こんにちは
福岡さんが回答された「該当する地域のゾーンの UTM を選択する」ことが無難ではあります。
(UTM は同じゾーンでも北半球用と南半球用がありますが、今回は北半球なので "N" 付き)
極論すると、(ちゃんと定義され互換計算ができるものであれば)データの座標系は何でもよく、
GIS に読み込むと座標系に基づき正しい位置を解釈してくれます。
ただバッファの作成においては、指定する距離は、データ(レイヤ)の座標系における距離として
計算されるため、今回のような目的では、「対象の地域で距離が正しい座標系」が求められます。
多くの場合、地図単位がメートルであることもあってか「投影座標系は正確」と誤解する人も多いですが
投影座標系といっても多種多様でそれぞれ特徴が異なりますし、パラメータによって適切にも不適切にも
なりえます。
たとえば、メルカトル図法は全世界的に使用されますが、高緯度になればなるほど拡大され、
距離も面積も不正確となります。それでも世界的に使われるのは、デメリットを理解したうえで、
それ以外の特徴を活用できるからです。
QGIS の座標系選択ダイアログで、全世界が適用範囲として表示されたとしても、それは、その範囲内で
「距離や面積が正確」であることの保証はありません。
一方メルカトル図法は、赤道近くであればほとんど拡大されず、また元来の地形形状が歪まない特徴により
赤道付近の狭い範囲ではほぼ正確な地図として利用することができます。
そのメルカトル図法を赤道基準ではなく子午線基準にしたものが横メルカトル図法で、平面直角座標系や
UTM で使用されています。
平面直角座標系や UTM は、基準となる子午線の周辺で(誤差が無視できる程度に)正確です。
アメリカにおける測量規則などよく知りませんが、 "Oregon" でフィルタリングすると、もっと狭い範囲を
対象とし、横メルカトル図法やランベルト正角円錐図法などを利用する座標系が使われているようです。
が、よくわからなかったり、詳細を確認することが面倒であれば UTM を使っておけばよいと思います。
【参考】西経123度を基準子午線とする横メルカトル図法( UTM zone 10に相当)
地図内の線は15度間隔の経緯線、地図外の線は「この座標系における」2000 km 間隔の目盛り線
(縮尺係数の設定や座標オフセットの処理を行っていないので細かいところで UTM とは異なります)