OpenToonz v1.2 をリリースしました

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Shun Iwasawa

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Dec 11, 2017, 3:15:37 AM12/11/17
to OpenToonz ユーザーフォーラム
お待たせいたしました。先ほど、OpenToonz v1.2.0をリリースしました。

※ 本バージョンをインストールする前に、以前のバージョンをアンインストールして下さい。

本バージョンでは、以下の機能が追加されています:

新機能

  • 横方向にフレームが進み縦方向にセルを重ねる「タイムライン表示」。
  • オープンソースのペイントツール「MyPaint」の機能が盛り込まれ、ラスターレベル上で水彩や鉛筆などの多彩なブラシが使用できるようになりました。
  • ベクターブラシに「スナップ:他の線や頂点に端点の位置を合わせる」「フレーム範囲:2つの描線をフレーム間で自動中割りする」オプション。
  • ベクターブラシで自動中割りを行うための描き順のガイド表示。
  • コマンドを自由にカスタマイズできる「コマンドバー」ウィンドウ。
  • リップシンクソフト「Papagayo」などで作成したリップシンクデータを用いて口パクのシート打ちを自動で行う機能。
  • 新規エフェクト
    • 「Timecode Iwa」現在のタイムコードを表示します。
    • 「Bokeh Ref Iwa」1枚の素材画像から、奥行きの参照画像を用いてレンズボケ効果を計算します。
    • 「Pass Through」マクロ/グループエフェクトの入力ノードをまとめるためのユーティリティ目的に使用します。
  • 「環境設定」で選択可能な新オプション(括弧内はカテゴリ名)
    • [一般] インタフェースに用いるフォントと文字の太さ
    • [一般] ファイルパスに用いるエイリアスの優先順: “+drawings” “+scenes”などのプロジェクトフォルダに加え、エイリアス “$scenefolder” を用いてシーンファイルからの相対パスでもレベルの保存場所を指定できるようになりました。
    • [読み込み] 全ての読み込む画像にカメラのDPIを適用する
    • [作画] 新しく作るレベルのサイズ・DPIの既定値を現在のカメラに合わせる
    • [作画] レベルビューアの最後のコマで下矢印キーを押すと、新規コマを作成する
    • [ツール] コンボボックス表示のオプションにショートカットを用いたときの挙動
    • [タイムシート] タイムシートのコマ入力時にOpenToonzコマンドのショートカットキーを有効にする
    • [タイムシート] 列のヘッダのレイアウト
    • [タイムシート] フレームインジケータを表示する
    • [タイムシート] レベルビューア上の動画番号の変更を、タイムシートに同期する
  • 新コマンド
    • セルの自動入力
    • 空コマを入れてリフレーム
    • 動画番号の貼り付け
    • ベクターからToonzラスターに変換
    • ベクターを整理したベクターに変換
    • ビューアを水平/垂直方向に反転
    • サウンドトラックを書き出し
  • 「環境設定」「ショートカットキー設定」「ユーザー環境設定(.env)」に、それぞれ新規ユーザー向けのひな形を用意できるようになりました。(注1)
  • (Windows版のみ)レジストリの設定が必要ない「ポータブルモード」が可能になりました。(注2)
  • 全ての数値入力フィールドで、中ボタンドラッグで値を変更できるようになりました。(注3)
  • ロシア語インタフェース。
  • セリフなどのメモを記入するための「ノートレベル」
  • 「タッチ操作」機能。
機能向上
  • メインビューア(コンボ)上で音声のスクラブ再生が可能になりました。
  • スタートアップウィンドウに「自動保存」オプションが追加されました。
  • 塗りつぶしツールに「含め塗り」オプションが追加されました。
  • 「カメラから撮り込む」機能の向上
  • ヒストグラムを用いたレベル補正機能
  • 情報ラベル、前のレベルに戻るボタンの追加
  • カットフォルダ作成と同時にシーンファイルを保存するオプションを追加
  • 図形ツール→PolylineがEnterキーで完了できるようになりました。
  • ベクターブラシツールでshiftキーを押すと直線を描けるようになりました。編集中は太さ0の線も表示されるようになりました。
  • 図形ツールで他の線/頂点へのスナップができるようになりました。
  • サブシート、ノートレベルでも「連続コマの動画番号を1つ進める/戻す」コマンドが使用できるようになりました。
  • カラーフィルタ機能が、ベクターレベルおよびレンダリング時にも有効になりました
  • マクロエフェクトのボートに、ユーザーが設定した名前が表示されるようになりまし
  • スタイルエディタで「自動で適用」を有効にした状態での色の変更の操作が元に戻せるようになりました。
  • 「含め塗り」オプションの切り替え操作が元に戻せるようになりました。
  • ツール固有のキー操作(矢印キーなど)とコマンドのショートカットキーが重複していた場合、ツール固有の操作が優先されるようになりました。
  • タイムシートのコマ上の右クリックメニューが整理されました。
その他、大量のバグ修正

(注1)新規ユーザーのためのひな形はそれぞれ下記のファイルを用います:
環境設定:$TOONZPROFILES\layouts\settings\preferences.ini
ショートカットキー設定:$TOONZPROFILES\layouts\settings\shortcuts.ini
ユーザー環境設定:$TOONZPROFILES\env\template.env

(注2)ポータブルモードでOpenToonzを起動するには、通常のStuffフォルダと同じ内容のフォルダを、OpenToonzの実行ファイルと同じフォルダ内に「portablestuff」という名前でコピーをして下さい。

(注3)例外としてパラメータエディタではCtrl+ドラッグで値の変更、Alt+クリックでキーフレームの削除となります。

(注4)1本指スワイプで画面をパン。2本指ピンチ/回転でズームと回転。ダブルタップでビューアにフィット。3本指スワイプで元に戻す/やり直す。 タッチ操作は既定値では無効になっています。

いつも不具合のご報告、ご要望をお寄せいただきありがとうございます。

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2017/12/11 岩澤 駿
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