秋田大学 堀口様
kominamiです。
某民間企業でCAE/CFDの講師をしています。CFDソフトはOpenFOAMです。「工:電気・化学工学、理:物理・数学などの学科の出身」で新卒から十年くらいまでの「機器の設計開発・生産プロセス開発」をしている初心者を対象に、担当製品と担当プロセスの解析のためにCAE/CFDをツールとして利用できるようになるので講習会の目的です。CAE/CFDのコード開発者の育成を目的にしていませんので、今回の堀口様の目指すレベルと合うかなと思います。
堀口様がお手持ちの3冊のうち最初の2冊を私は読んでいますが、
私の経験から 初心者には非常に難しいと思います。
私がやっている社内講習会の場合、機械(流体力学・伝熱工学)、化学工学(流動・物質移動論)を習っていない学科の人には、
を必ず自習してきて、初日に臨むように言っています。
したがって、堀口様が担当する学生さんの属性と同じくらいかと思います。
・「OpenFOAMを含むCFD」とのことでしたら、OpenFOAMによる熱移動と流れの数値解析(第2版) 一般社団法人オープンCAE学会
の理論編(数十ページ)の内容が良いと思います。
メーカーだと研修に時間を掛けられないので、この本の簡略版のパワポテキストを作って1日×2回+半日×1回で説明し、座学だけだと身につかないので実際にCAD作成から図化までの計算演習も行います。(演習は受講者の業務課題に関係したものを持ってきてもらいます。)
Pythonのプログラム経験がある学生さんが対象なら、下記の2冊が数値流体力学の理論とPythonのコードとの対応がつくため良いと思います。
この本で扱っている内容は森北出版の数値流体力学第2版と同じくらい難しく高度なため、CFDユーザー育成を目的とした導入教育には高度すぎる内容ですが、学生さんの勉強会だと時間と回数を掛けることができるから、ちょうど良い内容と分量ではないかと思います。
・Pythonで学ぶ流体力学の数値計算法
藤井孝藏, 立川智章
・Pythonによる流体解析 (実践Pythonライブラリー)
河村 哲也, 佐々木 桃
以上です。ご参考まで。