Description
プログラム科学論という用語は、1990年代に吉田民人先生によって提案されたものである。プログラムとは、生命現象から社会現象を含む全ての自己組織性をもつ存在様式や存在形態を決定している秩序構造を意味する。自己組織性の秩序世界に関する科学哲学研究が、プログラム科学論である。また、この秩序科学は今日お科学技術文明社会の推進力となり、科学技術資本主義が展開しようとしている。このプログラム科学論の研究課題は、プログラム科学群の科学認識論と論理性を課題し、その科学によって展開する社会構造を対自化しその世界観の点検を行うことである。