csvとlemとのことですが、QGISではCSVのみ扱うことができるので、CSVファイルの説明のみ行います。
(lemファイルは別のソフトウエアが必要なようです。例えば
このGISとか)
まずは1つのCSVファイルを変換する方法です。(QGIS Ver3.10以降のコマンド名で説明)
1.CSVファイルを「レイヤ」→「データソースマネージャー」の「CSVテキスト」で読み込みます。
このとき、「レコードとフィールドのオプション」の「最初の行はフィールド名」のチェックをはずします。
「X属性」には「field_2」を「Y属性」には「field_3」を選びます。
「ジオメトリのCRS」を平面直角座標系のただしいCRSを選択し、「追加」ボタンをクリックします。
(CSVファイルのファイル名の先頭の数字が系番号になっています)
2.CSVテキストレイヤのままだと、ラスタに変換できないので、ベクタレイヤファイルにエクスポートします。
シェープファイルでもGeopackageでもなんでも構いません。
3.「ラスタ」→「変換」→「ベクタのラスタ化」を選択します。
「焼き込む値の属性(フィールド)」は高さのフィールド番号を選択します。(field_4)
「出力ラスタサイズの単位」は「地図単位」を選択します。
「水平方向の解像度」は、今回は0,5mメッシュですので「0.5」にします。
「鉛直方向の解像度」も「0.5」にします。
「出力領域」は「…」ボタンをクリックして、レイヤの領域を選択します。
しかしこのままだと、隣のファイルの範囲と隙間があくので、上下左右0.25m大きい範囲に指定します。
4.「実行」ボタンをクリックすると、標高ラスタのgeotifが作成されます。
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パソコンのスペックにもよりますが、上記1~2に結構時間がかかります。
そこで、Excelのマクロが使える場合、複数のCSVファイルをGeojsonファイルに一気に変換するExcelファイルを公開しています。
DEMCSV→Geojson.xlsmをダウンロードして使ってみてください。
作成したGeojsonファイルをQGISに読み込み、上記3~4を実行すると、標高ラスタを作成できます。
キタ