こんにちは
ベクタデータのラスタイズは、現在のシェープファイルの見た目ではなく、指定した
焼き込み値に従い、属性値等をラスタの各セルに転写するものです。
GIS では、背景地図のように色情報が重要なこともありますが、多くは、ラスタの
各セルに格納された値が、標高であったり土地利用分類であったり、あるいは衛星写真でも
赤外領域など一般の画像とは異なる情報を有したラスタデータが多用されます。
(データ情報としては生データに近い状態ですが、利便性からファイルを保存する際に
TIFF などの画像形式を利用して保存される)
また GIS 上では Shapefile 等のベクタデータ同様、レイヤのプロパティから見た目を自由に
変更することができ、見た目はデータ値の本質ではありません。
(黒→白のグラデーションにすることもあれば、白→赤のグラデーションにしたり、
赤→黄→緑→青のようなスペクトルの疑似カラーにすることもあります。)
もし、今 QGIS で表示している状態を画像として出力したい場合はプロジェクトメニューから
「地図を画像にエクスポート」やレイアウトの「画像としてエクスポート」を利用します。
GeoTIFF ではありませんが、位置情報が保存されたワールドファイル付きの画像で出力
することができます。