出版物:『週刊日本の島』創刊のお知らせ

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Chihiro Noda

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Dec 6, 2021, 11:09:29 PM12/6/21
to 地理学のアウトリーチ, Risako Hamada
長谷川先生、
地理アウトリーチの皆様

お世話になっております、デアゴスティーニ編集部の野田です。
この場をお借りして弊社出版物の紹介をさせてください。

弊社の新しいシリーズ『週刊 日本の島』の全国創刊が決定いたしました。
今夏に静岡県でテストマーケティングを行っていた際に渡部さんはじめすぐ気づいていただいた方々もいらっしゃいましたが、
ここで無事、正式に全国販売をお知らせできることをとても嬉しく思っております。

「地理」「歴史」「文化」の3つの軸で解説する週刊の雑誌(全121号)でして、創刊号では青ヶ島、悪石島、隠岐島前、巌流島などを特集、
以降も日本の全有人島及び一部無人島を次々に紹介してまいります。
創刊日は1月11日(火)ですが、本日14時にプレスリリースされ1月10日からTVCMも放映されますので、皆さまの目にも留まる機会がありましたら光栄です。

2年半ほど前にこの会に参加させていただいて以来、様々な方と出会い、ご相談に乗っていただいておりますことに改めて御礼申し上げます!
微力ではございますが、弊誌を通して島から地理への興味につながる読者が少しでもいればと願う次第です。

お忙しい時期にPRメールにて恐縮ですが、専用ウェブサイトへのリンクを貼らせてください。→(https://deagostini.jp/nsm/
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
野田
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株式会社デアゴスティーニ・ジャパン
編集部シニアエディター 野田ちひろ
〒104-0054 東京都中央区勝どき5-2-15 EDGE勝どき6F
TEL:03-6730-7615 /080-4736-9739
FAX:03-6730-7692
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g wat

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Dec 9, 2021, 2:42:07 AM12/9/21
to Chihiro Noda, 地理学のアウトリーチ, Risako Hamada
デアゴスティーニ編集部 野田さま
国交省・渡部です。

『週刊 日本の島』全国創刊おめでとうございます。
ぜひとも野田さんの方からも、離島課や離島センターにもお知らせください。

また、
農水省の地下書店などがそうですが、書店員さんの裁量で
常設の「離島コーナー」がある書店さんも各地にあると思いますので、

そのような「島マニア」「島出身」の書店員さんがおられる書店さんに
うまくリーチして、あの青い海のPOPなどが展示されると良いなあ、と思います。

私も先月末の出張で、奄美大島を、
空港のある北から、加計呂間島が見える南端まで縦断してまいりました。
コロナ下の期間とはいえ、往復の飛行機も宿泊施設もほぼ満員で、
ホテルに泊まれず、学生時代のようにゲストハウスにごろ寝でした。

日本の離島は、(主に、国の輪郭としての国境離島が中心ではありましたが)
中教審の議論で何度も重点的にとりあげられていましたし、

「地理」「歴史」「文化」の3つの軸を一体的に取り上げる編集方針は、
2022年からの新課程の方向にも一致するものと思います。

国連海洋法条約 第121条第1項では
「島とは,自然に形成された陸地であって,水に囲まれ,高潮時においても水面上にあるものをいう」
ということなので、「日本国」自体が、日本「本土島」を含めて「島のあつまり」です。
https://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs/unclos2.htm

ちょうどTBS系では、令和版『日本沈没』が最終回となり、無事に日本も沈没しそうですが、
その豊かさと危うさとを、改めて子どもたちにもオトナたちにも再確認いただく
きっかけや教材になればと期待するものです。

その意味でも、小・中・高の地理の教科書でも、ちゃんと
「日本本州島」「北海道島」「九州島」「四国島」と言ってほしいなあ、と常々感じています。
日本の島は、地球さんの気まぐれなプレート間の圧力場のおかげで「たまたま動的に浮かんでるだけ」ですし。

本州島以外の島々の個性を見ることで、翻って、日本や地球全体の「持続可能性」
=「だれか」じゃなくて、「だれも」がその有限性や危うさ・かけがえの無い大事さに
気づいてくれればなあと、大いに期待する次第です。

わたくしごとですが、先週は、国東半島(大分県)に行ってまいりました。
「昭和の町」や棚田保全の現場を見つつ、九州最古の木造建築の横の僧坊の旅館で、
国東半島一周の各地のお寺さんの存続の危機や、それに対抗すべく折からの
若い女性の御朱印ブームなどを背景に、神仏習合の六坊満山文化の押し上げや
ネットワーク化などを考える若住職さんのお話を伺ってきました。

デアゴスティーニさんには、「日本の島」の成功の後には、
ぜひとも、「日本の岬・半島」についても企画化を期待申し上げたいと思います。
私の座席の隣が、半島振興室長なので、いつでもご紹介いたします(笑)。

総理の挨拶にありましたとおり、
人口減少・超高齢社会の2030年の日本が生き残るには、
誰もが、この日本という「島」のポテンシャルを理解し自覚し、
この「島」で、銀⇒お蚕様⇒電機・自動車に次ぐ、何で外貨を稼ぐのか
について、全員で考えて・全員で実行していく必要があります。

なので、まずはこの日本という「島」を知ることから始めよう、
という応援団が各地にあらわれることを期待しています。

来年春からの高校必修『地理総合』科の、年60単位のキツキツの時間のなかでも、
「実は日本はぜんぶ島。じゃ船が来なくなったら皆んなどうなるかしら?」ということが、
一瞬でも・数秒でも、取り上げられることを期待するものです。
(軽石でも、外交の不調でも、世界港湾の不在でも、世界的コンテナ競争でも、日本から出荷する積荷不足でも)


渡部 拝

2021年12月7日(火) 13:09 Chihiro Noda <cn...@deagostini.co.jp>:
> --
> このメールは Google グループのグループ「地理学のアウトリーチ」に登録しているユーザーに送られています。
> このグループから退会し、グループからのメールの配信を停止するには outreach_geogra...@googlegroups.com にメールを送信してください。
> このディスカッションをウェブ上で閲覧するには https://groups.google.com/d/msgid/outreach_geography/CAN_wHzECnfrKeWHfFE5pZDHKSf2%2BQ%3DUFyCvh%2BvTTcSFa8d5vZQ%40mail.gmail.com にアクセスしてください。

長谷川 直子

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Dec 11, 2021, 6:06:33 AM12/11/21
to Chihiro Noda, 地理学のアウトリーチ, Risako Hamada
野田様、皆様、

反応が遅くなりましてすいません!

とうとう全国発売になったのですね、どうもおめでとうございます。
この企画そのものに何か貢献できたと言うことはないですが、
以前から話を伺っていたこともあって感慨深く思います。
地理学会には離島の研究グループがありますので、そちらにも情報共有させていただきます!

ところで、以下に教えていただいたサイトにあった、
あーどぅる(赤土)焼というのもとても気になりました。
珊瑚とガジュマルの釉薬で作った焼き物があるなんて知らなかったです。
与論島も行ったことがないので、行った時にはぜひ見てみたいと思います。

それにしてもデアゴスティーニって面白いですね、勉強と楽しみの融合みたいで。

長谷川


2021/12/07 13:09、Chihiro Noda <cn...@deagostini.co.jp>のメール:

g wat

unread,
Dec 11, 2021, 9:00:11 AM12/11/21
to 長谷川 直子, Chihiro Noda, 地理学のアウトリーチ, Risako Hamada
長谷川先生、野田さん
渡部@国交省です。

>地理学会には離島の研究グループがありますので、そちらにも情報共有させていただきます!

 このひと月で、離島(奄美大島・瀬戸内町)、半島(国東半島・豊後高田市)を
仕事で回らせていただきましたが、
https://www.kaiseisha-press.ne.jp/cat.pl?type=bsi&display=obs&srtidx=22&genre=%E9%9B%A2%E5%B3%B6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
20年前の離島・半島の状況とは全然違い、目からウロコが5枚くらい落ちた感がありました。

 出張前に、ちらりと離島研究シリーズも拝見させていただきましたが、
本当に面白くかつ実社会に反映されるべき成果ばかりですね。
https://www.kaiseisha-press.ne.jp/cat.pl?type=bsi&display=obs&srtidx=22&genre=%E9%9B%A2%E5%B3%B6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

  ほぼ不利条件しか無い離島と半島が、今や地域づくりの先頭ランナーで、
KPIとしての移住人数や、インバウンド入り込み数などでも、
全国上位(豊後高田市は住みたい田舎9年連続3位以内)という状況で
https://www.kaiseisha-press.ne.jp/cat.pl?type=bsi&display=obs&srtidx=22&genre=%E9%9B%A2%E5%B3%B6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA

市長さんや役場の担当者、各地区の区長さん、各取り組みのキーマン、
地域おこし協力隊のみなさんと相対で意見交換すると、
本当に面白い話ばかりで、「生きている地理」「実践地理の現場」を
見る思いをいたしました。

つぎの4月からの高校『地理総合』、
人口構造や産業構造の面で、「2030~2050年の日本」を先取りしている
離島・半島・奥地山村の、実に多様多彩な戦略・戦訓が、
まなびのモチベーションや、「いきるチカラ」の発生源になれるのではないか、
とか感じるところです。

すでに多くの大学が各離島・半島に入って、研究だけでなく、
地域づくり・地域おこしの協働を行っていますが、
コロナ明けには、家族旅行や大学のゼミ旅行などで、
それらの地域に連泊する方々が更に増えると良いですね。

とにかく、課題山積み地域で、課題解決先進地域で、社会実験の場であり、
しかも常に課題に直面していて、アイディア・提案の受容力も高いだけに、
地域に関する研究テーマ候補が盛りだくさん。

ぜひとも、続編で『日本の岬・半島』や奥地山村・漁村などの
シリーズ化も宜しくご検討いただければと思います。

あと、『日本の離島』の付録に立体模型が付くようになれば、
教室での活用とか、玄関にいろんな離島の模型が置かれるご家庭も
増えるんじゃないかな・・・と、こちらも引き続き期待しています。

日本の生き残りを左右するのは、やはり、地域に対する興味の強弱だなあ、と
改めて感じた次第です。

=======================================================
国土交通省 国土政策局 地方振興課 地域づくり活動推進官
渡部 元(わたなべ げん)
watana...@mlit.go.jp
gen...@gmail.com;
ex...@yahoo.co.jp ;
代表電話03-5253-8111 内線29-535 / 直通03-5253-8403
〒100-8918千代田区霞が関2-1-2 (総務省ビル12階北東端)
=======================================================

2021年12月11日(土) 20:06 長谷川 直子 <hasegaw...@ocha.ac.jp>:
> このディスカッションをウェブ上で閲覧するには https://groups.google.com/d/msgid/outreach_geography/9915F674-A1FD-4CE2-95C5-E3AFCF6BA05C%40ocha.ac.jp にアクセスしてください。

Chihiro Noda

unread,
Dec 13, 2021, 9:20:21 PM12/13/21
to g wat, 長谷川 直子, 地理学のアウトリーチ, Risako Hamada
長谷川先生、渡部様

関係の皆様にご共有いただけるとのこと、ありがとうございます。

かなりマニアックなシリーズになるであろうことは自覚しておりまして、
TVCM等の弊社いつものプロモーションはもちろん行いますが、
口コミの力によるところが非常に大きくなるのではと思っておりますので有難い限りです。

なお日本離島センター様とは相互に広告掲載が決まっておりまして、
弊誌最終ページに毎号『SHIMADAS』広告を掲載させていただきます。

ちなみに私も与論島は未踏でして、あーどぅる焼きの話を聞いた際に「これは・・・!」と。
こういうきっかけからも各地への興味がさらに広がっていくものだなぁ等々、
携わっていてとても楽しいシリーズなので、この温度感が読者の皆様に伝わると良いなと思っております。

野田

2021年12月11日(土) 23:00 g wat <gen...@gmail.com>:

g wat

unread,
Dec 17, 2021, 4:04:25 AM12/17/21
to Chihiro Noda, 長谷川 直子, 地理学のアウトリーチ, Risako Hamada
野田様
渡部です。

地理ファン・地図ファンの方でも、島好きな方は多いと思いますし、
マニア未満・ファン以上というゾーンに刺さるのは、やはり、
「ビジュアル」と「物語(性)」だと思いますが、その点でも
海の青さ・山の緑・海と山の幸からの美味しい料理、がある
「しま」の世界は、ネタの尽きることのない分野かと思います。

今や学校でも企業でも主流化してきているSDGs(持続可能な発展)な
テーマでも、食料や水、廃棄物などの、それぞれの大切さを感じる場として、
コロナ明けには、離島への修学旅行なども望めるのではないかと。

更にはこの5年、地方創生(ブーム)で、全くの縁も縁もない方々が
新規出店やゲストハウスを開業するケースが一斉に増えて、
以前言ったときとは違う風景や動きが展開されているようですので、

風景や旧跡だけでなく、そのような「人のとりくみ」や「新たな賑わい・名物」
などにも、触れていただけると、更に人の輪が広がっていくように思います。

IJUターンや二地域居住の候補先としても、離島(多くは航空機が飛んで時間距離が短い)が
注目されているところです。

地理学的も、さまざまなテーマがあるだけに、面白い研究の紹介コラムなども
期待しております。

では。

2021年12月14日(火) 11:20 Chihiro Noda <cn...@deagostini.co.jp>:

長谷川 直子

unread,
Dec 17, 2021, 4:12:14 AM12/17/21
to Chihiro Noda, g wat, 地理学のアウトリーチ, Risako Hamada
野田様、皆様

この件また反応が遅くなりすいません。

地理学関係者への周知を考えますと、日本地理学会の大会か地球惑星科学連合大会が良いのではと思います。
地理学会大会は春と秋にあって、春は関東で参加者も多いです。次回は3月19、20日で東大駒場です。
書籍販売ブースがあって、会場校にもよりますが、2日間で三千円くらいの出展料だったと思います。
一応今のところ、対面開催を予定しています(最終的には2月に判断するとか)
ただコロナがあるので、対面で参加する人がどれくらいいるのか、未知数ですね。

地球惑星科学連合大会は幕張メッセで、こちらも対面+オンラインを予定しています。
こちらの出展料は高いかもしれません。地球惑星科学全体なので、規模が大きいです。

長谷川


2021/12/14 11:20、Chihiro Noda <cn...@deagostini.co.jp>のメール:

g wat

unread,
Mar 6, 2022, 5:20:35 PM3/6/22
to 長谷川 直子, Chihiro Noda, 地理学のアウトリーチ, Risako Hamada
みなさま、渡部です。

「週刊 日本の島」発売とのことで、国交省の書店にも
入り口の一番目立つところに横積み山積みされてました。
豪華バインダーつき190円は、バインダー目当ての購入者さえいそうです。

3号の小豆島は、今季の覇権アニメの舞台でもあり、聖地巡礼需要にも
良いのではないかと思います。小説映画マンガ・アニメに見る島々、とかの
写真つきコラムも期待です。

「地理編」は、学術用語と抽象的な説明が多くて
 小中生・一般のかたには難しいかと。
「で、どこが面白いトコなの?」が分かる対話式も期待です。

QRコードで、地理院地図やGoogleマップ、
各島のポータルなHPに飛べると、
更なる学習や、観光・産物への誘導ができて、デア社の新事業や
旅行代理店・eコマースからのアフェリエイト金が入って
財務面でも、利用者の利便性の面でもwin-winかと思ったりします。
分解できるだけに、広告の出稿も利用面でも便利そうだし邪魔にならないですね。

「島とーく」は、全ページにあってもよいかな、と思います。
NHK大河「鎌倉殿の13人」には、配流から海戦まで、
数多くの島が出るのでこちらのリンクも期待です。

島の町並みや家々、お店のようす、賑わい・まつり、など
島の皆さんの息づかいや営みなども期待です。
市街地地図なども。旅心に刺さるはずです。

まずは、入手のお知らせと感想までに。

渡部 拝


2021年12月17日(金) 18:12 長谷川 直子 <hasegaw...@ocha.ac.jp>:
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