LTFSの仕様としてよく質問に上る話題をRapidCopyの仕様と一緒にまとめます。
RapidCopyに関わらず、LTFSの運用を行う方は理解しておいた方が良い話題です。
LTFSの各種仕様とRapidCopy(Pro)の動作との関係について:
・LTFSボリュームではファイルを書きこむと、残り容量が必ず減少します。書き込んだファイルを削除しても空き容量は回復しません。
補足:RapidCopyでLTFSに追記を行う場合は"差分(サイズ)"で追記を行うことをお勧めします。上書きでコピーすると残り容量が著しく減少します。)
・LTFSでは"/",":"などの一部ファイル名を保存できません。
補足:RapidCopy(Pro)1.1.0以降ではこれらの文字を自動で"_"に変換します。
・LTFSではEA(Finderのラベル情報など)を保存することはできません。(正確には一つのEAしか保存できません)
補足:RapidCopy(Pro)ではEAの複数保存を担保できないため、LTFSモード時はEAを保存しない仕様としています。
・最新のLTFS(IBM:2.2.1,HP:2.3.0)ではLTFSボリューム上のファイル更新日を変更することができないため、差分コピー時の判定に日付が利用できません。(常時上書きとなります)
補足:RapidCopy(Pro)1.1.0以降はLTFSへの差分コピーはサイズのみで判定するように仕様変更しています。