吉川です。よろしくお願いします。
画像を透過するために必要な手順は大きく分けて3つです。
1.RapidReportデザイナで、画像を透過させるプロパティを新たに追加し、帳票デザインする
2.透過させるプロパティを読む画像レンダラを自作する
3.帳票出力時に、自作の画像レンダラを使用する
以下の「カスタム書式/要素」の応用となっています。参考にしてみてください。
まず、手順1を説明します。
添付ファイル「01_RapidReportのインストールフォルダへ\ext」に、ImageOpacity.jsonファイルがあります。
このImageOpacity.jsonファイルを
RapidReportのインストールフォルダ\designer\ext に配置してください。
インストール時にインストールパスを変更していないのであれば、以下のフォルダに配置します。
C:\RapidReport\designer\ext
ImageOpacity.jsonに「opacity」というkeyで「透過」プロパティを宣言しています。
これで、RapidReportデザイナの画像要素に「透過」というプロパティが追加され、デザインすることが可能になります。
RapidReportデザイナを立ち上げて、確認してください。
次に、手順2を説明します。
透過プロパティ「opacity」を読みこむ、画像レンダラを自作します。
添付ファイル「src\Text.java」のclass PdfAlphaImageRendererを参考にしてください。
最後に、手順3を説明します。
手順2で自作した、PdfAlphaImageRendererを使って、帳票を出力すれば完成です。
FileOutputStream fos = new FileOutputStream("out/example_extention.pdf");
try{
PdfRendererSetting pdfSetting = new PdfRendererSetting();
pdfSetting.elementRendererMap.put("image", new PdfAlphaImageRenderer());
PdfRenderer renderer = new PdfRenderer(fos, pdfSetting);
pages.render(renderer);
}finally{
fos.close();
}