こんにちは、作者の澤津です。
<RapidCopyでの「同期(サイズ・日付)」はLTFSでは利用できないようになっていますが、これは、テープがシーケンシャルデバイスで追記しかできないため、
<差分コピーなどで事足りるから(ディスクにおける領域上書きなどはそもそもできないから)という理由になりますでしょうか。
はい、そのような理解で正しいです。
<HDD側で編集作業を行った際に、紛らわしい似たような名前の不要ファイルが複数発生するため、差分コピーを実施する際に、それらをテープ側からも削除したいというご要望がありました。
ご要望のようなシナリオは開発時点で私も想像しておりLTFSに対しての「同期」にニーズがあることは理解しているつもりです。
しかし、以下の観点から「差分」の機能についてはLTFSに対しては「あえて」仕様から外しています。
1. LTFSにおいては「ファイル削除」による書き込み可能領域の回復が出来ないため、
同期時のファイル削除量によってはユーザから見た追加の書き込み可能領域と著しい差が発生するが、
巨大な削除を頻繁に発生させると、ユーザにとっての残り使用可能領域の誤認を拡大させる可能性がある。
2. LTFSモードは「アーカイブ」のためのモードであり、当該の「わずらわしい」ファイルの選定はあくまで
ユーザが事前に選別するべきであるとの考えであり、RapidCopy側で「削除」を決定付けるべきではない。
当該「同期」のコードをご希望の通りに修正することは技術的には恐らく可能ですが、
事故防止の観点、LTFSモードの「アーカイブ」に対する私の考え方から、
今のところご希望の機能を実装することはお断りさせて頂きたいと思います。
以上、よろしくお願い致します。
2018年2月22日木曜日 17時09分38秒 UTC+9
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