をいただき、ありがとうございます。
2015年10月31日土曜日 12時09分24秒 UTC+9 中村慎作: