田中 様
こんにちは
15483はTokyoからJGD2000へのパラメータ値のコードのようです。
旧測地系(Tokyo)のEPSGは「4301」となります。
次のサイトの中程にある「わが国の陸域でよく使われる空間参照系」という表でご確認ください。
空間参照系の概要
「EPSG 15483」を指定して読み込んだ後ですが、レイヤのプロパティでCRSをご確認なさると良いと思います。
CRSは「EPSG:4301 - Tokyo」となっていると正常です。
次に地物が重なるという問題です。
実はQGIS3.xは自動的にプロジェクトのCRSに沿って見かけを合わせてくれます。
例えばCRSが「Tokyo」のレイヤに東京タワーがあるとします。
一方CRSが「JGD2000」の別レイヤにも東京タワーがあるとします。
それぞれの地物が持つ緯度経度の数値は違いますが、QGISではCRSを考慮して同じ位置に表示してくれます。
QGISではレイヤのCRSを参照して、見かけ上プロジェクトのCRSの位置に表示してくれるということです。
このことについては意識はしていないと思いますが、実際に経験もなさっているかと思います。
GoogleMapsのようなWeb[地図(EPSG:3857 WGS84/Pseudo-Mercator)を背景にして、違う空間参照系(例えばJGD2011)の地物を表示したことはないでしょうか?
これも同様の機能を利用しています。
Web地図の座標数値の単位は「メートル」、JGD2000の座標数値の単位は「度」ですが、このような場合でも合わせてくれます。
今回の場合も同じ位置に表示されるのが正常で、違う位置に表示されると何らかの問題があったことになると思います。