SVE3(空気齢) を OpneFOAMで計算した事例はあるでしょうか?

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小南秀彰

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Mar 12, 2018, 8:47:00 PM3/12/18
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小南です。

どなたか、手掛かりでもよいので御教示ください。
HVAC の SVE3 を OpneFOAMで計算した事例はあるでしょうか?

solverについては、熱を解かずに流れ場だけならば、buoyantSimpleFoamあたりを使って、熱をパッシブスカラーで置き換えればできると思います。
熱流体にパッシブスカラーを組み合わせたい場合のsolverは何でしょうか?

interFoamやmultiphaseInterFoamは、自由表面を計算するsloverなので、この場合は適していないように思っています。


空調技術者には自明でしょうが、このWikiにはいろいろな分野の方がいるので、用語の大雑把な説明を下記に記載します。

HVAC
 Heating, Ventilation, Air Conditioning の略称で、暖房・換気・空調のこと
SVE3
 空気齢を拡散係数で正規化したもの。数値解析でのな扱い方としては、空間に一様なパッシブスカラーを発生させて定常の流れ場を計算したものが空気齢です。

以上 よろしく お願いします。

Shinichi Kawabata

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Mar 13, 2018, 8:40:24 AM3/13/18
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小南様

mmer547です。

パッシブスカラの輸送ならScalarTransportFoamというのがありました。

ご参考までにお伝えいたします。

http://ocbkansai-wiki.jpn.org/index.php?title=ScalarTransportFoam%EF%BC%9A_pitzDaily%EF%BC%88%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%81%AE%E8%BC%B8%E9%80%81%EF%BC%89

小南秀彰

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Mar 13, 2018, 10:10:48 PM3/13/18
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Shinichi Kawabata さん

ありがとうございます。

たしかに、SVE3(air age)の定義式から、定常の速度場を求めておいてからパッシブスカラーの拡散方程式を解けば良いです。

2018年3月13日火曜日 21時40分24秒 UTC+9 Shinichi Kawabata:

小南秀彰

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Mar 19, 2018, 3:21:24 AM3/19/18
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みなさん今日は。小南です。
いつも御教示していただきありがとうございます。


SVE3(空気齢)を計算するにはソース項を設定する必要があり、調べてみたら以下のようなものが見つかりました。

(1)今野先生によるソース項追加改造について
OpenFoam ver2.1 関東勉強会資料(2012/04/21)


(2)OpenFoam ver4.Xのソースコードを見てみると

≪simpleFoam/UEqn.H≫ 上記資料の改造対称だったサブルーチンは


となっていて見比べると・・・

Ver4.X
    tmp<fvVectorMatrix> tUEqn
    (
        fvm::div(phi, U)
      + MRF.DDt(U)
      + turbulence->divDevReff(U)
     ==
        fvOptions(U)
    );


上記の資料
    tmp<fvVectorMatrix> tUEqn
    (
        fvm::div(phi, U)
      + MRF.DDt(U)
      + turbulence->divDevReff(U)
     ==
        sources(U)
    );

となってます。どうやら、fvOptionsで設定できるようになっているように思います。
とりあえず、ここまでの理解は正しいでしょうか?

2018年3月13日火曜日 21時40分24秒 UTC+9 Shinichi Kawabata:
小南様

小南秀彰

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Mar 21, 2018, 8:09:32 PM3/21/18
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自己レスです。

fvOptions で設定すれば、ソルバーソースを修正して再コンパイルしなくても、追加のソース項を設定できそうです。
たぶん、ときどき、このGoogleGroupe内で お見掛けする人のブログだと思います。どうも 、ありがとうございました。


2018年3月19日月曜日 16時21分24秒 UTC+9 小南秀彰:

Masashi Imano

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Mar 21, 2018, 8:28:13 PM3/21/18
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小南秀彰

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Apr 9, 2018, 5:33:10 AM4/9/18
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小南です。
今野先生、御教示ありがとうございます。

ここ1週間ほど、ソースコード調べています。
確認させてください。
もしかして、御教示いただいた方法はopenfoam plus だけで利用できる方法で、openfoam v4(DEXCS-OF-2016)では利用できない方法でしょうか?
( openfoam のほうで、類似のソースコードが見つかりません。)

以上 よろしく お願いします。


2018年3月22日木曜日 9時28分13秒 UTC+9 Masashi Imano:

Masashi Imano

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Apr 9, 2018, 5:46:44 AM4/9/18
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Try find command like:

find $FOAM_SRC -name "scalarTransport*"

Enjoy!

2018年4月9日月曜日 18時33分10秒 UTC+9 小南秀彰:

小南秀彰

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Apr 17, 2018, 10:56:20 PM4/17/18
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As the result,the function is not avairable for openfoam v4(DEXCS-OF-2016).

I run the tutorial for V1712 below both DEXCS-OF-2017 and DEXCS-OF-2016,
and "FOAM FATAL IO ERROR" in DEXCS-OF-2016.

chtMultiRegionFoam windshieldCondensation tutorial:
$FOAM_TUTORIALS/heatTransfer/chtMultiRegionFoam/windshieldCondensation

v1712用のチュートリアルを実施したところ、openfoam v4(DEXCS-OF-2016)では致命的なIOエラーが発生しました。
対応としては、openfoam v1706(DEXCS-OF-2017)を使うようにします。


2018年4月9日月曜日 18時46分44秒 UTC+9 Masashi Imano:
DEXCS2016_log_chtMultiRegionFoam
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