こんにちは
平面直角座標系などの横メルカトル図法は、地図上で真上の方角(方眼北)は
基準経度上を除き真北とは一致しません。(磁北とは異なる概念です)
一般に、ちゃんとした地図を買うと、その地図で示す領域において真北の方向
(方眼北に対し真北の方向角)が図示されています。
上図は平面直角座標系における地図。真北に伸びる経線が、基準経度から外れるほど
斜めに傾いている様子が見て取れると思います。
もちろん、平面直角座標系の適用範囲として定められている範囲は、そこまで
はっきりとした傾きはありませんが、しかしながら横メルカトルとはそういう
性質をもつ図法であることを覚えておく必要があります。
azimuth 関数は、そのデータ投影法における地図上(数値上)の方眼北からの
方向角であり、真北からの方位角を計算する関数ではないことに注意が必要です。
たとえば下記式の結果は0度となりますが、現実の真北方向とは異なります。
degrees(azimuth(make_point(10000, 0), make_point(10000, 10000)))
あくまでどの程度正確な値がほしいかですが正確さがほしいのであれば
国土地理院:測量計算サイト - 経緯度を用いた2地点間の測地線長、方位角を求める計算
また、ある程度の精度でよければ経緯度を用い、真球モデルによる方位計算など
比較的容易に計算できるかと思います。(誤差がどの程度あるのか確認してませんが)