one-hop or zero-hop ?

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Kazuyuki Shudo

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Jun 25, 2010, 1:24:31 AM6/25/10
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皆様、首藤です。

今さらですが、「one-hop」なのか「zero-hop」なのか、悩んでます。
というのは、オーバレイネットワーク / peer-to-peer の系で、
中継なしで目的ノードに直接到達することを何と呼ぶか? です。

「経路長」っていう表現は曖昧さがなくていいです:
ノード A -> B と到達した場合、経路長は 1、
ノード A -> B -> C と到達した場合、経路長は 2。

しかし「hop」「ホップ」とは何なのか、調べて考え続けてるのですが、
いまだに考えが揺れてます。
ノード A -> B と到達場合、「one-hop」なのか「zero-hop」なのか?

現時点の私の結論は、
1つの文章中で統一されていて、誤解の余地がなければどちらでもいい、
というヒヨッたものです。
皆様はどうお考えでしょうか?


「hop」「ホップ」は、厳密に言うと、中継するノードを指す、と理解してます。
つまり、ノード A -> B -> C と到達した場合、
「Aから、B で 1回ホップして、C に到達した」ということになります。

例えば、ここでの説明も (きちんと?) そうなってます:

Wikipedia
Hop (networking)
http://en.wikipedia.org/wiki/Hop_%28networking%29

Hop Count
The distance between two hosts.
The hop count n means that n gateways
separate the source host from the destination host.

この厳密な意味にならうと、ノード A -> B と中継なしで到達した場合、
ホップ (中継) なし、つまり「zero-hop」ということになります。


「one-hop」という表現の方が便利な局面もあります。
ノード A -> B が「1 hop」だとすると、
始点であるノード A が偶然目的ノードだった場合、
つまり経路長 0 の場合を「0 hop」と表現できます。
しかし A -> B を「0 hop」と表現すると、
始点 A が目的ノードでもあった場合を表現しようがありません。-1 hop ???


世の研究、文献では、両方の表現が見受けられます。
peer-to-peer 方面では「one-hop」が多いように感じます。

・「zero-hop」派の例
"Dynamo: Amazon's Highly Available Key-value Store"

Dynamo can be characterized as a zero-hop DHT, where each node
maintains enough routing information locally to route a request to
the appropriate node directly.

・「one-hop」派の例
"One Hop Lookups for Peer-to-Peer Overlays"

(目的ノードに直接到達:)
... present a technique tht maintains complete routing tables at
each node. ... The resulting peer-to-peer system is robust and can
route lookup queries in just one hop, thus enabling applications
that cannot tolerate the delay of multi-hop routing.

(大規模な系では経路長 2にする:)
In such a deployment scenario, we would probably need to use a
two-hop routing scheme instead: ... That node then redirects the
query to the target node.


Kazuyuki Shudo/首藤一幸 私をたばねないで あらせいとうの花のように
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Yuuichi Teranishi

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Jun 25, 2010, 7:24:41 AM6/25/10
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寺西です.

おなじく,文献上は定義したらいいと思ってます.が,
個人的には,
メッセージが自ピアを出発したあと
1st gateway=destination host であるとき,
1 ホップでたどりついたと言う
とおもっておりました.

2010年6月25日19:44 Masaaki Ohnishi <ohni...@gmail.com>:
> (首藤さんには間違えて個人宛に返信してしまいました。すみません。)
>
> 皆様、大西です。
>
> Hopの元の意味自体は
> ホップ、跳躍、そして、「飛び越す」らしいですね。
> (辞書を引きました)
>
> 飛び越すならば、
> A>Bが0HOPであることは納得が行きます。
> 何も飛び越えてないのですから。
> この場合、筆者の関心は経由したノード数にあったのでしょう。
>
> それに対してPeer-to-Peerの場合は、
> 自身の持つデータにアクセスすることもありえます。
> つまり、A>Bは、既にAを飛び越えた後なのです。
> だから1HOPになりますね。
>
> 私のスタンスも首藤さんと似たようなもので、
> 言語を明示的に定義すれば、それに従うべきですが、
> 共通認識としての意味の正しさは、通じれば正しい、
> そう使われる人が多数居るなら正しいとされるべきだと考えています。
>
> つまり、宗教戦争の真っ只中に居る訳ですが、
> いくら正しい日本語というものを頑張って定義したところで、
> 使われなくなれば、その言葉は消えていきます。
> 同様に新しい言葉が普及することを止めることもできません。
>
> 幸いにして、合理性がある使い方は、その合理性により、
> 勝ち残る可能性が高いようです。
> 更に誰もが困らないのならば、新しい使い方で悪いはずがあろうはずもありません。
>
> 0HOP派の人も、1HOPになったところで数詞としての利用法に劇的な変化があるわけでなく、
> 昔の論文の意味が通らないということも無いでしょう。
>
> 使われるようなったものが正しいという観点であれば、困る人がより少ないであろう、
> A>Bは1HOPという使い方が、結果的に多くの支持を得、
> 歴史的に正しいとする流れになるだろうと私は結論付けます。
>
> 2010年6月25日14:24 Kazuyuki Shudo <20...@shudo.net>:

>> --
>> このメールは Google グループのグループ「Overlay Network (Japanese)」の登録者に送られています。
>> このグループに投稿するには、overlay-n...@googlegroups.com にメールを送信してください。
>> このグループから退会するには、overlay-network...@googlegroups.com にメールを送信してください。
>> 詳細については、http://groups.google.com/group/overlay-network-ja?hl=ja からこのグループにアクセスしてください。
>>
>>
>
>
>
> --
> 独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)
> 新世代ネットワーク研究センター
> ネットワークアーキテクチャグループ
> 大西真晶
> ohni...@gmail.com
> 070-5045-1357
>
> --
> このメールは Google グループのグループ「Overlay Network (Japanese)」の登録者に送られています。
> このグループに投稿するには、overlay-n...@googlegroups.com にメールを送信してください。
> このグループから退会するには、overlay-network...@googlegroups.com にメールを送信してください。
> 詳細については、http://groups.google.com/group/overlay-network-ja?hl=ja からこのグループにアクセスしてください。
>
>

KOBARA Makoto

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Jun 25, 2010, 11:09:25 AM6/25/10
to overlay-n...@googlegroups.com
小原です。

どの部分に着目するのかによってホップカウントの考え方が違うのかなあと
思っています。

RIPなどだと、ルータ1つ踏んで1ホップという数え方のようですが、
これはEnd-End間で幾つのネットワークに跨ったかというところに
着目しているからかなと。

無線ネットワーク系の研究(論文)では、
直接通信する相手ノードが「1ホップ先」、その1つ先のノードが「2ホップ先」
という数え方という認識です。
CSMA/CA, MACAなどの論文では、
「2ホップ先での隠れ端末問題」という言い方をしています。

P2Pに関しては、私はこちらのほうがしっくりきます。

# 無線ネットワーク系の人たちとの間で話をしていると、
# 業界の中では友達の友達で大体つながる、というのを冗談で、
# 「2ホップだね」と言ったりもしてます。

以上

N K

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Jun 25, 2010, 1:10:55 PM6/25/10
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垣内と申します。

ネットワーク屋としては、one-hopの方がしっくり来ます。
実装が簡単ってのもありますけど。

垣内


2010年6月25日14:24 Kazuyuki Shudo <20...@shudo.net>:
皆様、首藤です。
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