こんにちは
普段、触れることの無い形式のデータでしたので、関心がありました。
そこで自分なりにアプローチしてみたので、その結果報告です。
ちょっとググってみたところ、「Rastools」が引っかかってきました。やはり一番便利なのだと思います。
ただ有料のようなので、他の手段を探してみます。
次に見つけたのは「las2ogr」というコマンドです。
OSGeo4W Shell に「las2ogr -h」と打ち込んだところ説明が出ましたので、これは使うことができるかもしれません。
Dドライブに「sample.las」というデータを置いて試してみました。
「las2ogr -i d:\sample.las -o d:\points.shp -f "ESRI Shapefile"」
Shapeファイルが作成されました。きちんとポイントは地図上に配置できています。
属性テーブルをみると高さの値がありません。これでは使えません。
次に見つけたのは「las2txt」というコマンドです。説明をみると期待できそうです。
それでは座標値と高さだけをテキストファイルに取り出すことにチャレンジです。
Dドライブに「TEST.las」というデータを置いて、OSGeo4W Shellへコマンド打ち込んで実行してみます。
「las2txt -i d:\TEST.las -o d:\lidar.txt --parse xyz」
出力されたデータをテキストエディタで確認したところ、意図したとおりX,Y,Zの値がコンマ区切りで作成されています。
後はプロセッシングツールの「データ補完 - TIN補間」か「SAGA - Raster creation tools - Natural nabhour」などを使えば、DEMは作成できそうです。
一応、両方ともDEMは作成できました。ただしアルゴリズムの違いから、仕上がりは若干異なるようです。
「Natural nabhour」にはYoutubeに説明動画があります。操作法がわかりにくければ、これを参考にすると良いと思います。
How to Create DEM and Elevation Profile in QGIS 3
「TIN補間」の方は進行状況を示すバーが出てきますが、「Natural nabhour」にはありません。
データ量やDEMの細かさなどで時間を要する場合があります。「Natural nabhour」をお使いの際には、処理が終わるまでちょっとした我慢が必要です。
以上、結果報告でした。m(__)m