5mDEMから横断データを作成したい

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おとは

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Aug 5, 2022, 5:21:05 AM8/5/22
to QGIS初心者質問グループ
QGIS はじめてのラスタ解析 (slideshare.net)

こちら↑のサイトP.50-51を参考に、一級河川に合流する支川の縦横断データを作成したいと考えています。
使用したデータ

標高データは基盤地図情報の5mDEM(①)です。5mDEMの欠測部分については10mDEMでカバーしています。
支川データは国土数値情報の河川ライン(②)です。そのままでは支川以外のデータもあるので、予め作成した流域界ポリゴンをベースに切り取り、一級河川流域内の支川データを作成しています。

想定していた手順は以下です。
縦断図については
SAGAのTerrain Analysis ProfileにあるProfile from lineを開く
DEMに①、Linesに②を選択し、出力先を指定して実行
→ライン上に等間隔でポイントが発生しラスタの値を抽出?
横断図については
SAGAのTerrain Analysis ProfileにあるCross Profilesを開く
Elevationに①、Linesに②を選択、Profile Distanceに200、Profile Lengthに10を入力し 、出力先を指定して実行
→河川中心線(支川ライン)に対して指定した間隔で横断線が引かれ標高を抽出?

しかし実際は出力レイヤについて、「次のレイヤは正しく生成されませんでした。」というエラーとともに中断されます。

手順としてどこか誤りがあれば教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。

キタ

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Aug 5, 2022, 9:16:27 AM8/5/22
to QGIS初心者質問グループ
こんにちは

SAGAのTerrain Analysis Profileは使ったことがないのですが、もしかしてという回答です。
SAGAでファイルを扱うときには、フォルダ、ファイル名に日本語(全角)があると処理できません。
もし、フォルダ名、ファイル名に日本語が含まれる場合は、すべて半角英数字にしてみてください。

キタ

2022年8月5日金曜日 18:21:05 UTC+9 おとは:

福岡

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Aug 5, 2022, 9:30:30 AM8/5/22
to QGIS初心者質問グループ
おとは 様

こんにちは
実際に手を動かして手順について検証していないので、勘違いだったらごめんなさい。m(__)m

別の投稿で、河川データについて「JGD2000」で重なると回答しました。
見た目で重ねるのならこれだけで良いのですが、解析を行うのならもう一手間が必要になります。
解析を行う場合は、材料となるレイヤのCRSを一致させる必要があります。

今回のような解析の場合、平面直角座標を用いることが多いと思います。
DEMは平面直角座標でしょうか?
そうであった場合、河川ラインも平面直角座標のものを使ってください。
レイヤパネル内の河川ラインのレイヤ上で右クリックして「エクスポート - 新規レイヤに地物を保存」で、CRSを指定したものを出力できます。

2022年8月5日金曜日 22:16:27 UTC+9 キタ:

おとは

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Aug 5, 2022, 10:21:58 AM8/5/22
to QGIS初心者質問グループ
お二人の助言で一先ず解決いたしました。
ありがとうございます。

日本語には気を付けていましたが、Cドライブから始まるパスにドキュメントがありそれが日本語なことに問題があったようです。
日本語を全く使用していない外付けHDDの方にデータを移し、同様の処理をおこなったところ問題なく実行出来ました。
しかし中身のデータが空でした。
その点については福岡様のご指摘の通り座標系が原因だったようです。
新規に保存しなおしたデータを使用するとDEMデータが正しく入っていました。
(ドキュメントで引っ掛かるとなるとローカルにデータを置きづらくなりますね...。)

ご助言ありがとうございました。
2022年8月5日金曜日 22:30:30 UTC+9 福岡:

キタ

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Aug 5, 2022, 12:54:00 PM8/5/22
to QGIS初心者質問グループ
SAGAを使わずに、プロセシングツールとプラグインで横断図を作成する方法を考えてみました。
手順は少し多くなりますが、日本語とか、座標系は気にしなくてもいいかもしれません。
今回の例は200m間隔で片側50m幅の横断面図を作ります。
  1. 河川の縦断ラインを作成します。
    1.png
  2. プロセシングツール「ジオメトリに沿った点群」で縦断ラインの200m間隔のポイントを作っておきます。
    (これは後で200m間隔の頂点の位置を確認するためです)
    2.png
  3. プロセシングツール「最大長で線を切断」で200m間隔で縦断ラインを切断します。
  4. プロセシングツール「融合」で切断した縦断ラインを結合します。
    これで200m間隔の位置に頂点が出来ました。
    3.png
  5. プロセシングツール「トランセクト」で頂点の位置に100m幅(片側50m幅)の横断線を作成します。
    4.png
  6. プロセシングツール「属性の空間結合」で、200m間隔のポイントの「distance」を横断線に結合します。
    200m間隔以外のラインは削除します。
    5.png
ここからは、「VoGIS Profile Tool」プラグインを使って、横断図の値をExcel(またはCSV)に出力します。
  1. 「VoGIS Profile Tool」プラグインをインストールして、ラスタメニューから 「VoGIS Profile Tool」プラグインを実行します。
  2. 標高DEMレイヤを選択します。
    7.png
  3. 200m間隔の横断ラインのレイヤを選択します。
    8.png
  4. 横断の間隔を今回は10mにします。
    9.png
  5. 「Create Profile」ボタンをクリックすると、横断図が作成されます。
    10.png
  6. 「Excel/CSV」ボタンでExcelファイルに出力できます。
    11.png
  7. 「Profilelength」が横断の距離、DEMレイヤ名の列が標高、「Profilenumber」は横断線の番号になります。
    横断線レイヤの属性もコピーされているので、「distance」に縦断ラインにおける位置も記録されています。
手順5で縦断ラインのレイヤを指定すれば、縦断面図も出力できます。
ファイル出力はDXFにも出力できるようです。
決まったディスタンスに測点を作るときは手間が多いですが、ノードの位置に横断を作るのであれば、はじめの手順の2,3,4,6は不要です。「トランセクト」で横断を作成して、「VoGIS Profile Tool」プラグインで横断を作るだけです。
何度も同じ処理を行う場合にはグラフィカルモデラーで自動化したほうがいいかもしれません。

キタ

2022年8月5日金曜日 23:21:58 UTC+9 おとは:
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