SHPファイルへのCSVテーブル結合

[TDS OKNYM]

件名の件で質問がございます。バージョンは3.18.0です。
ベクタデータのSHPにCSVファイルを結合しようとしていますが、

小数点データなのに、整数となってしまう現象が発生します。

下記の手順で行いますが、3の段階までは、小数のデータで保たれています。

ところが4の作業後確認すると、整数値になってしまっています。

1、CSVとCSVTデータを作り、データ型を定義

2，QGISで1をデータマネージャで読む

3、結合先のSHPで2を結合

4、2をエクスポート

どうすればいいのか困ってはいますが、ひっかかることは1で定義しているCSVTでは小数を"real(4,3)"　としているのに、2で確認するとreal(4,0)になっていることです。

しかしながら、属性テーブルを確認する限り、元データは保持されているので大丈夫なのかとは思っていましたが、こうなると、それが原因なのかどうなのか。そこが原因にしても何故real(4,3)がreal(4,0)と型式が変わるのかもわかりません。

教えて教えていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

[TDS OKNYM]

業務を進めるために邪道ながら、小数値のデータを100倍なり1000倍にしたものでエクスポートし、別フィールドを追加しフィールド演算で割り戻して、狙っているデータを作れましたので

業務の支障は排除できました。

しかし、本来は余計なステップだと思いますので、ご教示よろしくお願いいたします。

ちなみに、0.051というデータはreal(4,3)であっていますでしょうか？

そのような考え方でＣＳＶＴを作成しております。

2022年3月7日月曜日 12:34:49 UTC+9 TDS OKNYM:

[福岡]

TDS OKNYM 様

こんにちは

CSVTの取り扱いに関する認識はTDS OKNYMさんと同様でしたので、実際に試してみて同じ結果となり、ちょっと意外でした。

小手先での解決策になると思いますが、次のような手順を考えてみました。
１ CSVTデータ作成を省略し、CSV単独で読み込む。
２ ShapeファイルへCSVファイルを結合する。

３ プロセッシングツールの「ベクタテーブル － 属性のリファクタリング」でデータ型と長さ、精度を設定して、ファイルを出力する。

手間数としてはCSVTファイル作成を省略し、エクスポートがプロセッシングツール利用に変わるので、面倒では無いと思います。
それにしても、何が原因なんでしょうね？

2022年3月7日月曜日 13:30:46 UTC+9 TDS OKNYM:

[ありた]

こんにちは

まず CSVT の記述様式ですが、 "Real(5.3)" となります。

小数点、マイナス記号をふくめた幅が5文字、精度（小数点以下の桁数）が3文字です。

当然、整数部が大きな値をとったり、負数である場合には幅を大きくします。
なお、区切り文字にはドットを使います。そのため、 5 ドット 3 とします。

それはそうとして、 QGIS での CSV 読み込みを少し試してみましたが CSVT の精度表記は

読み込みエラーにはなりませんが、 QGIS に反映もされていないような気がします。

（精度表記を使っても、倍精度浮動小数点数 double 扱い）

反映されない挙動についても検証が不十分ではありますが、これが仕様の場合、
推測ですが、 CSV や Shapefile(dBase) ではテキストベースの形式であることから

精度は出力するファイルの容量にも影響するため、保存する際には指定し制約をつける

意味もありますが、 QGIS にレイヤとして読み込んだあとは（倍精度浮動小数点数で

表現できる範囲の数値であれば）制約を設ける必要はないため反映されないと

いうことも考えられます。

また現時点では RC 版扱いですが、先日リリースされた QGIS 3.24 ではデリミテットテキストを
読み込む際に、自動で型認識は行われますが、手動で型を指定してから読み込むことも

できるようになっています。

https://www.qgis.org/en/site/forusers/visualchangelog324/index.html#feature-delimited-text-type-overrides-and-other-improvements