基盤数値情報DEMから標高、傾斜、傾斜方向のデータをベクタとして抽出したい

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猿舘聡太郎

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Jun 30, 2023, 6:05:58 AM6/30/23
to QGIS初心者質問グループ
お世話になります。
基盤数値情報DEMから標高、傾斜、傾斜方向のデータをベクタとして抽出したいのですが、QGISに触れて間もないためこの事が可能であるのかもよくわかっていない状況です。
やり方をご存知の方はコメントいただけると幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

福岡

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Jul 1, 2023, 8:24:42 PM7/1/23
to QGIS初心者質問グループ
こんにちは

ベクタとして抽出というところですが、ポイントデータの属性テーブルに標高、傾斜、傾斜方向を整理するというイメージでよろしいでしょうか?
とりあえず思いつく手順は次のとおりになると思います。

【準備(必要なツール)】
1 基盤地図情報ビューア
 国土地理院のサイトからダウンロードしてください。
 基盤地図情報 ダウンロードサービス
 https://fgd.gsi.go.jp/download/documents.html

2 DEM変換ツール
 プラグインの「QuickDEM4JP」インストールするか、エコリスさんの「基盤地図情報 標高DEMデータ変換ツール」をダウンロードしてください。
 基盤地図情報 標高DEMデータ変換ツール
 https://www.ecoris.co.jp/contents/demtool.html

3 留意点
 傾斜と傾斜方向の生成ツールはQGISに用意されています。
 ただQGISでのDEMの標準形式はGeoTiffなので、基盤地図情報からダウンロードしたデータを「DEM変換ツール」を使ってGeoTiffにしておく必要があります。
 なお傾斜、傾斜方向の計算のために生成するGeoTiffのCRSは投影座標である必要があります。データの地域に合った平面直角座標にすると良いと思います。

4 手順
(1)GeoTiffへ変換
 ダウンロードした標高DEMデータを「DEM変換ツール」を使ってGeoTiffに変換します。

(2)傾斜、傾斜方位データの生成
 メニューの「ラスタ - 解析」の中に「傾斜(slope}と「傾斜方位(aspect)」がありますので、これらを使ってデータを生成します。
 生成されるデータはGeoTiff形式(ラスタ)になります。

(3)標高データ(ポイント)の生成と読み込み
 「基盤地図情報ビューア」にダウンロードデータを読み込みます。
 メニューの「エクスポート - 標高メッシュをシェープファイルへ出力」を使ってデータを生成します。
 生成したデータをQGISへ読み込みます。

(4)標高データ(ポイント)へ傾斜・傾斜方位を取り込み
 プロセッシングツールの「ラスタ解析 - ベクタレイヤにラスタ値を取り込み」を使って、標高データ(ポイント)へ傾斜と傾斜方位のデータを取り込みます。

2023年6月30日金曜日 19:05:58 UTC+9 biologia48...@gmail.com:
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